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……うん、めいっぱいゆっくりさせて貰うよ。
俺、この村の冬しか知らないけど、好きなんだ。
賑やかなのもいいけどさ、雪に全部の音を奪われたみたいに、真っ白な静かさ、みたいな。
[緩やかな微笑み>>89が何だか照れくさくて、そう言って笑う。
繰り返された感謝の言葉に、照れ隠しも続かなかったけれど]
[中に、と告げた後の何処か歯切れの悪い様子>>90に瞬いたけれど、すぐに続けられた同意の言葉に笑みを浮かべて]
ん。それじゃ、行こう。
[長めの上着の裾と重力に従う儘の左腕を揺らし、マテウスと共に聖堂へと向かう。
扉を開いた後は二三の言葉を交わして彼らの元を離れることになっただろう]
─ 中庭 ─
……どうも、そうらしいです。
[懐いちゃった、という言葉>>94に浮かべるのは苦笑。
当の小鳥は不思議そうに首を傾いでピリリ、と鳴く]
……まあ、そういうもの、と思ってしまえば。
仕事自体は、冬の間にゆっくりできますし。
[お疲れ様、との言葉>>95に苦笑は僅かに深くなる。
続いた問いかけには、一つ、頷いて]
ええ、元の場所に戻しておいていただければ。
……俺は、その間にお茶の準備でも。
どうやら、今日は来客も多いようですし。
[いつもは静かなこの場所だが、今日はだいぶ人の気配が多いと今更のように気づき、口にしたのはこんな言葉だった]
― 中庭の見える回廊 ―
[司書の言葉が解るのかどうだか、小鳥が鳴くのに笑みが浮かぶ。
彼の苦笑はそのままで、返る言葉に一つ、頷く]
冬の間は動けなくなるもんな、ここ…だから今日来たんだけどさ。
それじゃ、とりあえず置いてくるよ。
ああ、そう言えば、さっきエルザちゃんも来てたな……
[来客が多い、との言葉に思い出したようにそう加えて]
それじゃ、また後で……
[そう言って、離れようとして、すぐに振り向いて]
あ、そうだ、今日はパイ焼いて来たんだった。
シスターに預けてあるから、よかったら使って?
[味の方は自信ないけど、と笑って、今度こそ図書室へ向かおうと]
─ 中庭 ─
ええ……その分、雪解けと春の訪れは、何よりも得難く感じられますけど。
[冬の間は動けない。
実際に接した時にはひたすら驚いたものだったが、そろそろ真白の封にも慣れた]
そうですか……人の集まる日というものは、集まるものですね。
[エルザも、との言葉に一つ瞬いた後。
振り返りながら向けられた言葉>>100に、瞬いた]
……ありがとうございます。
[間を置いて、浮かぶのは少しだけ稚い笑み。
甘いものは嫌いではないが、作る方はそれなりだからこの差し入れは、素直に嬉しかった。
笑みは間を置かずに解けて消え、図書室へと向かうエーリッヒを見送った青年は、は、と小さく息を吐き。
食堂を兼ねる談話室へと足を向けた]
― 図書室 ―
あ、直ってる。
[幾冊目か、手に取った本に修繕の跡を見つけて、軽く指で撫でる。
こういった仕事の丁寧さに関しては、気に食わないながら娘も認めている。口に出して言う事はこれから先もきっと無いだろうが]
……ま、このくらいにしとくかな。
[先の本を手元に加えてから、今一度辺りを見渡した]
― 図書室 ―
[図書室につくと小さく深呼吸をする。
中庭と中庭近くの回廊に兄と慕う人と、
図書室の司書をしている人を見かけたが、話をしているように見受けられたから、そのまま通り過ぎて。]
……ここも久しぶりだなー。
[小さく呟きながら、本の背を撫でる。
幼い頃は父親とともによく来ていたのだが、
成長と共に足が遠退いていた。]
─ →聖堂 ─
どこから集めてきたのかは分からないが…蔵書量は多いな。
[本を読むのは苦ではないのだろう、楽しいと紡ぐアーベル>>97にマテウスは同意の頷きを返す。
マテウス自身は身体を動かす方が性に合っているため、あまり利用することは無いのだが、樵の仕事のために森へ入り始めた頃は様々な知識を得るために訪れることもままあった]
18年前か……そうか、そんなにもなるか。
[所帯を持つ少し前だな、とは心の内だけの言葉。
焦げ茶の瞳をアーベルに向けていたため、落ちる彼の視線に釣られマテウスも彼の左腕に瞳を向ける。
顔に苦い色が垣間見えて、湯治の理由がそこにあることを何となくではあるが悟った]
―聖堂→図書室への回廊―
[父娘から離れた後、周囲に尼僧が真実居ないのを確認し。
残念気に溜息を零して聖堂を抜けるよう足を進める。
誰も居ない中庭を見遣り、白積む様子に目を細め]
……あ。
[視線の先に、金色。
声を掛けるつもりはなかったが、行き先は同じだろうかと首を傾いだ後に]
珍しい気がするなあ、こんなに人が居るの。
[ぽつり、小さく呟く。
思考に浮かぶのは雪道に刻まれた登るばかりの幾つかの足跡。
数えもしなかったけれど、ここに一体何人居るのだろう]
[取り留めもない思考のまま、進む足取りは酷くゆっくりとして]
─ 厨房→談話室 ─
[厨房に向かう前に談話室へと立ち寄って、暖炉の具合を確かめる。
食堂も兼ねるそこは、訪ねてきた人々の憩いの場として使われる事が多いから、温もりは絶やさぬように、と常に気遣われていた]
……大丈夫そう、か。
[火の具合と、自由に使えるひざ掛けの準備を確かめた青年は厨房へ。
竈の火を起こし、お湯を沸かしてお茶の準備をする。
肩に乗ったままの小鳥は、遠慮するように身を縮めて大人しくしていた]
……と、これか。
[お茶の準備をしつつ、台の上のバスケットに目を向ける。
その横には、小さなメモが添えられていた。
記されているのはバスケットの中身の作り手が誰かと、自衛団長と大事な話があるから、しばらく来客対応ができんい、という老尼僧からの伝言]
……団長殿が? 珍しいな……。
[小さく呟きながら、お茶の支度を整え、談話室へと戻って行く]
─ 談話室 ─
[老尼僧が団長と話をしているのを知っているため、勝手知ったるが如く進路は真っ直ぐ談話室へと。
部屋に足を踏み入れれば、暖かな空気が冷えた肌を包んだ。
温もりをしっかりと肌で感じながら、安堵するように大きく息を吐く]
…しばらくは持ちそうか。
[焦げ茶の瞳を向けるのは暖炉傍に積まれた薪。
今のところは十分な量が運び込まれているようだった。
冷えた身体を温めるため、しばらくは暖炉の前に佇む]
― 回廊→図書室 ―
[差し入れに、笑みと共に礼が返れば>>101こちらも笑って、軽く手を振って図書室へと向かう。
先客がいるのは聞いているから、できるだけ静かにドアを開けて目的の書架へと]
……えっと、ここ、だよな?
[並んだ本と、手元の本の背表紙を見比べて、間違いがないと判れば借りていたそれを書架へと返す。
そうして、何か面白いものはないかと書架を辿れば耳に届く声>>108]
……あ、まだいたし。
[考えて見れば読書好きの少女がここに居残るのは当然で。
その言葉の中に聞こえた名前には、少し意外そうな顔をして。
だけど、こちらから声を掛けることはしない。
見つけられたなら挨拶くらいはするだろうけど]
─ 談話室 ─
締め出された?
……そう言えば、俺にも声がかかりませんでしたし……。
[いつもであれば、来客があればすぐにお茶の準備を頼まれるのにそれがなかったというのは珍しい。
余程大事な内容なのか、と首を傾ぐものの、推測もたたず]
ともあれ、それならお話が終わるまではどうぞごゆるりと。
今、お茶を淹れますので。
エーリさんがパイを焼いて届けてくれたので、よかったらご一緒に。
[一先ず、考えるのは止めて、お茶と菓子とを勧めてみた]
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