91 白花散る夜の月灯
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[朝から甘いものしか口にしていないが
カルメンにとってはよくある事だから気にも止めない。]
ご馳走さまでした。
[満足そうに一つ息を吐いて手を洗う。]
さあて、食べた後は動かなきゃ。
まずは此処のお掃除しちゃいましょ。
[ストールを折り畳み調理台の片隅に置いて
床を掃いてから布巾で隅々まで磨き上げる。
週に一度、二度、聖堂を訪れては
こうして目についた場所の掃除をして帰るのがお決まりになっていた。]
そろそろ水も汲んでおいた方がいいかしら、ね。
[水桶の一つを持ち出して厨房にある勝手口から
井戸へと足を運んだ。**]
(163) 2014/01/10(Fri) 02:59:23
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 03:03:44
―図書室―
[エミーリアに向けられていた視線が急にこちらを向いて>>147、思わず瞬く。
数度の瞬きを繰り返した後に首を傾いで]
……必要ないと思うけどなあ。
今のままで充分可愛いと思うけど?
[何故そんなことを言うのかわからないとでも言いたげに問う。
エミーリアに向かいもしない藍鉄色の視線が、一切の他意の無さを示していた]
[辞去を告げたのは、その後]
(164) 2014/01/10(Fri) 19:32:57
―図書室→回廊―
[更なる問い>>160を背に聞きながら扉を潜り、振り返りもせずに回廊を歩む。修道院の奥へと幾程か進んで、から]
――もう、終わったよ。
[独白の様にぽつりと、静かに零して。
それから振り返る顔には、何処か申し訳無さげな苦笑が浮かんでいた]
なんて、ね。
ごめん。手伝ってほしいことなんてなかったんだ。
エミーリアは俺たちが居ると笑わないから、さ。
[態良く男二人を揃って図書室から離れさせたかったと白状する。
そうして]
……何処、行こうか?
[困ったように笑った**]
(165) 2014/01/10(Fri) 19:34:24
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 19:37:44
― 図書室→回廊 ―
[湯治客の呟き>>164は聞こえているのかいないのか。
回廊を暫し歩いた所で返された答えに、ぴた、と足が止まる]
……え?
[苦笑と共に落ちた言葉に小さく相槌を打ちながら]
ああ…そういう事か。
なんか、気を使わせちゃって悪かったなぁ…
[ぽつ、と落として苦笑にも似た笑みを浮かべる]
ミリィちゃん、あんな調子だけど、元はいい子だって知ってるからさ。
なんでああなったか、俺も知らないけど……
俺の事、ああ言う事で気が紛れるなら、直球で相手した方がいいかなって。
面倒だ、って言ったけど、それと心配するのは別だし。
[ぽり、と頬を掻いて、視線を逸らして]
(166) 2014/01/10(Fri) 21:16:29
― 図書室 ―
ありがと、ごめんね?
[ミリィの言葉>>157に、謝罪も口にして。
兄と慕ってる人の言葉>>159に苦笑が浮かぶ]
(その言い方はエリィ兄ぃも傷つくだけだと思うんだけどなあ。)
[浮かんだ思いは口には出さず。]
エリィ兄ぃ、とそっちのお兄さんはまた後でね。
[出ていく人たちに、そう声をかけた。*]
(167) 2014/01/10(Fri) 21:17:31
それにさ、普通に心配とか言ったら、あの何倍もの言葉が返ってくるし?
それなら、冗句に紛れさせて笑った方がいい。
余計なお世話、って言われるだろうけどなー。
[最後の言葉に乗せるのは苦笑とは違う笑み。
そして、行き先について困るのを見て]
決めてなかったなら談話室に行こうか?
ライヒ君がお茶淹れるって言ってたし、図書室もここも寒い…体、冷えたんじゃない?
[そう提案して、否が返らなければ談話室へと。
その道すがら、気になったことを湯治客に耳打ちする]
……そのままで充分、って、さ。
もしかして、ミリィちゃんの事、気になる?
[問う側からすれば、とても真面目な話だった**]
(168) 2014/01/10(Fri) 21:18:12
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 21:18:50
― 談話室 ―
特別だと、教えて貰えないかなあ。
[小さな弟にも手がかかるため、料理は習うのでなく手伝いながら少しずつ覚えているところ。そんなレシピ>>154があるなら聞いてみたいのだけれどと、父の言葉に想像を膨らませ]
はいっ。あーん!
[身を乗り出してくる父>>155の口元に、食べかけのパイを差し出した。弟にするのと同じ所作となったのはご愛嬌。
心中に隠されたものは知らず、我が意を得たりとばかりに頷き返す]
(169) 2014/01/10(Fri) 21:23:16
役者 エーリッヒは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 21:23:36
― 談話室 ―
ライヒアルトさんは、もう食べた?
[お茶を入れてくれた司書に聞こうと顔を向けて、肩に乗っている小鳥>>132の上で視線が止まった]
ピ…小鳥さんは?
[勝手につけてた名前を呼びそうになって言い直しながら、頬を押さえていた手にパイの欠片を乗せて差し出してみる]
(170) 2014/01/10(Fri) 21:29:39
[今から10年ほど前、今よりは旅人も多かった、夏の日のこと。
宿屋の娘が日が暮れても家に戻らず、騒ぎになった事があった。
本人は翌朝になって帰って来たけれど、何処かで引っかけたような傷をあちこちに作っていたり、服も随分と汚れてしまっていたり。
何をしていたのかと問い質された娘は、『逃げてきた』と呟き、それ以上は何も言わなかった。
宿には丁度男の宿泊客が1人いて、彼女が居なくなる直前に2人で話しているのが目撃されていた。
失踪事件のあった翌日、彼の使っていた部屋はいつの間にか空になっていた。
人懐こかった娘の態度に変化が現れ始めたのは、それから数日後のこと。
最初は知らない男性を避けるようになり、次第に知り合いに対しても距離を置き始めた。
傷を広げてはいけないと、事の仔細は一部の人間以外には伝わらず、未だ単なる迷子事件だと認識している人も多い。
その冬訪れた少年に問われた人>>149が、どちらだったのかは分からないが]
(171) 2014/01/10(Fri) 21:32:16
― 図書室 ―
うるっさ。
だからー、どーせ客来ねーんだからいいんだっつってんの。
[なお、言葉遣いの方は事件に関係なく元から宜しくない。
笑い声に顔を思い切り顰め、その後笑わずに言われた言葉にも渋面のまま]
つーか面倒面倒言うなら構うなっての。
そんなんだから嫁さん来ないんだよ。
[やっぱり直球で返って来た言葉>>159に口を尖らせる。
が、最後に関しては他人の事は言えない]
(172) 2014/01/10(Fri) 21:32:36
[と、先のように大半の男性に対しては棘を振りまくのだが。
この場にいるもう一人に対しては同じようで、少しだけ様子が違っていて]
―― ……。
[こちらを見もせず零される言葉>>164に、何も言わず、ふいと顔を背け。
そのまま男性陣が部屋を出て行くまで、そちらを見ようともしなかった]
(173) 2014/01/10(Fri) 21:32:50
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 21:34:17
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 21:35:29
─ 談話室 ─
[お茶を淹れてパイを勧めた後は、カップを片手に窓辺近い気に入りの場所へと落ち着く。
交わされる親子のやり取りはどこか温かくて、ふ、と天鵞絨に柔らかな色が浮かぶものの]
…………。
[直後に、頭の芯が痛むような心地がして、その色はとけて消える。
少女の問いかけ>>170はそれと前後して届き、青年の意識を現実へと向けた]
いや、俺は後から。
[老尼僧より先に食べるのは、少しだけ気が引るから、との理由は口にせず]
(174) 2014/01/10(Fri) 21:51:02
この後の仕事の合間の楽しみにしようかなって。
[冗談めかした口調で言って、微かに笑む。
肩の小鳥はこきゅ、と首を傾いだ後、差し出された手に興味を持ったかのように、ぱたた、と少女の許へと飛ぶ]
あ、こら。
[静止する間はなく、当の小鳥は少女の手の上へと飛んで。
「これなーに?」と言わんばかりに首を傾いだ]
(175) 2014/01/10(Fri) 21:51:19
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 21:52:44
― 図書室→ ―
……ねー、悪いけどさ、エルザ姉さん。
アタシもーすぐ二十歳だよ?
[男性陣がいなくなった後、決まり悪そうに言う。二度ほど撫でられた事に対してだ。
別に嫌という訳ではないのだけれど。
言いながら借りて行く本の題名をメモして、机の上に置いておく。折り合いが悪い相手だが、一応毎回欠かさずやっている事だ]
……ま、いいや。
本選んだし、そろそろ出るよ。姉さんは?
[此処に残るか、共に出るか。
相手がどう答えたにせよ、それから自身は本を抱え直し、言った通りに図書室を後にした]
(176) 2014/01/10(Fri) 21:58:57
―回廊―
[足を止めた彼>>166より少し遅れて靴で奏でる音を止める。
苦笑に似た笑みに、返すのは真実苦笑を]
違うよ。俺が利用させて貰っただけ。
……俺が、あそこに居たくなかったんだ。
昔のエミーリアは俺も知ってる。ずっと前から知ってるんだ。
だから俺には、エミーリアは無理をしてるように見える。
……詩的な言い方をするなら、茨を纏っているように、ね。
[触れようとすれば手を伸ばした人を傷付けて。
けれど茨が棘を伸ばすのは外側だけではないから、纏うその人も。
そう表現した言葉は多少おどけていたけれど]
だから俺はあまり近付かないようにしてるんだ。
心配、だからね。
(177) 2014/01/10(Fri) 22:06:08
[冗句に紛れさせる心配と沈黙の心配。
心配である事実は変わらないけれど]
……俺は意に沿わないことをしちゃったみたいだね。
[ごめん、と零しながら、回廊の先を見遣る]
……そうだね。お茶、貰いに行こうかな。
[温めれば左が多少滑らかになるのは事実。
それに、身体の芯が冷え切っているのも事実なのだ。
提案>>168に否が返る筈も無く]
[耳打ちされた言葉は矢張り思いもしなかったもので、一体何度目かの瞬きが繰り返される]
……幼馴染みたいなものですから?
それ、そのままお返しするよ。
[取り直した後には意趣返しのような不敵な笑み]
(178) 2014/01/10(Fri) 22:06:42
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/10(Fri) 22:08:58
─ 談話室 ─
後でのお楽しみ。
それもいいなあ。
[司書の変化>>174には気付くことなく無邪気に問いかけ。
冗談めかされた言葉>>175も素直に受け取り、もう一つは貰って帰り母たちと一緒に食べようかと考える。二つ目の天秤は、三角形のパイに傾き始めていた]
じゃあ、小鳥さんもまだなんだ。
先に味見して、ライヒアルトさんにどれだけ美味しいか教えたげて?
[やってきた小鳥に笑顔で無茶を言いながら、パイの欠片をちょんちょん押して勧めた]
(179) 2014/01/10(Fri) 22:10:27
─ 談話室 ─
[返る言葉は邪気ないもの。
少なくともこちらには、異常があったと気取られてはいないらしい、と判じたら、無自覚小さく息が漏れた]
[蒼い羽根の小鳥は、笑顔と共に向けられた言葉>>179に、円らな瞳を少女に向けた後、ちょんちょん、という感じで欠片を啄ばみ始める]
……まったく。
食い意地が張ってるんだから、こいつは。
[その様子に呆れたように言いながらも、強く押し留める事はしない。
菓子の類を食べさせるのはあまりよくないのはわかってはいるが、場の穏やかさについ、飲まれていた]
(180) 2014/01/10(Fri) 22:19:39
10人目、ピアノ奏者 オクタヴィア がやってきました。
[品の良い外套に、手入れの行き届いたツヤのあるブーツ。
暖かな帽子から零れるのは、艶やかな金の髪。
手に持つ革の鞄も余程見る目が無い者でなければ質の良いものと一目で解るもの。
見た目だけならば、どこかの貴族の御婦人と言い張っても騙しきれるだろう。
だが]
…ったく。
あいっかわらず寒いわねぇ、この時期は。
[ぽつりと落とした声は低く、明らかに女性のそれとは違っていた]
(181) 2014/01/10(Fri) 22:23:39
─ 談話室 ─
さて、それは聞いてみないと分からないんじゃないか。
[娘の好奇心>>169にはそう言葉を紡いで。
分けてもらったパイを咀嚼した後に茶を口に含む。
ライヒアルトに問いかける>>170のは耳を傾けるだけにして、視線を当のライヒアルトへと。
じ、と見詰める形となったのは半分は偶然、半分は必然。
何かのいろが消える刹那が目に入ったものの、気のせいかとも取れる短いものだったため、意識はその奥、窓の外へと向いた。
仕事柄、天候の機微には聡く、雲行きにほんの少し焦げ茶の瞳が細まった]
(182) 2014/01/10(Fri) 22:31:13
とはいえ、雪が降ってなかったらそれはそれで心配だわね。
今年も無事お父様の怒鳴り声を聞いたことだし、早く宿に行って温まりましょ。
[革の鞄を持ち直し、宿へと歩き出した彼の素性は以下の通り]
───────────────
■名前:オクタヴィアン・ウドヴィル Octavian Woodville
■年齢:32
■職業:ピアノ奏者
■経歴:いろんな意味で名が売れている新進気鋭のピアノ奏者。
元々はこの村の出身だったが19年前に村に訪れたピアノ奏者に腕を見込まれ弟子入り、そのまま彼女についていく形で村を離れた。
11年前から休暇の度に村に戻ってはきているが実家から出入り禁止を申し渡されている為、基本は宿屋に部屋を取って1〜2週間程滞在する。
簡単ではあるがピアノの調律も出来る為、滞在中にピアノの調律・演奏を頼まれれば基本引き受ける。
(183) 2014/01/10(Fri) 22:32:19
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