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「さっき君も聞いただろうが、
ブリジットは森で、”何か”を見たかもしれなくてね。
重要参考人なんだ。
君も数年前に女性が森で殺された事件は知っているだろう?
ブリジットはその女性が残した、ただ一人の子供だったんだ。」
[ギュンターはイリーネの表情の変化を見ている]
[それを受けるのは、冷めた瑠璃の眼]
……なるほど。
[形式的に、頷いてみせる]
…その、“何か”……と、今回の件………
関係が……ある…かもしれない、と…?
[目立った変化は見られないものの、長い前髪の下、僅かに眉が顰められたのは解ったろうか]
[階段を降りて来れば、何か、どこか空気が違うような気がして、思わず、肩の仔猫と顔を見合わせる]
……なんか……あったの、か?
[誰に問うでなく、呟く声はややかすれていて]
[感じたのは、不安。
その空気が、少しだけ似ていたから。
似ているという感覚は、記憶を蘇らせる要素に十分なり得る]
……あの時と……同じ?
[できるなら、それは否定したい可能性なのだけど]
[ほんの一瞬、物思いに囚われていたかのようで、呼びかけに、すぐには反応できず。
仔猫の声で我に返り、数度、瞬きをしてからオトフリートの方を見る]
あ、ああ……。
寝てばっかりだと、逆に辛いし、な。
─厨房─
「イリーネ、言い直そう。
殺された後、”森の中で喰われていたんだ。”」
[ギュンターは煙草を取り出すと断りもいれずに火をつけた]
「この辺りは、野生の狼も生息している。
森の中で殺されたのであれば喰われるのは道理だよ。だがね…」
[煙草の灰をポンポンと落とし]
「ブリジットは当時から奇矯な行動をとる癖があったらしいじゃないか。そのブリジットが当時家に居たというのも、近所連中の話でしかない。それも、ブリジットの母親がブリジットが普段どうしているのかを、母親自身が近所に話した事を鸚鵡返しに証言しただけだ。」
[わざと感情を誘発するような、ねっとりとした言い方だった]
「事件当夜、ブリジットが家を抜け出して母親を探しに行っていたとしてもおかしくなくはないかね?」
[どうかしたかと問われ、一瞬、返すべき言葉に詰まる。とはいえ、説明しろと言われてできるようなものでもなく]
いや……ちょっと、な。
[掠れ気味の声で言いつつ。左の手は、無意識に蒼の花弁の辺りを掴み]
[その様子をじっとみて]
隠しごとはよくないとおもいますけど。
[しかし、言ってもきかないと思っているのか、溜め息を吐いて]
で、何かたべに?
[敢えて言葉を濁していたのにずばりと言われ。小さく息を吐く]
……私は、彼女を……よく“知らない”から………
何とも、…言えません…が………
[柔らかな花の香りに、煙草特有の匂いが混じりゆく。
咳を一つ。漂う煙に眼を伏せ、左の手で口許を覆った。煙から庇うのと同時、表情を見せないようにする為か]
……一つの、考えと…しては……あり、でしょう…ね。
[曖昧な、物言い。]
[たとえ異なっても、無理矢理に見た事にしそうだとか、いっそ犯人に仕立てあげそうだとか――素直な感想は、口にはせず]
[隠し事、という言葉には、ただ、苦笑を浮かべるだけで。
それでも、続く問いには素直に頷く]
軽いもの、食べられればいいんだが……。
あと、ココア、飲みたくなった。
ココアですか
[くすっと小さく笑うと、]
わかりました、
だからそこに座って休んでて下さい。
[まだふらついてるでしょう?と]
……無理に自分で入れるとか言ったら、殴られそうだしな。
[冗談めかした口調で言いつつ、暖炉近くの空いている椅子に素直に腰を下ろし]
……でも、厨房……込み合ってる感じだな。
[そちらを見やって、ぽつりと]
─厨房─
「そのうち君にも何か聞くかもしれないな。」
[煙草の先を潰して火を消すとゴミ箱へと捨てたが、その間もイリーネから視線は外されなかった]
「何か思いついた事があれば何時でも話に来たまえ。」
[どうやら理解出来たようだと感じたギュンターは、一度出直す事にしたらしい]
[去り際に振り返り]
「そうだ。この話は広めてくれたまえ。
この中に人狼がいるなら、何かしら反応して尻尾を出すかもしれんからな。ブリジットが人狼を見たのだと思わせれば…。」
[まるで囮になってくれと言わんばかりの口ぶりだった]
……………そう、ですか。
[一言。それきり、声は発さずにギュンターを見送って。
ちら、と居間の方へと視線を遣れば、見慣れた顔]
……居間の…方が、…あたたかい……よ。
[一度カップを置いて、灰の置かれた器を掃除しつつ、ブリジットに声をかける]
………エーリッヒや……オトフリートも…
降りて……来た、ようだし……
[最後にギュンターはこう言い残して去った]
「誤解してもらっては困るが、ブリジットが犯人だと考えてはいない。ブリジットが犯人なら、母親をもっと早くに殺していただろうからね。」
[詳しい事は言わずに、ギュンターは居間を通り外へと…]
[途中、ハインリヒの肩をバッシバッシと叩いて]
殴るよりも恐ろしい目に合わされるなら、なおさら大人しくするさ。
[くく、と低く笑って。
続いた言葉には、さすがだな、と呟く]
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