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ご挨拶とご連絡を。
お仲間さんどうぞよろしくお願いします。
老婦人襲撃の情報をWikiに載せなければならないのですが、そちらが日中に動けないようであればこちらでやっておきます。
早めに出しておかないと皆動けないでしょうからね。
お昼以降に動く心算なので、それまでにお返事が無ければこちらでやります。
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よろしくお願いします。
今日は、不定期ですけど多分昼間も覗けます。
ただ老婦人は、エーリッヒさんとの縁故が強いので、襲撃自体はお任せしてもいいでしょうか?
様子を見て絡んでいけるようなら、絡む形にしようかと思います。
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おはようございます。
誰であっても襲撃出来るといえば出来るので構いませんよ。
今から居られるのでなるべく早く出すようにしますね。
─ 夜更け ─
[酷い雨だった。
他の音を掻き消すほどの雨。
「あの日」と同じもの]
……義父さん達の努力も水の泡、か。
[抗おうとして抗えるものではなかった。
夜が更けるに連れ、「あの時」の渇望が甦ってくる]
[幼い少女が人が襲うなど、誰も考えなかったのだろう。
「エルナ」は衝動のままに両親以外の者を屠り、またその幼さから処刑を免れて、最後に両親と対峙した。
胸の傷は両親が「エルナ」を押さえ込もうとした時についた傷。
どうにか生き残るように、と手加減した結果、両親は「エルナ」に喰われた]
[その時の”事件”は事故として処理され、「エルナ」は子供のいない夫婦に引き取られた。
そして男性として、エーリッヒとして生きることを定められる。
その裏には中央が絡んでいるのだが、エーリッヒはそれを知らない]
[夜更けに雨音に乗じて部屋を出る。
足は昼の時とは異なり、しっかりと廊下を踏み締めていた。
階段を下り、1階へと向かう]
…おばさん、開けて。
私よ、エルナよ。
[老婦人が居る管理人室の前で、普段とは異なる地の声を出し彼女を呼ぶ。
最初こそ訝しんでいた老婦人だったが、扉を隔ててのやり取りの後、「エルナ」であると認めて扉を開いてくれた。
扉の前に居た人物に老婦人は驚き、怪我をさせたことの謝罪を向けてくる]
良いの、私がおばさんを騙してたんだもの。
ごめんなさい、今はああするしかなくて。
[他に知られるわけにはいかないから、と理由をつけて、管理人室の中に入れてもらった]
夜更けにごめんね。
どうしても今、お話しておきたくて。
[そう言って、先ずは集会場として使われている屋敷についてを話した。
この屋敷がマイヤーハイム家のものであったことは老婦人も知っている。
買い取りたいと言った意味は理解してもらえたらしいが、ここは村の共有財産であるため、それならば村長に話して欲しいと老婦人は言った]
そうね、それは当然ね。
分かった、ここを出られたらそうしてみる。
[微妙なニュアンスは老婦人にも伝わったらしく、訝しげな表情をされる。
それを見て、エーリッヒ───エルナは悲しげな笑みを浮かべた]
ごめんね、おばさん。
もう───……我慢出来ないの。
[重ねた謝罪の意味を老婦人が理解する前に、エルナの姿が転じ、老婦人の首から鮮血が舞った。
金の毛並み、暗い翠の瞳をした獣が老婦人の身体を床へと引き摺り落とす。
喉を噛み千切り、口の中に含めた肉と骨を音を立てて咀嚼。
ぴちゃり、ごりっ、と言う音も、引き摺り音した時の音も、激しい雨音に掻き消された]
……ふぅっ。
──…ねぇ、居るんでしょ。
あなたも食べておかないと持たないわよ。
[遠吠え──自分達にしか聞こえない聲で仲間>>*0に囁く。
これから先に何が待ち受けているのかを知るような口振り。
幼かったとは言え、その時の記憶は克明に残っているのだ。
悲観しないで居られるのは、偏に生きたいと願うため]
[仲間を姿を現すなら、獣姿のままで応じ、必要分を食べさせる。
やがて老婦人の身体からは心臓と腑が抜け落ち、床には抜け殻のような身体が残った]
…このために来たんじゃなかったのにな。
仕方ない、か。
[この19年間何も無かったのに、と言う疑問はあるが、起きてしまったことを戻すことは出来ない。
様々気をつけた上で起きてしまったのだから、これ以上は自分でどうこう出来るものではないのだろう]
片付けちゃうね。
[仲間にそう声をかけて、エルナは獣姿のまま老婦人の後ろの襟を銜える。
そのまま引き摺り廊下を抜けて、玄関を開け外へと放り投げた。
廊下と玄関には引き摺った血の跡と獣の足跡が残る]
……全部洗い流してくれたら良いのに。
[今までのことも、これからのことも。
そうすれば、また新たに…。
強い雨で金の毛並みについた紅を洗い落とす。
軒下まで戻ると身震いして雫を飛び散らせ、再び屋敷の中へと戻って行った*]
[そんなやり取りの後、やって来た自衛団長は、最初は明日に、という言葉に難色を示していたものの。
場にいる面々の同意や、後れてやって来た老婦人の言葉添えなどもあり、結局話は明日、という形に纏まって]
……まだ、誰か?
[ヘルガの声>>15に見やった先に人影を認め、確かめるような言葉を自衛団長に向ける。
返る肯定にやれやれ、と肩を竦め]
……やれ、仕方ない。
女性や怪我人、御老体に無理をさせるわけにもいきませんし……動ける者で、行くとしましょうか。
[言いつつ、視線が向くのは神父の方なわけだが。
いずれにせよ、庭で転んだ青年は無事?に、屋敷の中へと回収される事となる。**]
[拒む言葉とは裏腹に、鋭敏になった嗅覚に届く血の匂いの甘さに、足は誘われて]
.........あなたも、なの?
[聲を聞くのは初めてだった。自分と同じ存在らしき相手に会うのも]
僕...は......
[食べなければもたない、と、その言葉に、改めて飢えを自覚する。目の前にあるのは、甘い誘い。
ああ、あれは、とても甘くて美味しい...この飢えを満たす唯一のものだ、と]
[ふるり、と身を震わせると、少年の身に変化が起こる、真珠色の歯は、鋭い牙の形に、桜色の爪は、固い鉤爪に、柔らかい白い肌は、目の前の獣よりも僅かに薄い金色の毛に覆われて。
完全な狼の姿ではなく、姿形は直立したヒトのままであるのは、或いは少年の拒む心の顕われだろうか。
けれどその姿は、皮肉な事に、より化け物じみた姿でもある]
[ピチャ...]
[歩くと床に流れた血が足裏を濡らした。]
ごめんなさい......
[爪をまだ暖かい老婦人の身体に突き立て、その肉を食み、血を啜る...一番甘いのは心臓...そして柔らかい内臓も分けてもらい、飢えを満たし]
ごめんなさい...
[喰らいながら、毛並みと同じ、薄い金色に変化した瞳から、ぽろぽろと涙を零す、それは目の前の老婦人ではなく、どこか遠くへ向けられた謝罪のように聞こえたろう]
[やがて、内臓を抜き取られたかのような老婦人の遺骸を、金色の狼が引き摺って外へと向かう。
少年は、立ち尽くしたまま、それを見送った。
半分人の姿のままの自分がついていけば、足跡が残る...そんな計算が心の奥で為されていることを自覚して血塗れた口元を歪める]
神よ 憐れみたまえ...
[祈りは掠れて、細く長く響く狼の遠吠えに変わった]
[飢えが満たされれば身体はヒトのそれに戻る。その頃にはもう1人も、屋敷の中に戻っていたろうか。
少年は、涙を夜着の袖で拭い、足を濡らした血も拭って、跡を残さぬように気をつけながら管理人室を出た。
後は顔と手を洗い、血のついた夜着を始末してしまえば、何も証拠は残らないだろう]
[一度、寝室として宛てがわれた部屋に戻り、夜着は小さく切り裂いて別のシャツに包んでから鞄の中に仕舞い込んだ。
機会を見つけて、どこかに埋めるか燃やすかするつもりだった。]
......ふう......
[鞄に仕舞って閉じてしまうと、血の匂いが遠ざかり、息を吐く。]
いや、だったのに......
[ぽろりと、また涙が零れ落ちたが、口に残る甘さは、抗い難く痺れるような心地よさを身体全体にまで染み渡らせていた**]
[仲間は同じ存在に会ったことが無いらしい。
これまでを普通に過ごしてきたなら、当然のことだろう。
エルナ自身、この19年の間は会っても分からない日々を過ごしていた。
管理人室に現れたのは、同じ髪色をした少年。
幼くして村を出たと言うその子が同胞であるとは、親近感を抱かずにはいられなかった]
[謝罪を繰り返しながら喰らう人の姿をした獣。
何やら抱えているものがあるらしい。
それが気になりもしたが、あまり時間をかけられないため、食餌を終えると片付けを優先した。
玄関へと出た辺りでか細い遠吠えが聞こえる。
祈りに似たそれは誰へと向けたものか]
[エルナは少年に対し獣の姿しか見せなかった。
語りかける聲は女性のもの、姿は獣。
エーリッヒである要素は極力排除しようとした。
それは生きるための一つの手段]
人を食べるのは初めて?
[少年が部屋へと戻った後、大浴場へと足を進めながら彼へ問いかける。
温泉を利用したその場所は、沸かす必要も無いため直ぐに利用が可能だ]
私はエルナ。
あなたは?
[最初の問いに聲が返る返らないに関わらず言葉を続け、エルナは大浴場へと入った。
新しい服を置き、濡れたままの服を脱いで、現れた包帯も外す。
夏とは言え濡れたままでは身体に悪い。
嵐の雨であれば尚更だ。
冷えた身体に温泉の温度は心地良かった]
明日、きっと騒ぎになるから、覚悟しといてね。
[何でもないことのように言うエルナを少年はどう思うのだろう。
何か問いがあれば答えるが、身体を温めた後は部屋に戻りまどろみへと落ちることになる**]
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