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とにかく、具合悪い訳じゃないんだから、起きないとね。
[小さく呟くと、主人が運んでくれた食事の盆─中身はキレイに片付けられている─を手に持って]
行くよ、リエータ。
[まだどこか心配そうな黒猫を伴い、階下へと向かう]
〔広場で騒いでいる人たちの視線を今更ながら感じる〕
ああ、そうか…。
気ぃ使って、俺には知らせなかったんだな…。
〔現場には男手が必要だろう、しかし、召集がかからなかったのは、村の住人が10年前の事故現場こそその崖であり、普段からランディがそこへ近づかない事を知っているからだ。村人たちの優しさに感謝を覚えた〕
…心配、かけちゃいけねぇな。
〔意を決して立ち上がる。多少めまいがするが、なんとか歩いて帰れそうだ。寝酒はないが、どのみち今夜は眠れそうも無かった〕
…ア…。
〔呟いたのは、誰の名か〕
〔ふらつく身体を悟られないように、勤めてゆっくりと歩き始めた〕
[階下に下りれば、どこか慌しく、張り詰めたような空気が感じられて。
……昨夜の騒動がもたらしたものとは違う緊張に、主人にその意を問えば]
……崖崩れ?
[返ってきた言葉に、一つ瞬く。
それは、自分がまだ幼い頃に一度あっただろうか]
そうか……大変、だね。
道が塞がっちゃうと、ここって、外と連絡取れないんだよね、確か……。
[ふと思いついた言葉をぽつり、呟く。
主人は、すぐに復旧するから心配ない、と、笑って見せたが、言いようのない不安は、心の奥に残った]
/*
ちょっとランディの背後に惚れそうな今日この頃。
名も無き少女出してくれてるー!!
まだNPCのところにすら載せてないのにー!!
何か凄い感動を覚えた。
時間があればその描写もしようと思ってたんだけど。
え、なに、以心伝心?(ぁ
ねぇ、既に独り言が300切ってるのは何で?(アホ
*/
/中/
時制の問題で行きそこなったんですよ、ランドール先生の所。
…本当はちょっと忘れかけてた、ごめんエリカちゃん(汗)
―診療所・朝―
[まだ少し早い時間]
[店を開ける前に用事を済ませてしまおうと]
[薬師の家へと向かった]
アルヴィン先生!
起きてるでしょ、フランです!
[ノックと共に声を掛ける]
[中から出てきたのは寝不足の様子の主で]
…夜のうちに来ておくべきだったかな?
[小さく苦笑がもれた]
エリカちゃんなら宿屋ですよ。
ああ、ほら、怒らない!
病人が出ちゃったら看病してたんだよ。
本人も疲れちゃってたから泊まった方がいいってことになったの。
[簡単に事情を説明する]
[どうにか落ち着いてくれてから]
ね、そっちは大丈夫だから。
それよりお願いがあるんです。
簡易湿布用の薬を分けて欲しいの。
[ランディから伝え聞いた話をして]
[目当ての品を分けてもらった]
ありがとうございました。
それじゃ、また!
[広場の前まで戻れば]
[硬い表情の自警団員が走ってゆく]
なにあれ。
[少しその場で待ち]
[再び戻ってきた所を捕まえた]
どうしたのよ。
…崖崩れ!?
[咄嗟に聞き返す]
[復旧作業にも人手が必要なんだと早足に去る男達]
[半ば呆然とそれを見送った]
どうしよう。
足りないものとか出ちゃうよね。
ううん、買い足したばかりだからなんとか。
ああでも湿布の布とか…。
[店に戻っても]
[混乱した思考が巡るばかり]
[中で落ち着き無く歩き回っていた]
/中/
あれ、今夜はいない人多いのか。
ちと眠いから早めに上がっちゃうかなぁ。
でもカルロスさんとかにもっと絡みたい…(ぉ
─災害現場─
「おぅ!今度はそっちだ!」
あっ、はい!! 今行きますっ!
[昨夜はどうやら、家に帰りたくなかったのか、広場のベンチで眠ってしまい、自警団員に叩き起こされた。
ヘンなところで眠ってしまったせいか、かなり体はだるかったが、それでも大規模な崖崩れとあって、具合が悪いとも言えず、復旧作業に借り出されている。]
[それでもお客が来れば対応は必要で]
[必死に笑顔を浮かべながら]
[何とか夜までを過ごした]
……疲れた。
[カウンターの上に伏せて]
[大きな溜息を一つ]
[重い瞼を僅かに震わせ、ゆっくりと瞳を開く。辺りは既に暗く、窓からは月明かりが差し込んでいる。
夜──あれからずっと眠っていたらしい。自分を落ち着けるために瞳を閉じて、そのまま。身体を起こし、視線を床に落とせばパトラッシュの姿は無く。またどこかに行ったのかな、とぼんやり考えた。
自分の手を見ると握り締められているのはブルーレース・アゲートがはめ込まれたボール。自分を落ち着ける時にはよくこのボールを握り締める。これ以上自分が乱れないように──]
…皆に謝らなきゃ。
[その石の効果なのか、時間を置いたからなのか。昨日より心は穏やかで、周りのことも考えられるようになっている。1階に降りるべく着替えようとした時だった]
《ぐ〜きゅるるる…》
………。
[盛大に腹の虫がなる。昨日の晩飯を半分しか食べず、挙句朝から何も食べていないのだ、無理も無い。その場に誰も居なかったことを感謝しながら着替えを済ませて1階へと降りていった]
─宿屋・1階─
[カウンター席に座り、ぼんやりと考え事を巡らせて。
意識は完全に思考の内に没していたが、傍らの黒猫は下りてきた気配に気づき、にぃ、と鳴き声を上げつつ、ゆらりと尻尾を振って見せた]
/中/
ごめんなさい、マジに眠い。
ちと仮眠取って来ます。
無理は禁物って自分で言ったですしね。
この眠気の感じだと仮眠で十分そうなのですが。
寝落ちたらごめんなさいなのですよ。
[滞在するうちに顔見知りになった村人に挨拶しつつカウンターへ]
あ、こんばんはフラン。
…どうしたの?
何か疲れてるみたいだけど。
[カウンターに伏せるフランに首を傾げて訊ねる。その横ではエリカも心ここに在らずな様相でいて。不思議そうに首を傾げているとリエータがこちらに尻尾を振った]
こんばんはリエータ。
君のご主人様はどうしちゃったんだい?
[優しくその頭を撫でてやり、空いているカウンターへと座る]
マスター、パンとサラダ。
それにスープも。
お酒は要らない。
…昨日は騒いでスイマセン。
[注文の後に昨日叫んでしまったこと、カウンターを叩きつけてしまったことを詫びる]
[黒猫の名前を呼ぶ声に、一つ、瞬いて]
あ……こんばんは?
[カウンター席に座るディーノに、小首を傾げるようにしつつ挨拶を。
仕種に合わせて、胸元で揺れる淡い緑の蛍石が光を弾いて煌めいた]
[謝罪の言葉に主人は、いや…、と言葉を紡ぐに留め、注文された料理をすぐに持ってくる]
ありがと、頂きます。
[並べられた料理に礼を言ってから、もぐもぐと食べ始めた]
それにしても…何だか雰囲気が暗いような…。
それにいつもより人が少ない。
何か、あった?
[昨日の占い結果に相当する何かがあったのだろうか。すぐにそんな考えが浮かぶ]
[ようやく焦点が合ったエリカの瞳。その様子ににこりと笑みを浮かべて]
こんばんはエリカ。
何だか2人してお疲れみたいだね。
[フランにも視線を送って。視線を戻すとエリカの胸元で光が煌く]
綺麗だね、そのペンダント。
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