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[夕方。あれからふらふらと村の中を見て回り。やはり崖崩れの慌しさはどこへ行こうとも消えなかった。時折丘に目を向ければ、丘と自宅を行き来しているらしいエリカの姿が見えて。頑張ってるなぁ、とその姿を眺めてみたり]
[最終的に行き着いたのは広場のそばにある教会。一歩足を踏み込めばそこは外の喧騒から隔離されたように静かで、厳かな雰囲気を醸し出している]
…死せる魂は何処へと…。
忌むべき原因より散りしものは、光の国へと舞い降りることが出来るのか?
父さん、母さん…まだ、苦しんでる?
…ディ…君はまだ僕の傍に居てくれてるよね…?
[教会の奥、祭壇の前。両の膝をつき、見上げる形で呟く。その顔は泣き出してしまうかのように歪んだ]
/中/
シャロンさんもお疲れ様です。
クレアの描写予定が出ていないみたいですね。
日付変わるまでに彼女が戻れないようだったら、シャロンさんの思う形で描写しちゃってもいいと思います。
まあ、まだ2時間半ほどありますけれど(笑)
一応部屋からは離れておいてあげたほうがいいと思って纏めページには私が書きました。
捕捉した方が良ければまた書きますから、メモでもここでもどうぞ。
ん……。
[ふるり、首を振る。
また、感じていた頭痛。
薬草採りに集中している時は、意識をそちらにむけずに済んでいたから、なんともなかったのだけれど。
こうやって落ち着いていると、ふと、頭から離れない単語に意識は向かい。
……それは、頭痛を呼び起こして]
ほんとに、なんなんだろ、これ……。
考えるなって事、なのかな……でも、なんで?
ここに来る前のボクに……これに、関係があるの?
[答える者のない疑問を呟きつつ、ぎゅ、と左の肩を掴んで]
ねぇディ。
僕達ずっと一緒に居ようね。
「うん、一緒に居ようね」
[幼き日の記憶。お互いの手を取り約束した。僕らは2人で一つ。半身同士。生まれた時から常に一緒で、ずっと一緒に居るものだと思っていた。だが──]
ディ! ディ!!
嫌だよ、一人にしないで!!
ずっと一緒だって言ったじゃないか!!
[それは儚くも消えてしまった。7年前のあの日、僕は両親を失い、半身までも失った。片翼をもがれた鳥となった]
//中の人発言//
まあ、本来ならば、メモ張る必要無いのですが、張っておくほうが自然かなーと(笑)
とにかく、了解です。
と、またメモの方に張っておきます(笑)
[左の肩。
そこに残るのは、歪な傷痕。
……この村に最初に現れた時の自分は、左の肩に傷を負い、血塗れで倒れていたのだと、師は言っていた。
辛うじて息があったため、師によって救われ……その直後は、他の誰にも心を開かず、生命の恩人である師の元に身を寄せる事になったのだと]
さて、あんまりぼーっとしてると、遅くなっちゃう、ね。
レッグも心配だし、薬草片付けたら、様子見に行かなくちゃ。
[努めて明るい口調でこう言うと、左肩から手を離して。
薬草袋を片手に立ち上がる。
ずっと傍らに伏していた黒猫も身を起こし、物言いたげな視線を投げかけた]
心配いらないよ、リエータ。
わかんない事で悩んでる場合じゃないもんねっ。
[さ、行くよ、と声をかけ。
ぱたぱたと丘を下り、自宅へと走る。
黒猫は一歩遅れて、その後をついて行った]
[しばらく家族のために祈りを捧げて。床から立ち上がったのはもう陽もとっぷり暮れた頃。表情を隠すように被っていた帽子を深くし、荷物を手に教会を出た]
[外へ出ると人気はもはや疎らで、昼の喧騒は治まっている。空を見上げれば数多瞬く星が広がり、月が村を照らしていた]
………。
[その光景をどこか無感動な様子で見上げ、視線を戻す。無言のまま、足を向けるのは宿屋の方向。ゆっくり、ゆっくり歩を進める。辿り着く頃にはいつもの表情に戻っているだろうか]
ディ…いつも一緒だって言ったのに。
僕を置いてどこに行っちゃったの?
一人は嫌だ。一人は寂しい。
[膝を抱えて泣きじゃくる。ふと視線を上げるとその先には鏡があって]
…ああ、同じ顔はここに在るのに、ディの姿はもうここには無い。
ディ、どこに居るの?
僕の傍に居てよ、お願いだから…。
[それから僕は思い込むようになった。
──ディはいつも僕の傍に居ると──
そうさ、ディはいつも僕の傍に居るんだ。僕らはいつも一緒なんだ。どこへ行こうが、いつも一緒に──]
/中/
シャロンさんの意向確認しました。
ぱっと見て死んでいないかのような襲撃ってことで了解です。
(原稿ないので明日以降の描写で了承ください。)
遺体は寝かせておきます。背中をざっくりと、ってことでよいでしょうか?(多少内臓は痛めるやもですが心臓には傷を付けません。)
もし他に何か良いイメージがあれば提案いただけると。
箱前ついたら再度顔を出します。
─自宅─
[帰りつき、薬作りの手伝いやその後片付けなどをこなしている内に、日は暮れて。
師のための夕食を用意すると、自分は治療道具の一式を持って、宿へと向かう。
緊急時に対応できるよう、応急処置の道具を宿に置いておこう、という事になったのだ]
……まあ、使わずに済めばいいんだけど……。
[小さな呟きを、夜闇に溶かして。
足早に、宿へ向けて駆けていく。
黒猫がその傍らをちょこちょことついて行った]
[ギイィ。宿屋の扉が悲鳴を上げる。扉を開けて中に足を踏み入れるといつもの笑みを浮かべて主人に声をかけた]
マスター、ワインとチーズ。
それにサラダお願い。
[入るなり注文をして、荷物を持ったままカウンターへ。席に付くとそれらが出されるのを待った]
―雑貨屋・夜―
予想以上になっちゃった。
これはまた先生にもお願いしないとかな。
[一気に半減した湿布を見て]
[軽く溜息をつく]
向こうだって忙しいだろうしな。
どうしたものやら。
[封がされたままだった箱を開け]
[新しい布と包帯を出し]
[それを棚に追加して]
ま、なるようにしかならないか。
[宿に駆け込み、まずは息を整えて。
それから、場にいる人々にこんばんは、と挨拶を。
抱えたバスケットに主人が不思議そうな目を向けるのに気づくと、それをカウンターに置いて]
これ、基本的な治療道具の一式ね。
撤去工事中に怪我人でた場合に、対処できるように、って。
[だから、預かっといてね、との言葉に、主人はやれやれ、と言いつつ、それでも頷いた]
……で、怪我人は、大人しくしてる?
[カウンター席に座りつつ問えば、薬は飲ませたから、との言葉が返り。
後で、また様子見ないと、と呟きつつ、パンとサラダ、スープを頼んで]
[半分眠りかけていたところへ馴染みの声が聞こえて薄目を開けると、カウンターにディーノが座ったところだった。
伏せの姿勢から上半身を起こして座り直し、尻尾を微かに振って――というより、もうディーノの姿を見るとオートで尻尾を振る癖がついているようなのだが――お帰りの挨拶をした。
続けて駆け込んできたエリカの慌しい様子には、一瞬目を丸くしたものの。矢張り同じように挨拶を。]
[出されたワインに舌鼓をうっているとエリカが駆け込んできて。何事かとも思ったが何か事件が起きたわけでもなさそうだったため、向こうの用事が終えてから挨拶する]
こんばんはエリカ。
今日は大忙しだったみたいだね。
[昼に見かけた姿を思い出してにこりと笑む]
・・・はい・・・そうです・・・なので、卵粥頂けますか?
[シャロンは階下の食堂にて、マスターにクローディアが目を覚ましたことを伝え、簡単な食事を頼んだ]
・・・いいですよ。
今まで、充分待ちました。あと少しぐらい待つことぐらいなんてことないですから。
[そこまで話すと、すぐ横でエリカがマスターと話をする姿が見えた]
ああ。エリカさん。
ちょっとよろしいでしょうか?
[台の上を片付けて]
[いつものように店から出る]
さて。
姿を見なかった人たちは大丈夫なのかね?
[酒場の扉に手を掛けて]
[ふとそんなことを思った]
[目端にパトラッシュが起き上がったのを見止めればそちらに視線を移し]
や、パトラッシュただいま。
君も何か食べるかい?
[訊ねたところで主人から、昼は食わせたぜ、と渋い表情のまま告げられて。それには微笑んで、ありがとう、と礼を言う]
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