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なん……だよ、これ……この感じ……。
[掠れた呟きがもれる。
同時に感じる、奇妙な不安。
それは、何を意味しているのか]
……っつ……。
[考えようとした矢先、頭の芯に鈍い痛みが走り、その痛みが更に不安を煽った]
[見えない手が頸へ添えられ、フユの顔の向きを変えさせたように
フユはモモの死体を振り返る。]
————見ただろう? ……簡単な
………………ことだ。
[もう一度振り返った。
そこには桜色の]
何か聞こえる。
何かが呼びかけている。
……でも、一体、なに?
……知らない感触じゃない……けれ、ど……。
[でも、それが何、と。明言する事は、できなくて]
まだ3才だったもんな、お前。…今年はどうする?
「帰るよ。その日だけ」
[相変わらず外を見たままで、会話は続く。
幼い頃に他界した父の命日が近づいていた。]
「あんまり長くいたら、お母さんたちの邪魔になるし」
……たち、って?
「あーほら、やっぱり気づいてない。」
何だよ。
[軽く叩こうと右手を振り下ろすと、友梨は笑いながら逃れようとする。少しだけ昔に戻ったようだった。
――が。
その動きが止まった。]
響子会長?
[ドサリという音に振り返る。
シャツのボタンを留めながら、今まで話していたその人を]
どうしたんですか!?
[倒れ伏したその人の。
風呂上りのはずのシャツはどうして赤い。
どうしてその赤は濃くなってゆく]
な――
[理解が現実に追いつかない。
けれど本能は全身に警鐘を鳴らして。
ひゅぅ、という音を立てて息を吸うと、その場から駆け出した]
[様子のおかしいマコトに気付いて、声をかけようとして…その匂いに気付く。雨上がりの空気を淀ませる、生臭い匂い…]
………
[踵を返し寮内に駆け込むと、その異臭は更に強くなる。やがて、目に入ったのは…緋色の華………]
……ただし。
[顔を覆った手の隙間から漏れる声はフユのもの。]
代わりって訳じゃあないが、
お前のこの
[手がフユの顔の上を滑って]
身体と
[指先が喉をなぞり、胸の中心で止まる。]
正気と
[指が、身体を離れた。]
周りの奴らの命を頂くことになるがな。
だがそれも構うまい?
お前の望む静寂を得る為に、最も簡単な方法は
奴らを皆殺しにすること、だ。
おれがその為の力を与える
おれがお前の心を強くする。だから、恐れることも
憚ることも……無い。
[心がざわつく、強風を受ける水面のように。]
[2年生らしき男子の言葉が遠く近く聞こえた気がした。]
[思わず、彼女は自分自身を両の手で抱きしめた。]
[数度、頭を振る。
周囲の音は、聞こえない。
ただ、言い知れぬ不安を感じて。
……前にも感じたような、そんな感覚。
それは、錯覚だろうか?]
…………部屋。戻らないと。
[機械的な呟きがこぼれる。
そのまま、ふらふらとした足取りで、三階の自室へ向かう。
あちこちでおき始めている異変には、気づいた様子もなくて]
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