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こんな夜にこんな所に突っ立っててもしょうがない。
[話し込んでいるアズマとショウから視線を外した。]
それにしても。ウミは、強い子だね。
[ヒサタカの後を通ってフユは寮へ。]
[マイコをベッドまで運んで貰い、感謝を述べてヒサタカを送り出す。
それから衣服を緩めたりなんだりと苦しくないようにして]
―――。
[数瞬、その寝顔を見つめ]
…おやすみなさい、舞ちゃん。
[そう言うと明かりを消して扉を閉める。
それからゆっくりと自分の部屋に*戻った*]
音色と親しい子。
ヨウコは羨ましかった。
[マイコを見下ろし憑魔が哂う]
いつも元気いっぱい。
きっと普通の人間でも力は溢れてる。
[それでもまだ手は出さずに]
まぁ、ヘーキなら…いーんスけど。
無理はしちゃダメッスよー?
[目元を擦った相手に、不安も過ぎったが
無理強いする事でも無いし、と思い直して。
相手の返事に、りょーかい、と。軽く返事を返す。
と、続きかけて消えた言葉に、ん?と首を傾げるも
投げられたボールに、咄嗟にポケットに突っ込んだ片手を抜いた。
一度弾いて、今度は両手で受け止めて。]
…センパイの部屋っスね。
ういス、頼まれましたー、と。
[気をつけて下さいね、と。左腕にボールを抱えると、
ヒラリ手を振って。そのまま寮へと*足を向けた*]
/中/
何だか自分でも訳分からなくなってきましたがw
どこか幼いのは、憑魔としての経験不足(?)と、憑りついた心の闇が葉子の幼少時からのものだからです。
忙しい両親は、あまり頻繁に構うことが出来ず。
付き纏っているとついつい「煩い」と言われてしまうことも多かったので、優等生であろうと背伸びし続けてきていた、そんな子のつもりなので。
例によって途中で変化するかもしれませんけれどね。
それじゃ、おやすみなさいです。
ん。じゃなー。
[へらり、笑みを浮かべて見せて。
相手の返答に頷いて、裏庭へと駆け出す。
感覚はあるのに、何処か、*現実味がなかった*]
[ツインテールの女子の背をぼんやりと見つめ。]
死、ぬ………?
ばかばかしい……。
非科学的な現実が現実のはずないわ……。
[そうして、桜に歩み寄り、幹にもたれかかるように膝を抱えて座り込み、空虚の瞳で薄紅を見上げる。]
あぁでも……この桜は綺麗。
こんなに綺麗だったっけ?
[そうして、しばらくそうした後、*寮へと戻るだろう。*]
―明け方:自室―
[意識を失ってから数刻後。
まつげが震えて、どこか遠い目が開いた。
誰が運んでくれたのか、そこがだいぶなれた寮の部屋だということに気付く。
外はしずか。
ゆっくりと起き上がって、机へと。]
……
[家族五人の写真。
隣同士に並んで、笑った。
ぽたと、雫がそこに伝った。]
……だ、たったん、だよ
なんで、あやまった……の?
[答えなどない。
涙腺は壊れてしまったんじゃないかと思えるほどで。]
/*
マイコ(メモ)>
失敬な。
一応ワタクシにも最低限の理性というか
エログロを志すものは寧ろ敢えてそれを持たねば
ならぬというか(ぶつぶつ。
昨晩のBGMは「惑いて来たれ、遊惰な神隠し」エンドレスでした。歌詞が程よく憑魔的だと思った。
*/
/*
まあ
「グロ系」というよりもうグロいと思う人が居るかなー
敢えて詩的に「あかいはな」とかまあそういう言い回しを使うよりも(それはそれで良いんですけどね)
グログロにきっちり描写したほうが
怖いだろ?
という個人的美学とか。色々です。
*/
−昨晩/学校・裏庭−
[蝉の合唱も、梟の声も聞こえない、静謐な空間。
茂る草は水分をたっぷり吸い込み、頭を垂れていた]
…リュウ―――
[普段より小さな声で名を呼び、口笛を吹く。
いつもの合図。 けれど、反応は返って来ない。
住家は学外にあるから、夜は、いつもいない。
だから、当たり前。
それでも捜そうと、1歩、先へと進んで、
叢に、鞄が落ちているのが見えた。
忘れ物―――では、ないだろう。
無造作に投げ捨てられた学生鞄の口は開いていて、
まだ新しい筆記用具やノートなどの中身が零れていた。
惨劇の痕などなく、残されているのは、それだけ。]
[それでもなんとかタオルで目を押さえて、ふらり。
まだ明るくなっていないのに、部屋の外へと出て行く。
向かう先は男子寮。
廊下は暗く、どこか現実味がなかった。
やがて辿り着いたその部屋。
躊躇いもせずに中に入ると、ベッドの脇に腰を下ろして]
亘……
すき
[小さな言葉は、*闇の中に消えた*]
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