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[まわりをしっかり見ることもなく走りまわっていたら、
自分を呼ぶこえがしっかり聞こえた]
…………せんぱい!!
[ぬれてるのも気にせず、目がけてタックル!
もとい抱きつこうと]
−校外−
んっげー。降って来たっ!
[雨粒が頬を濡らしていく。
ビニール袋を傘代わりに頭の上に翳そうとして、止めた。
逆に抱えるようにして、ダッシュで雨の中を駆け抜ける。
天から落ちる雫も、地に溜まる滴も、一緒くたに跳ね上げて]
どうせ降るなら、買い物中に降れってーの!
[雨音は文句すら掻き消す。
閉まっている店の軒先に走り込んで、その場にしゃがんだ。
雨宿りには、ちょうどいいだろう]
[―――ひとりきりの部屋。
薄暗くて、辺りは灰色の世界で。
雨降りの音は、妙に大きく聞こえて。
全てがひとつの音に包まれてしまえば、
逆に静寂の中にあるようにも思えた。
自分が、世界の中に埋没するかの如き感覚。
けれど。
耳を劈く雷鳴。
闇を切り裂く稲光。
違うのだと、知る。
その瞬間が、とても、嫌だった。]
……?!
[びちゃ]
[長身のフユの、腰あたりに綺麗にマイコの腕が巻き付き
助走の勢いもつけた見事なタックルが決まった。
フユは、壁にしたたか背中を打った。
腕の中にしっかりとマイコを抱きとめ、たんだか
飛び込まれたんだか]
っ……どした。
[錯乱した様子のマイコを抱きしめたまま。
空が光り、雷鳴が轟いた。]
雷?
[ざぁああああぁぁぁ………
夕立だろうから、待っていれば降り止むだろうか。
そんな事を考えながら、眼差しはぼんやりと、遥かな空に。
何時もはあちこちに伸びている髪は、
元気のなさそうに、額に張りついていた。
半袖のシャツも、すっかり濡れて、肌に纏わる。
気持ち悪かった。]
…早く、止まねぇかな―――
[*呟きは、天には届かない*]
[ぎゅうと抱きついてどうやらすこしふるえている]
[その音がする瞬間にびくうと身をすくませるのだから…なにが悪いかは当然よくわかるだろう]
[その日も、雨だったという。
災いの雨を呼んで来たのだと。
そう言ったあの男(ひと)は、今は、いない。
恵みの雨を齎してくれたのだと。
そう言ったあの女(ひと)は、今は、いない。
だから、いまは、ひとりきりのへや。]
─図書館─
……よっし、大体おっけ。
[ぱたむ、と音を立ててテキストを閉じる。
静寂に沈んだ空間で課題に勤しんでいる間に、幼馴染たちの間で何があったのか、などは知る由もなく]
ん……雨、降ってきたか……。
[資料を返すために立ち上がり、ふと見やった窓の外。
空から落ちる雨と、閃く雷光。
それらをしばし、ぼんやりと見つめた後、資料を片付ける]
マイコ、知ってる?
[雷鳴]
雷は「稲妻」って言って、
稲の恋人って昔の人は言ってたんだって。
そういう風に考えたら駄目か。
[小さな頭を撫でる。]
[片づけを終えて、窓越しに雨を見つめる。
さすがに、この雨の中を駆け抜けるのはまずいか、などとふと考えながら]
……雨……か。
[ぽつり、と呟いて。
ポケットに入れたミッドナイトブルーの携帯、そこについた小さな鈴に視線を向ける。
でも、それは一瞬の事で。
視線は再び、*雨の帳と雷光へと向けられて*]
/中/
うーん。
天声で桜花を出したいんだけど、タイミングが……。
まあ、慌てなくてもいいし、二人の会話が一区切りするまで、待つか。
そう。
[顔を上げて目を瞑ったマイコの額を撫であげる。]
だから、えーと
あー……ほら。こう、何て言うんだ
雷が空から地上に嫁入りしてるとか。デートに行くとか。
[こういう話は好きでは無いしフユにとってはロマンチックすぎて気恥ずかしい。]
だから会いに来る、とか ね。
[胴のあたりで、マイコの細い腕に力が篭り、
落ち着いたらしくまた少し緩まるのを感じる。
雨音に紛れるくらいの声でフユは呟く。]
嗚呼
好きな人の事を悪く言われたり……からかわれたり
その人と、他の誰かが喋っていたりしたら
嫌なものかな。
……?
[なにを言っているのかわからずにか。
じぃと彼女を見上げて]
好きなひとがしあわせになれないなら、いや……ですよ、きっと
かみなりも、いや、なのかなぁ……
[だけれどまた完全には離れられず]
…………かもね。
[見上げてくるマイコの額にぺたりと手を載せた。
呟き。]
んー。
まあ、ちょっとモモの好きな奴のことからかったら、
アイツ怒らせちゃって。
あとで謝りに行こうかな……夜にでも。
ほら、
そろそろ部屋戻るよ。
どうせ宿題とか、やりっぱなしで逃げて来たんでしょう
雷よりそっちのほうがよっぽど怖いと思うけど。
[*雨音*。]
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