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[仄かな匂いが消えても、部屋の中は自然に満ちた空気が漂って。
埃の匂いのないこの部屋が、心を込めて整えられたものなのだろうと思う。
髪へと伸びてきた手には、瞳を揺らすも逃げはせず。
私は、私へと心を砕いてくれる人を、見上げて、見つめる]
…はい。
私…ここから出られないと竜の御方に聴いて、少し疲れて…知らず眠ってしまったらしくて。
[落ち込むように垂れた頭を、青年の手が優しく撫でる。
自然のまま――梳かれる事なく流された髪は、少々引っかかりやすくはあるだろうけれど]
こんな…運ばれても目覚めないほど深く眠ってしまうとは…。
エィリ殿の言う通り…きちんと休むべき、なのですね…。
んーー。
とりあえず、服ぬげ、服。
…あ。
[アーベルのシャツに手をかけて、小さなボタンを取ろうとしたがぷち、と音がして一番上のボタンが指に残った。
すまん、と口の中で言って自分で脱ぐことを促す。]
[彼の御方…青の髪の青年の現状など知ず、届くコエに意識を戻す]
…ぃえ…大丈夫。
昔の知人が…恩人でもある御方が、心配して来て下さって。
少し、驚いただけ…。
[コエを返しながら、私は思い出す。
彼の竜も「無理はせずに」と、私へ言っていた事を]
…しばしこの屋敷で…休ませていただきまする。
このような状態では、お手伝いになりませぬゆえ。
[反省を込めた呟きのコエは、少し小さく…遠く聞こえようか]
……出られない?
< 引っ掛かりを覚える髪を、やさしく梳くように撫でていた手が、止まりました。
さすがにわからなかったのか、聞きかえして。
それから猫は、少し左腕に目をうつしました。青いきれいな布に。
だけれどすぐに、ナターリエを ふたたび見ました。 >
うん。
ちゃんと、寝ないと、後で、つらいよ。
それに、みんな、心配するよ。
< そっと、撫でて。 >
だから、つかれたら、無理は、だめだよ。
服。
[大きな指][不釣合いな][小さな釦]
[すまなさそうな男を見上げる片の青]
ん、わかった。
[水気の残る頭を緩やかに振ると]
[促されて水を吸った服を取り払う]
[下から現れる身体は青年のものではあれど、
その中に在る精神は少年にも満たぬよう。]
[彼方此方に存在するのは幾つもの軌跡]
[爛れた][縫合された][切り裂かれた][傷痕]
[どれも年月は経っているのか薄れてはいた]
昔の知り合い……?
ああ……あの、白猫殿か。
[そういやさっき、上がって行ったな、と思い返しつつ]
その方が、いいんではないかと。
セレスも心配するし、ゆっくり休めてから、お願いします、という事で。
……余り、気を張らずに。
[最後の一言は、反省の響きを感じて付け加えられたのやも]
[少々引っ掛かっても、木の枝などで慣れている私は痛みを示す事なく。大人しく梳かれるに任せて。
なれど手が止まれば、瞳は不安げに青年を見やる]
…えぇ。
私、囚われるは嫌で…道を探して。
なれど、天も果(はて)も……星の天蓋で覆われて…出られぬようになっておりました。
[蓬髪に覆われた細い肩を、力なく落とす。
青い綺麗な布への視線は私の目を惹いたなれど、私は彼の猫がそれを大事するを知っているから。
何も言わずに、私を見るあおの色を淡い菫で見返した]
……はい。
しばらく…この屋敷にてお世話になりまする…。
[撫でる手に、小さく頷く振動が伝わるだろうか]
/中/
と、いうか。
俺。
飴もらいすぎ……(汗)。
共鳴あって、独り言も珍しくロール入れてて。
そんでなんでこんなに……(汗)。
[振り返った先。
目に入ったのは、見慣れぬ黒い猫]
……また、猫?
[思わず口をついたのは、こんな一言。
従魔も同じく猫を見やり、首を傾げて]
空も、駄目、なのか。
……そうだね。とらわれるのは
< それでも、猫は、安心させるようにか、わらいました。 >
しばらく、ゆっくりしてたら、どこかから、出られるかもしれない。
それに、出る方法も、きっと、みつかるから。
安心はできないと おもうけど、ナターリエも、もっと、気を、抜いて、だいじょうぶ。
< それから、一度、頭を撫でて、手を離します。 >
……なにか、食べる?
…ん。
[たくさんの薄い傷跡を眼にして、言葉が思い付かない自分の不器用さが少しだけいやだな、と思った。
細いその体を風呂場へと追いやると、自分も服を脱いで風呂場へと入る。
先程まで覗き込んでいた赤い少女がまだ見ているかどうかは、気にならなかった。
後ろ髪から首、背中へとゆるりとつながる白い鬣のような毛が揺れた。]
[ちまっ。
黒い猫はそんな表現がぴったりの姿で、眼鏡をかけた竜の前に存在するだろう。
にゅ?と首をちょこん、尻尾をぱたりとかしげて]
[そのころの飼い主はといえば]
シーシィさーん。
そろそろ出てきてくんないかなちょっとー。
[相変わらず猫とやる気のない追いかけっこ中]
…えぇ。
[納得したようなコエに、私は短く相槌を打つ。
猫の青年の存在なくば、私が此処にあらなんだ事には触れずに]
はい…あの仔にまで心配をかけてはいけませぬ故に。
身体をいとうてからに…いたしまする。
[「気を張らず」という言葉には…その響きには僅か目を見開くも、腕輪越しではそれは伝わる事なく。
神妙なる応えのみが、コエと成りて返ったろう]
[良く猫を見る日だと。
もしかしたら、そんな事を思ったかも知れない。
どこからか聞こえてくる呼び声は、この猫を呼んでいるのだろうか、と考えて。
機竜の従魔は、じぃ、と黒猫を見つめた後]
「にゃあ」
[鳴き真似をしつつ、そっと手を伸ばして撫でようと]
[肯定の返事に、白猫の行動の理由を納得しつつ]
そうしてください。
その方が、俺も安心できるしね。
[神妙な響きに返すのは、常と変わらぬ軽い言葉。
彼を良く知る者であれば、『安心できる』、を、『安心して無茶できる』と読み替えもするのだろうが]
ほら。
[アーベルが嫌がらなければ、石鹸をたっぷり泡立てて頭と背中を洗だろう。
一通り洗ったら、ゆったりと湯船に浸かる。
ふぅ、と息をついて*目を閉じた*]
[黒い猫は、眼鏡の竜を見ていたが手を伸ばす従魔に視線をうつして、真似る声になーぅ、とご機嫌そうに細く鳴いて撫でるその手に甘えていた。
旅の相棒がこちらを探していることなどどうでも良さそうだ。
尻尾はまるでメトロノームのようにぱったぱったと左右に揺れる]
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