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連続殺人、ねえ。
子どもつれてきて、その被疑者だなんて。
頭おかしんじゃないのかしら。
[騒然としている部屋を見回すと、ぱんぱん、と手を叩く]
で、子どももいんのよー。
落ち着きなさいなー。
[間延びした声を作って、その場の空気を納めようと]
ですが、この村には…ご存知ですか?この村にある慰霊碑を。
……もうずっと昔、この村に現れた、といいます、人狼が。
その時の犠牲者のもの、だというんですよ?
[ずっと、ずっと、ただの昔話と聞いていた。
あれが、事実だとは]
[食器の割れる音に、男は立ち上がった。目前で駆け出していきなり机に衝突している神父の姿に頭をかく]
おいおい、すでに被害者続出ってか?
奥さん、怪我ないかい?
[とりあえずノーラに声をかけてみる]
[響いてきた甲高い音。
声にならない悲鳴を上げて耳を塞いだ]
知らない…。
何も知らない…!
[うわ言のように呟きながら小さく首を何度も振る]
[知識を][叡智を][手に入れた]
[あの日あの時あの場所で]
そして俺は此処にいる
神を裏切りすべてを裏切り、此処に。
――お前たちだと確信したよ、アーベル君。ブリジット君。
[心の中で哂った]
ご、ごめんなさい。
[直後、机に足をぶつける鈍い音が聞こえた]
[エーリッヒとハインリヒに声をかけられれば]
ええ、平気ですわ。
[注視されれば、ややひきつった笑顔を向ける][手はかたかたと震えている]
[床に散らばる、割れた食器のかけらを慌てて拾い集めはじめた]
[様々な声。][動揺、苛立つような、そんな感情が広間に一気に広まって。]
[その雰囲気に流されない人も中には多々居たけれど。]
[怪我、に少しだけ意識が戻ってくる。]
[何か割れる音。][怪我をしていないだろうか。]
[のろのろと食器を置いたまま、薬草の入った薬袋を取りに、台所へと足を向けた。]
[もう食事を続ける気分にはなれなかった。]
[叫ばれた言葉は、場に沈黙を呼び込んで。
いつもは心地よい静寂も、今は、重苦しく。
それを取り払ったのは、集会所に戻れ、という短い言葉]
戻るのはかまわねぇよ。でも、ちゃんと説明しろよ!
最善手がどうのとか、そんな綺麗事が聞きたい訳じゃねぇんだよ、俺は!
[苛立ちを込めて言いつつ、詰め寄ろうとすれば、自衛団員に阻まれる。
今までにはない剣呑さは、彼らが本気で、この馬鹿げた『隔離』を行おうとしている意思の現われだろうか。
それに戸惑う間に、自衛団長はまた歩き出す。
誰の問いにも、答えようとしないまま]
[己は記憶]
[己は研究]
[己はあの施設そのものを受け継いだ]
すべてを神の名の元に
[人狼の因子]
[誰の血に流れるか]
[すべてを知る]
[子供でももっとマシな嘘をつく。とばかりに嘆息をしているうちにアーベルが出て行った。それを見送りながら、ようやく出入り禁止。隔離。という言葉が脳に染み入っていったところで、食器が響く音がしたほうを見る。]
怪我はないようだが…無理にでも落ち着け。そのような手つきでは本当に怪我をする
[と、かたかたと震えた手で食器を拾い集めるノーラに言った後。自分と同じような感想を抱いているクレメンスに頷いて]
だな。しかもそれで隔離だとか怒りを通り越して呆れた
[微かにコエが聞こえた気がした。
しかし、それがコエと認識はできず。
それでも、それは、確実に。
眠れるなにかを揺り起こそうと、働きかけて行くようで]
……人狼……。
あれは、夢なのだと。
恐怖で作り出した幻だと。
………でも、そうではなかったのですか?お父様、お母様。
また、わたくしは全てを失くすのですか…神よ。
…大げさな話じゃないんだよなぁ…、コレが。
『奴ら』だとしたら…だけど。
子供だから違うとか、ずっと昔からの知り合いだからとか、そういう問題じゃない。
…奴らは人に化け、人に巣食い、人を喰らう。
死せる時も魂の色以外正体を現すことはない。
[呟く様に語る言葉は、低く冷徹で真剣で。]
…なーんて言い伝えもあるから、ねぇ。
マテウス君。
君と俺が違うのは、君が本当に信じていない――のか、そう見せようとしているのかは定かではないけれどね――ということだよ。
俺は知っているさ。
人狼が何のために作られ
そして誰の血に潜むのかね。
/*
中発言にて失礼。
こちら、弾かれ狼のため、ほぼノープラン状態です。
一応、今の所人狼としての覚醒はしていない、という状況。
そちらに設定あれば沿わせて行きます故、何かありましたらご遠慮なく。
*/
[男はノーラの傍に近付いて、軽くその肩を叩いた]
奥さん、みんなの言う通り、その手つきじゃほんとに怪我しちまう。ちっとあっちで座ってなよ。
ドジな男というのもなかなか面白い。
割り当てられた役に合うのがこの格なだけでねえ。
…君達が知ることもないだろうがね。
あぁ、怪我しちゃいけないから、うん。
手伝うって、ほら…危ない危ない。
[皿を片付けるノーラと一緒になってしゃがみ込んで欠片を拾う。]
/中/
まあ、会話から読み取れれば一番いいんだけどねー。
俺にはそこまでの赤スキルがまだないのよなorz
はっはっは、しかし新年早々弾かれ狼とか。
いやあ、きっついきついww
[取り乱すイレーネの傍に寄り、宥めるように]
大丈夫、大丈夫だから。
[声を掛けるけれど、それ以上に自分の手が震えているのには気付かない]
…
…本当に。
[マテウスを見て、頷いた]
だいたい13ですからねえ。
あんまり嬉しくない数字ですよ。
まるで俺たちに何があってもいいというような口ぶりでしたよ。
[一瞬の間の間に何かを考えていたが]
[それは言葉になる前に霧散した]
[そしてしゃがんで、割れた食器の破片を丁寧に取る]
―集会所・外―
[言いたい事は、山ほどあった。
でも、口にしたとして、無駄だ――冬の寒さのせいだけじゃない、冷えきった空気が、何よりも雄弁に、それを物語っていた。
去り行く老人の背を、見送る]
それで、いいの――?
[呟きは風に攫われて、闇に融ける。
降り積もる雪に、あっという間に、覆われた]
…
おや失礼。
[エーリッヒの取ろうとしていた破片の方に手を伸ばしかけ、立ち上がる]
集める袋でも取ってきましょう。
台所にはあるんじゃないですかね。
[クレメンスとハインリヒ、エーリッヒに窘められた]
・・・すみません、ありがとうございます。
[落ち着こうと深呼吸]
[大きなかけらを拾い集めた後、ふらふらと立ち上がった]
[三人にお辞儀をする]
[キッチンへ箒を取りに向かった]
まったく…神は時としてとんでもない試練をお与えになる。
こんな、子供まで巻き込んで……。
[エーリッヒの言葉に真剣な面差しを向ける]
えぇ、存じております……もし、人狼が本当に居るのなら…
家族でさえ信用ならない、と言う事も。
[それまでとは違う、強い口調でそう伝える]
[男は、神父を見て考えた。彼に任せて本当に大丈夫なのかと。しかし慣れているという言葉には、説得力があった。加えて金髪の青年も手伝い始めて、どうやら大丈夫そうだと思う]
しかしこりゃあ、女子供にゃあんまりな状況じゃねえか?
[ふらふらと台所へ向かうノーラと、震えているイレーネやナターリエを見渡して溜め息をついた]
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