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失礼な。
[不満気に呟くけれど、あまり反論しないのはきっとご名答だから。]
残念ながら、ぼくは厳しくされると凹むタイプなんだよ。それこそ覚えてて欲しかったんだけどなぁ。
あはは。
なにそれ、どっちなのさ。
[「母の愛」に返すのはやっぱり何処かズレつつ。
その後の言葉は嬉しかったのか、次第に笑顔になったのだが。]
大丈夫。
食べられないものに入れたって意味ないじゃん。
[意図的にか本気でか、明らかに意味を取り違えた返答を返す。
多分一番イイ笑顔だった。]
…飲みすぎは身体に良くないですしね。
[僅かな焦燥感には気付いたのか気付かなかったのか。
とりあえず納得はしたから頷き答えて]
やる気、足りないのかな。
もっと頑張らなくちゃ。
お婆様や先生にも、ちゃんと出せるくらいに。
[きょとんとされれば、あ、と呟いて]
その、先生の味覚、というか料理に関するあれこれは。
色々間違っているというか、ずれているというか…。
どんなものが出てくるか、不安というか…。
[お食事にお呼ばれしてるんですけれど、と小さく囁きながら。
取り皿を人数分に余裕を持たせて取り出した。]
レモンだけは…ちょっと大変ですね。
輪切りにして蜂蜜をつけたり、風邪を引いた時に、絞り汁に砂糖を入れて薄めて飲んだりするのはいいんですけどね。
[言いながら、歪めた顔には、何となく何を想像したのか分かって、笑って。]
はい。お肉は…あまり多いと食べられませんけど。
お野菜もみんな、好きですから。
[流石は薬師。][というわけではないが。]
[褒められれば嬉しそうに、にっこりと微笑んだ。]
・・・・せんせー、相変わらずだなぁ。
[ピザとは明らかに異質(だと思う)匂いに、ぽつりと呟いた。
直後小さくくしゃみしたのはキッチンの会話のせいかも知れない。]
それはそれは、忘れておりました。
なら、甘やかして差し上げましょうか、
リューディアお嬢様?
[悪戯っぽく言う。
続きはなんとなく気恥ずかしい感じもしたから、笑みを返すだけで]
[ただ、]
……リューの「食べられるもの」の基準が心配なんだよ。とても。
[表情が明るくなったのは嬉しかったが、その笑顔はあまり嬉しくなかった]
[台所から漂ってくる匂い。
ピザとか聞こえたが、……明らかに違うと思う]
……あれ。
あの人、先生なんだ?
陶芸家って書いてあったけれど。
[多分アマンダを指すのだろうと思って、問うた]
あ。しまった。
アーくん来る前に手当てしてもらっとかないと……。
[何をされるのやら、わかったものじゃない。
きょろりと視線を彷徨わせて、ブリジットの姿を探した]
ああ。そうやって甘くしたものは、俺も大丈夫ですかねえ。
お子様味覚なんでしょうか
[笑って頷く]
[食べ物の話はあちこちで花を咲かせているようだ]
[なんだか黒い一角を見た]
[リディ>ユリアンの構図だと思ったかもしれないが、あたたかい目で見守ることにした]
やっぱりブリジット君は偉いですよ。
苦手なものを克服する、というのも大事なことですしね。
[微笑む彼女の頭に手を伸ばす]
ほんとにね。
付き合わされて、俺も酒飲みになっちまったし。
[冗談めいた口調で言って]
まあ、誰かのために、って気持ちがあれば、上手くなるのも早いから。焦んない、焦んない。
[筋はよさそうだし、と付け加え。
アマンダの話には、ああ、と]
……まあ、正直言って、味覚壊れてるっぽいから。
矯正できるなら、した方がいいかも。
[こちらも声を潜めつつ、何気に酷い物言いをしてから]
んじゃ、できた事だし、広間にお届けしますか。
取り皿とか、そっちの方、頼むねー?
[軽い口調で言いつつ、*広間へ料理を運び始め*]
[意識を向ければ。][それは風のように映っただろうか。]
[銀の狼は満足気に。]
そうだ、取り払え。
邪魔をするものは、必要ない。
牙を研ぎ、爪を磨き。
知恵を使い、仕留めればいい。
我等にはそれが出来る。
それが赦されているのだから。
[でなければこの牙は、この爪は、一体何の為にあるというのか。]
[この血を求める衝動は、何の為に植えつけられたというのか。]
まったく、肝心なとこを忘れおって。
では今度から存分に甘くしていただきましょうか。
[避けられなければ、手の甲がユリアンの額に軽く当たったかもしれない。
無意識のうちだったが、それは右の手だった。]
だから大丈夫だって。
幼馴染みは信用するものだよ?
[しかし浮かぶのは明らかに信用ならない笑みだろう。何だか生暖かい視線を感じた気はしたが、少女は気にしなかった。]
[より早く、覚醒を促させた聖痕を持つ乙女らはどこか甘い匂いをしていただろうか。]
[いずれあれも喰えるといい。]
[思っていたのは、今のところ猩だけだったが。]
アーベルさんも、強いんですか。
[冗談めいた口調にはクスリと笑い]
はい。少しずつ努力していきます。
[とりあえずは戻ったら一人でもちゃんと作るようにしようとか。
そんな甘いことも考えたりして]
矯正…できるのかしら。
[知っている限り、学校で教わっていた頃からあの調子で。
やっぱり何気に酷いことを考えて言いながら]
はい、先生とか待ちくたびれちゃってるかもですし。
[取り皿やらフォークやらを持って、広間へと移動して]
おまたせしました。
私の好みでオムレツにしてもらっちゃったけれど…苦手な人、いませんよね…?
[運ばれてきた料理に、きらきらと茶色の瞳を輝かせ]
……あれ?オムレツ?
ピザだとおもったんだけど。
…………まあ匂いにてるしね。うん。
大好きよー、オムレツ。
[一人納得して、料理を並べるのを手伝い始める]
邪魔するものは、イラナイ。
力を使って、取り払えばいい。
[緋色の意識に零れるコトバ。
ひび割れた藍玉に込められた祈りは、最早届く事はなく]
……それが……できるのだから。
[なら、しない理由はないはずと。
その時の蒼の風には。
*揺らぎの陰りは見えなくて*]
あ。
えーと、臨時のせんせーだったんだ。図工の。
[ユリアンには軽くそんな説明をしておいた。
ブリジットの姿を探し出すのを見ながら、小さく伸びをする。]
肝に命じておきます。
[額に当たる右手を取り、恭しく、その甲に口づけようかと思ったけれど、流石に手前で止めることにした。
止まったのは、後の言葉のせいもあったが]
うん。
その笑顔が信用ならないというのは信用している。
[顔を上げて至極真面目に言った]
っと
[美味しそうな匂いに目を向ける]
[輝いているのはきっと気のせいではない]
[視線を向ける時、ノーラが戻ってきていると気付いた]
レディ。
早いですね
[すごいと感嘆の声]
ああ、なるほど。
僕はこっちの学校は通ってないから、知らなかった。
[頷きを返す。
ブリジットの姿を見つけ、伸びをするリューディアから離れて、彼女の方へと近づいた]
ブリジット、ごめん。
食事の後でいいんだけれど、ちょっと、手当てのほうお願いできる?
[ここに来てから、働かせっぱなしのような気がして、申し訳なくなるが]
ピザ…。
[似てるかな、と一瞬考え。
アーベルの方をチラリと見れば微妙な笑みが浮かんでいて]
…やっぱり頑張ります。出来るだけ早く。
[また小さな声で囁いたりもしたが]
うん、大好きなら良かったです。
私は下ごしらえ手伝っただけだけど。
[アマンダの方を見た時にはニコリと笑った]
[クレメンスに声をかけられれば]
ふふ、お仕事で慣れておりますから。
ちょっと他のボタンと違いますけど、あんまり目立たないと思いますわ。
[上着をクレメンスに渡す]
[ちょうどオムレツが運ばれて来るのが見えた]
あら、美味しそうね。
さっきのスープ、少なめにしておけば良かったかしら。
[食べられないことに少し残念そう]
そんな事ないですよ。
レモンも苦いのも、好きだって言う人の方が少ないですから。
[頭をなでられれば嬉しそうに。]
[子供のように笑むのはいつもの事で。]
[クレメンスの視線を辿れば、自然とユリアンと目が合うだろうか。]
[きょとりと見つめ返して。]
[ユリアンにそう告げられれば、ぴくりと体は自然動き。][袋を持ち。]
怪我、したの?何処?
後でなんて良くないよ。今やるから、教えて。
[近づき怪我した場所を探しながら。]
[きっと無駄だと分かっているから、ピザとオムレツの匂いは全然違うよとか思っていても少女は突っ込まない。]
宜しい。
[何やら偉そうに言ってみせた。右手を取られているので当然ながら肩からは離れていた。]
ひっどいなぁ。
どこに不安要素があるのさ。
[多分全体的にだと思う。]
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