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[妖精王の、という言葉に、少女は心の中で息を呑む]
「ヴィント!だめよ、そんなことを簡単に話しちゃ」
[不安が少女の胸を塞ぐ。もしも、そうなら…彼は、この世界のヒトではない…]
[音と共に舞姫の手が動き…
その姿に小さく、ほぅ、と息を吐く]
…ん、どういたしまして…
とは言っても、あたしも、ミハエルさんには、御世話になったんだけどね。
[舞台で踊る姿を頬を緩めながら見つめ…]
…良かった。
[少しだけミハエルの方を向き…口元に笑みを零すと、視線は舞台に]
[青年と少女と、双方からの突っ込みが効いたのか。
ネズミはまた、かくん、と首を傾げ]
『ああ、そうか。
広めたら、捕まりやすくなるんだったね』
[失敗失敗、と。ネズミ、どこまでも他人事のように言い]
『……フェーンには、『話しかけ』ないの?』
[それから、自身にとっての素朴な疑問を、ひょい、と投げた]
うん、すっごく楽しみにしてる!
[ミリィから手を握り返されれば、えへへ、と笑みを返して。
儀式の音楽に耳を傾けながら、友人の手を引いたまま酒場の扉を開く。
その中に見覚えのある姿を見れば、あ。と小さく声を上げた]
アーベルにぃ、こんばんはー!
……何食べてるの?
[話しかけないのか、というネズミの問いに、少女は頬を染めて俯く]
「だって…きっと…ユリアンは知られたくないと思うの…」
[なんだか言い訳じみていると、自分でも思った]
[彼女の踊る妖精の舞は、彼がよく知っているダンスとは、また違う。ふわり、ふわりと、真白の花弁と薄紫の羽根が揺れ]
……僕が?
何か、しただろうか。
[一瞬、イレーネに視線を戻し。首を傾げ、問う]
[酒場に入ると、少女はくるりと辺りを見回し、ユリアンと目が合いそうになった瞬間に、また頬を染めて俯いてしまう]
もう、踊りが始まったかしら?
[必死で話題を探すように、呟いた声も小さくて。誰かに届いたかどうか]
[――その頃。
彼の母親――フィーリネもまた、使用人の反対を押し切って別荘から出、喧騒から些か離れた場所で、その舞を見ていただなんて、彼は知りもしなかったのだが。
とは言え、彼女の容姿は人目を惹いてしまうものだから、彼が周囲に注意を向けたならば、気付けたかもしれない。
柔らかな微笑に、穏やかな眼差し。昔の自分を、其処に見ているかのようだった]
おー、やっぱ賑やかだなー。
[酒場に入れば、見慣れた顔がちらほらと見受けられ。
適当に挨拶しつつ、椅子の一つに落ち着く。
ミリィの様子に気づいていたかどうかは全く不明、更に気づいていたとして……*果たして何と、捉えるやら*]
[暫くその幻想的な舞にみとれていたが、聞き覚えのある声に気がつく。]
あ、リディ居た居た。
昨日はすまんかった。
…まー、あんまし覚えてねぇんだけど。
[フレンチドッグイチゴ味の包みをわたしつつ。]
[青年はエーリッヒがいなくなってやっと静かに食事が出来ると思ったら…]
………今度はリディか。
[たぷつく紙袋をカウンターの隅に置き、振りかえる。
そこにはリディと愉快な仲間達。]
……………カツレツ…くってる
[リディの質問に答えるべく、
フォークに刺したカツレツを示す]
[少女の様子に、ネズミは瞳をくるん、とさせて]
『まあ、そーだろーけど。
でも、これでも結構悩んでたりするから、気が向いたら相談に乗ってあげてー。
……もしかすると、大変なことになるかも知れないし』
[なにやら物騒な事を呟きつつ、ネズミは*ゆらりと尻尾を揺らし*]
[…懐かしい。
自分では出せなかった舞の魅力を引き出せているようで、羨ましいとも、ソレを見れて嬉しいとも思う]
…ん。
あの子…に、舞姫、勧めてくれたんでしょ?
[言葉少なに言う]
…あたしも、出店出せたし。
え、どしたのーミリィ。踊り?見たい?
[ミリィの小さな声に、はたと振り向けば
良く聞き取り無かったのか、こてりと首を傾げ。]
あ、エリにぃだー。もー風邪はダイジョーブなの?
全然昨日なら気にしないでもいいのにー…って何、これ。
[エーリッヒの言葉に気付けばそちらへと視線を移す。
包みを受け取れば、問いつつも包みを開いて]
/中/
夜中のパッションで設定。
身篭ったけど生めなかった子がいる(本人は覚えていない)ことにしようかと。これで繋がりも出来そうかも?
この際暗いのは気にしない(ぁ
ではおやすみなさいませ。
「大変な、こと?」
[少女の心に不安が増す。しかし、それを問い返す勇気は持てずに、ただ、僅かにネズミの言葉に頷いた]
熱下がったなら良いんだけど…
少年の手の甲を恭しく取ったり、口づけ落としたり。
ぽけぽけにも程があるから。
[包みから出てきたフレンチドッグに、目を丸くしつつ。
イチゴ味と聞けば、おぉぉ?と小さく歓声を上げる。
ありがとー!と、大事そうに包みなおせば
恐らく記憶に残ってないだろう昨夜の出来事をぽつりと]
……カツレツ。うん、そりゃ見れば判るって。
また昨日のアーベルにぃとは、えっらいギャップの激しいものを…。
あ、ううん。踊りは、また見られるから。
[どこかぼんやりしていた少女は、友達の言葉に笑って首を振る。そして、彼女の話しかけたうちの一人…金髪の青年にふと目を止めて、小さく、あ、と声を上げた]
あの…やっぱり風邪ひいちゃったんですか?
[森で起こしてあげなかったのは、やっぱり悪かったかと、少し罪悪感を感じた]
/中/
ちなみにC狂が取れたらNPCでちみ妖精エインセルさんを出す予定でした。ほんわかほんわか。
…に比べて我ながら何て暗い設定なんだと小一時間。もっとあっさりなお姉様の予定だったのにねぇ。未亡人な時点で無謀だったかしら。
果たして中途半端ネタ人間にちゃんと演じ切れるのでせうか。乞う御期待。
いや、俺も甘いものだけで生きられないから。
[甘いものだけで生存出来るならそうするが…
生憎普通の体質だ。肉も野菜も必要だ。]
……それに、甘くはなくても
ここの店の食事は美味いから
[美味くなければ、甘くないものは食べたくないと言わんばかりの口調]
……………
[イレーネの言葉に、ああ、その事かとは思いつつも]
最初にユーディットに勧めたのは、あの、実行委員の男だろう。
僕は己の思う事を言ったまでだし、自分の利をとっての行動だ。
[礼を言われる事ではない、と呟いて]
[視線を逸らすように動かした、その先に、――見覚えのある姿]
……母上?
[すっと立ち上がり、彼にしては珍しく慌てた様子で、其方へ。
見付かった母親の方はと言えば、悪戯のバレた子供のような笑みを浮かべて。御身体に障りますと、彼がそれを心配する光景は、*年相応に見えただろうか*]
[青年の戸惑いにも気付かぬ様子で、にっこりと少女は笑う]
でも、無事に戻れて良かったですね。妖精の輪の近くで眠ってしまっていたから、あちら側に行ってしまったかもしれないと思って、少し心配してました。
[少女自身はその妖精の輪の中で眠っていたわけだが、その点は気にしていないらしかった]
[やがて、酒場のマスターに注文を問われ、少女は甘いワインとチーズと黒パンを注文して、席についた。友達に言われたとおり、夜食で腹ごしらえをして帰ろうと*考えているようだ*]
…そう? じゃあまた踊り見に行こーね!
[友人の首を振る様子に、僅かに首を傾げながらもにぱっと笑って。
アーベルの言葉に、きょとんと]
…人間、糖分があれば結構飲まず食わずでも生きられるんだって聞いたよ?
[何を求めているのか]
んー、けど、ここのご飯が美味しいのは賛成っ!
あたしも食べる。ユリアンにぃの奢りだけど!
[近くの席へと座れば、店員へと声を掛けて。
とりあえずシーザーサラダを一つ注文]
…ん。
でも、結果的に、あたしにも益があったわけだしね…
…エーリッヒじゃ、あの子、誘えなかっただろうし。
[ふられてたしね、と、小さく笑い…]
…母上…?
[見れば、毎年祭りを見に来る貴族の一人で…
ぁぁ、アソコの子だったのか…と今更ながらに気がついたらしい。
目を瞬かせたが、舞姫の舞の方に視線を*戻した*。
…その笑みは、何に対しての笑みかは…分からなかったが]
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