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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が7人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、狂信者が1人含まれているようだ。
占星術師 クローディアが「時間を進める」を選択しました
……主だった方々は、集まられたのですね。
[伝えられた言葉に、小さく呟いて。
祈りの姿勢を解いて立ち上がる。
その動きに伴い零れる、虹色の光。
一度天井を見上げ、息を吐いてから、ゆるり、踏み出されるその歩みは外へと向かう]
皆さん、お忙しい所ごめんなさい……。
でも、どうしても、お伝えしなければならない事があって……。
[ここで一度、言葉は途切れる。
瞳に微か、ためらうような色彩が浮かぶのは、近くの者なら見て取れるだろう]
……島の何処かから、『虚』の気配を感じます。
あまり、考えたくはないのですが……『虚』の使徒……『堕天尸』が、この島にいるようなのです……。
[紡がれた言葉は、ざわめきを引き起こすだろうか。
それでも、巫女は言葉を続け]
……皆さん、ご存知の通り……『堕天尸』は、『虚』の影響を強く受けた者。
『虚』の気を宿せし者は、結界樹の内にて眠らせ、それを清めさせねばなりません。
それは……界を統べし天凰の巫女姫の命。
そして、この島の巫女たる、私の務めです。
私は、これより、島の護りの陣を強化します。
『堕天尸』を、島から出す訳には参りませんので……同時に、皆さんも島から離れる事はできなくなりますから……ご迷惑をおかけする事になりますが……。
[どうぞご理解を、と言いつつ、深く頭を下げる。
仕種に合わせ、ふわり、虹の燐光が舞い散った]
あは、そうなんだ〜
それもたのし
[と、ケイジの言葉を聞きながらも、習うように集まっている。見知っているようないないような集団を見て、そして聖殿へと目を向けて言葉をとめる]
/*
ちょ、ま。
守護者弾かれは予想していたものの、霊能者。
霊能者。
まあ、ありえるといえばありえそうな範囲。
赤組じゃなかっただけ、よしとしましょうか。
四連続人狼は、さすがに、泣く。
[チーズは嫌いじゃない、寧ろ好きだが。]
…こうも、話を聞いてもらえないといっそ清々しいわね。
[ 指差された小さな姿が視界にぼんやりと映ると、
それを確認しようとじっと相手を見た。]
あら…巫女姫殿…。
[ 聞こえた声に視線をそちらへと移す。
流れてくる言葉を黙って聞いた。
表情が自然に険しくなったのは言うまでもなかった。]
/中/
さて、仕事が一段落したところで。
……やっぱり、弾かれない時は、嫌な予感がないんだねぇ……。
さて久しぶりの守護、上手く立ち回れるか。
[食べたこと無い、とのオーフェンの言葉には目を細めて笑いかけながら、力がつくから良いぜ、と言い。
しかしロザリーを見て俯く様子は、少しだけ親近感を覚えて。くしゃ、と頭を撫でようと手を伸ばした。]
そういえば、お前なんてんだ?
俺は、ラス。
お前、男なのか女なのか…
[と、離している途中で口を瞑り、現れたクローディアへと視線を投げ。
じっとして言葉を聞く。]
――――…あら。
巫女姫殿…何を言うのかと思ったら…。
[ 自然と顔は険しくなる。
何故なら―――――。]
………貴女をまずはコワシテミタイ。
[ 首がますます傾く。
巫女をしっかり見据えようと―――――。]
[言葉をとめてクローディアの話を聞いた。とはいえほとんどわかってない。
そもそも見ただけで満足したようなもので]
うん。わかった〜
[わかってもいないのに陽気に答えただけで興味は、周囲の表情へとそれた]
……て、はあ?
[ようやく出てきた……と、思った所に、告げられた言葉。
突拍子もないと言えば突拍子もないそれに、思わず惚けた声が上がる]
ちょいとお待ちよ、ローディ……『虚』って……『堕天尸』って……。
[それを知らぬ者は、この世界に居はしない。
しかし、だからこそ、その言葉は重く、響いて]
[パタパタと駆け足でパスタとトーストを持ってきたところで、クローディアが姿を見せた。
そして語られる言葉に、ふぅんと鼻で感想を溢した]
結局、今の私たちには何もする事ないって事だよね? だったら御飯だよー!
[と、パスタをカルロスに、トーストをロザリーに差し出した。そして全部食べたのかな? とオーフェンの皿をみて、憮然とした表情で頬を膨らませた]
こら!
全部食べないとダメじゃない! 苦手とかなら仕方ないけど、そうじゃないなら一度は試してみる!
[そう言ってうんうんと自分でうなづいた]
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