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掴んだものを、離してしまっただけ。
[こくんと、喉を鳴らす。
ひとつは胃の中に収められた]
人ひとりが抱え込めるものというのは限られているから、
心的負担を軽減するためには分かち合う行為というのも必要――
とはいえ、貴方にその荷を背負わせる理由はないかな。
[思考を連ねる言葉に、感情はない。
思い出したくないということも、
聞いて欲しいといことも、
互いの仲を考慮することも。
逃される目線を追うように天を見上げ、地に下ろす]
私が感謝をすることはあれど、貴方が謝罪することはない。
[水平に戻して、再度、首を振った]
……匂いに関して言えば、好い部類に入ると思う。
………なあ、―――。
お前ならただ人でしかない俺と違い、クローディアを守れただろうにな。……才能の在るヤツが、さっさと死にやがって。
[窓の外、岩場向こうの白い小波を見ながら呟く。
太陽に照らされ輝く、綿にも似た柔らかい海。だがその下にあるのは吹き荒れる風と、翼の自由を奪う重い雨粒、光と熱の稲妻。
―――巫女の夫と認められた男すら、帰ること敵わぬ程の。]
/*
猟師だが守護者じゃないCOだが伝わるかどうか。
そして親友の死因を海に。
………巫女に怒られないか、かなり恐いが。
どうして海に消えたかには触れていないので、堕天尸が原因でもそうでなくても恐らく大丈夫とは思うのだが。
[顔はゆると上を見たまま、視線だけを彼女へと戻す。
その言葉は、何故か、何処か、響いたのを感じて、視線に遅れて顔も向けた。]
人ひとりが抱え込めるもの、か。
そうだよな。うん。
本当、限界って、あるよな――
[瞬間細い目を更に細め、ふわり、背の薄金の羽根が揺れた。
少女が紡ぐ言葉に、少しだけ嬉しそうに眉を上げながら、両手を首の後ろで組んで悪戯っぽく笑う。]
ま、誰かに背負って欲しければ背負うから言いな。
理由は――匂いを好いって言われて嬉しかったから、じゃ駄目か?
そう。人は、脆い。
限界を超えてしまえば、特に。
だから、付け入られ易くなる。
[嬉しかったから。
はた、はたり。
金糸雀色の瞳が細い眼を見た。
男の顔に浮かぶ感情を認め、
実を持っていない手を、口許を覆うように添える]
……駄目、というか。
理解し難いというか。
初対面の、しかも、余所者相手に、珍しい。
限界……付け入れ易く。
[目の前の少女の小難しい言葉を口の中で繰り返し、続く言葉は笑んだまま聞くと、ぽり、と頬を人差し指で掻いた。
少し目を泳がせて、後ろの羽根をぱたぱたさせながら暫し考えて]
んー…なんだろ。
俺、捨て犬とか、拾っちゃう性質(たち)…。
[犬と一緒にされれば少女が怒るだろうか、等は考えもせず。]
捨て犬…… 拾われ物という意味では、
ある意味、類似しているのかな。
そして、拾うという点で言えば、
貴方とフィオーラは類似しているということになるか。
[背で動く羽から、つ、と目を逸らす。
犬の尾のようにも見えていたが、それはそれとして]
……そろそろ干さないと、か。
[独り言ちて、
かぷり、実をもうひとつ齧る]
……死者を責めるのは筋違いだな。
一番もどかしいのはアイツだろうに。
[目を伏せ、己の弱さに苦笑しつつ鏃羽根を懐に仕舞う。]
……俺は俺に出来る事をするさ。
アイツの代わりにはならないし、なれもしないがな。
[やるべき事はいくらでもある。
まず手始めに、生きる糧を得るべく塩水に漬けた肉の様子を見に*納屋へと回った*。]
フィオーラ?
あぁ、お前、アヤメんとこの…ちょっと前に、話は聞いてたよ。
[幼馴染が話していた事を、思い出した。似ている、といわれれば苦笑を返しつつ、少女が実を齧るのを見て、ぺち、と自分の額を叩いた。]
…あ。
俺、スティーヴさんとこ行こうとしてたんだった。
すまん、行くわ。なんかあったらまた言ってくれよ。
[言って手をひらりと振ると、膝を曲げて上へと飛び上がり、強く翼で一度空を叩いて縦に細く飛び上がる。
広い空へと出れば、もう一度下を見て少女に手を振り、*飛んで行った*]
[小さく、一度の首肯]
……ん、時間を取らせた。
[謝罪代わりに軽く頭を下げ、飛び立つ姿を目を眇めて見るも、
男が空に出る前には逸らした目線は振られる手を認めることはなく。
そっと、拳を握った]
[家に戻った狐に、屋敷の者は声をかけない。
麺を取ったあとならば、なおのこと。
己の場所に戻った狐は、愉しげな、まがまがしくも見える笑みを浮かべた。]
さて、どうするんだろうな。
巫女殿は、それに――堕天尸とやらは。
[紡がれた声は誰に届くこともない。
狐を外した男は、額に走る傷に触れた。
夜が更けてゆく。 やみが、深まっていった――]
[ゆるり、開く。
前にも後にも、
表情は浮かばず。
最後のひとつを食べ終え、手のひらを舐めた。
水場を探しに、足を向ける。
そう遠くはない場所に、川は流れていた]
[眼下にはみどり。
視界が開けるのは、川のそば。
狐は急ぐでもなく、のんびりと飛んでいた。
と、その視界に人の姿を。]
――あァ、拾われ者か
[つぶやく。
そして、高度を下げた。]
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