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[ 部屋の中、背中の羽根を大きく広げる。
それにより風が舞い起これば、またもカーテンが揺れる。]
部屋にいるこの瞬間は気兼ねなくていいのですけどね。
[ いつものよう下着姿のまま背中を鏡に向ける。
振り返れば、漆黒の翼がそれに映りこむ。
左目をまた掌で隠し、機能する右目でそれを確認した。]
幻視というか…術の類は得意ではないのですが。
これは、もはや隠すのは無理そうですわね。
[ そう言って言葉を紡げば、翼は薄い金色へと色を染める。
あまり外では羽根を出さぬが良いか。
だが、それでは疑われてしまうだろうか。]
奇遇。
奇遇と言えば奇遇だろうけれど、
同じ島に住まうのならば、出会うことは往々にしてある。
[挨拶をすることも、
視線を向けることもなく]
貴方がどうであるかは知らないけれど、
私が森にいること自体、珍しくも無いのだから。
[眼は川面の姿を見る]
[ 洋服に袖を通し、髪の毛を整える。
思えばこの部屋こそ、自分の最大の檻だったではないか。]
……『虚』に『堕天尸』ですか…。
そんなに忌むべきものではないでしょうに…。
嗚呼…、でも、そうですね。
[ 鏡の前、化粧を施しながら独りまた納得する。]
確かに破壊されれば困ってしまいますね。
くす…ふふっ…あはははははは…。
[ 何が可笑しいか、嗤いが室内を充たす。]
嗚呼、まだ気付いていないのですね…。
[ 止まらない嗤いは反響し嫌に響く。]
[ そう、虚とやらは己に告げた。]
まだ気付いていないのですね…、御可哀想に。
とにかく巫女姫に封じられるわけにはいきませんか。
早急に何か考えなければなりませんね。
[ そう言ってベランダから海を臨む。
やはり空はその色を変えていなかった。
疎ましいぐらいに――――――。]
気?
……如何かな、
意識をしているつもりはないけれども、
余所者という事実が影響を与えている可能性はあるから。
[川辺に膝を突いたまま、
木上の男と会話をするさまは
第三者から見れば奇妙にも映るか]
世間話をしに来た、というようにも思えないのだけれども。
ヨソモノ、ねェ
アレが気にするようには見えないが、――あァ、お前が気にしているのか。
[くつり、わらって]
退屈凌ぎに来ただけだ。
他意もない。
かもしれない。
[己の事にも関わらず、他人事のように]
元々の目的は違ったのだろうから、他意はないに違いない。
退屈凌ぎ。
ならば、他者と話すのは確かに良い方法と言えるけれど、
それが楽しいか詰まらないかは別の問題となる。
退屈は凌げているかな。
[納屋の鍵を開け、壷の中身を幾つか見る。
出来に頷き、数個外へと運び出した所で活きのいい羽音が聞こえた。]
………来たか。
[遅くなったと恐縮する青年に首を振り、残りの壷を指す。]
あそこの壷を出して、肉を窯に並べて行ってくれ。
燻し用の木片はあの棚の上だ。量は覚えているな?
……ああ、時間は前と同じでいい。
そう。
何が好いのか、私には解らないけれど。
[声に、流れの先へと顔を向ける。
ぽたり、動きにつれて滴が零れた]
見たことがなかったから。
向こうでも、此方でも。
陽の光の下のほうが、よく見えたかもしれない。
夜に見るより、よく見えるのは当然だろうな
[愉しそうな声で。]
あれの中に眠らせ、清めると。
虚はすなおに、清められると思うか?
そう、だから、残念。
[風がそよぐ。
滴を拭い取り、立ち上がった]
既に、捕らわれているのならば、無理ではないかな。
己の存在が失われるのを易々と受け入れる者はいない。
だろうな
巫女殿が言うからには、ほぼ確実にそうと言える。
[木の枝から、地面へと降りる。
狐の背から、羽根は隠れた。]
もしお前の親しい者が、そうなっていたら――どうする?
[微かな音、
地に足を着けた男へと向く。
金の双眸を見つめる金糸雀色の瞳。
表情の隠されたものと、浮かべないものと]
親しいと言える者は、
今の私にはいないから――仮定の仮定になる。
けれど、眠らせるのだろう。
それが恐らくは最善の策なのだから。
[経過を省いた、結論]
― 自宅ベランダ ―
[ 淡く光る金色の羽根を広げ、いつものよう海を臨む。]
さて、出不精の私としてはこのまま部屋に篭りたいですが。
あの話を聞いたからには悩んでしまいますわね。
[ 昨日のことを思い出す。
リディアが遊びに行くだとか、遊びに来るだとか。
そんな事を言っていたことを思い出した。
彼女たちのことを思うと堕天尸の情報を探るべきか。]
………全く、本当に困ったものです。
[ そう言って羽根を広げ飛び立つ。
連日の外出は久しぶりであった。]
いない?
[彼女のこたえに、大業におどろいた声をあげる。]
なるほど、親しくないならなおさらか。
やはり面白いな
――拾われ者。
そういえばお前の名前はなんだ?
否。
親しいならば、尚更。
[演技めいた言いように返した短い声は、
奥底に僅かな揺らぎを抱いて]
エリカ。
[姓を名乗ることはなく。
常のように、名のみを渡した]
[小気味よい言葉を返す青年に頷き、残りの作業を任せる。
自身は約束通り渡された果実を手に一度小屋に戻った。]
……よく熟しているな。
[一口齧り、目を細める。
赤の実は一人暮らしの男に十分な数だった。途中で減っていても尚、その好意を示す量に小さく苦笑を零した程に。]
覚えも手際もいい。いいヤツ、なんだが。
………少し優しすぎる。残念だ。
[疾風の可愛がり様を思い出し、小さく呟く。
弟子にしたくとも、あの優しさは獣を狩る生業には向かないだろうと。]
/中/
……海の下はそうなっていたのか!(待て原作者
あっはっは。
まあ、特に決めてなかったしねぇ。
それもまた一興、むしろ美味しい。
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