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っと……。
[声をかけられ、一つ、瞬く]
ああ、戻るのかい、エリィ。
……アタシは、もう少しここにいるよ。
[ローディが心配だから、と。小さな声で付け加え]
とはいえ、仕事もあるし、遅くはならないさ。
おい?!
大丈夫か?!
[嘔吐を始めたオーフェンの口の下に手を差し出し、背中を撫でようと手を伸ばす。
抵抗されなければ、そっとその背中を撫で続ける。]
[交わった視線をすぐに引きはがし、パスタへと落とす。
予感が当たっていた事が面のままでも理解できてしまうのが不快で。
やけ食いのように、パスタをがっつく]
あー…、美味い。
[ほんの些細な事に癒される]
孤児 オーフェンは、御令嬢 ロザリー を能力(占う)の対象に選びました。
此処にいても、特別、することもないだろうから。
フィオーラは別か、
確かに…… 親しいものが傍にいるのならば、
不安は薄れるというから、それは好い事と思う。
[思案げに、多少選ぶようにしながら、言葉を紡ぐ]
ああ、それと。
先程、巫女が口にしていた結界樹というのは、何処に在るもの?
[ 湯気を見つめたまま首を傾けていたが。]
今は…何もできないのは確かですわね…。
[ リディアが言った言葉に確かに間違いはなく。
チーズトーストを1口頬張る。
右目は蹲った小さな姿を捉えた。]
貴方、大丈夫?
[そう言って近付こうと―――。]
ああ、判っている。
そのために私は存在しているのだから。
[アヤメの言葉に頷いて、ケイジの声には、冷めた視線を向ける]
あなたに、何かを告げるは無駄だろう。己の意以外のものを受け取る気もないのだろうから。
そう。
[付き人らしき、男の声。
問いかけというよりは確認のような言葉に首肯を返す]
……エリカ。
[流石に返答が短いと思ったのか、己の名を呟いた。
自己紹介のつもりらしいが、それでも足りない]
あは、そうなんだ〜。体をごしごしじゃぷじゃぷ〜って洗うのは気持ちいいよね〜
[見当外れなのはそのままにケイジに答え。
そして返答には笑みのまま。なんで。などと理由は聞かずに]
あは、いいね、楽しいのはいいこと
…なんだって…なんだって…あはは
[そしてまたぐるっと周囲を見渡した後、興味も薄れたのかもう見渡すのもやめて、挨拶もせず広場から出ようかとする]
ま、どんだけ役に立つかはしらないけどね?
[エリカに答え、くつり、と笑う。
冗談めかした言葉は、自身も落ち着こうとする意思の表れか]
ん、結界樹?
島の真ん中、湖ん中さ。
川沿いにのぼってきゃ、すぐに見つかるよ。
[地面に跪いたまま、目を見開き、口から涎を垂らす。ラスに背中を撫でられれば、小さく呻き声を上げ]
……うう、ミルっ……ペチカ……あ
[落ち着くまで、小刻みに体を震わせて何かを呟いている。気づかうような女性の声がわずかに耳に届いた]
[あっという間に食べ終わった食器を適当に置いて、問い掛ける主に向き合う]
別に?ただ少し嫌な予感がしただけデスヨー?
アンタが愉しそうな時に、ロクな目に遭った記憶がないもんでね。
[放つ声は鋭い。けれど、目を見開き]
…まさか、アンタが珍しい事をするから、こんな事になってるんじゃあるまいな。
[視線の先にはネロ]
[ジョエルの返事に、うんうん、と頷いて]
ま、兄さんも兄さんで、背負い込みすぎちゃあダメだよ?
気負いが過ぎれば過ぎただけ、呑まれやすくなる、って言うからね……。
[軽い口調で言いつつ。
幼馴染と居候のやり取りに、ゆるく、瞬きを一つ]
[ 少年が蹲る様子を少し離れたところで見る。]
……酷いようならカレン殿に診ていただきなさいな。
そこの殿方、貴方にお任せしてよろしいですか?
[ 相手からどのように思われているか自身は知らない。
血縁者か何かだろうと、不躾に声をかける。]
人の知っていることなんて、限られている。
勝手に生きるのが貴女のやり方ならば、
己の思うようにやってみるのが好い。
それが、「後悔」をしないことにもなるのだろうから。
[笑う彼女とは異なり、表情は変わらない。
巫女の言葉を聞いたときの、翳りめいたものも失せていた]
川沿い…… ああ。
中央にまでは行ったことがないから、知らなかった。
わかった、ありがとう。
[まさかそこまで拒絶反応を見せるとは思っておらず、慌ててオーフェンの口に指を入れて残った肉を吐き出させると、そのまま彼の頭を胸に抱いた]
ごめんね。
そこまで嫌だったなんて……。
[そういってまるで自分自身が血を流したような苦痛の表情を浮かべながら抱きしめる力を少しだけ込めた]
水浴びが好きか
[ジョエルへの言葉とは違い、ネロへ向ける言葉は愉しみの質が少し違う。]
いいことに思わないのも、いるようだがな
[去ろうとするネロより視線をずらし、狐のしたで三日月をつくる。]
主人に対して酷い言いようだな。
あいにくと、お前を酷い目に合わせたことなどないが?
[あからさまに嘘を吐いた。]
だが、珍しいこと? ――何がだ?
[立ち止まったネロの髪を拒まれなければ、くしゃりと梳くか]
お前も何を好き好んで、こんなのの傍らに居たんだか。
[呟く言葉は問い掛けにも、自嘲にも似て。緩く溜息をついた]
いや、お前なら楽しそうだからとか、それだけの理由な気もするな…。
[オーフェンが落ち着くまで、ゆっくりと手を上下させてその小さな背中をさすってやる。
何か呟いているのは聞こえたが、聞き返さないほうが良いかと、聞き流す。ふと顔を上げると、ロザリーと目が合った。
リディアがかけつけてオーデンを抱きかかえたので、そちらは任せようと立って離れ、ロザリーへと首を傾ける。]
ん、手が必要そうなら、ね。お嬢様。
[おどけているとも嫌味とも分からない、明るい声音で言った。]
用…… しいて言うならば、
己の目で見てみたい、というところかな。
[繰り返される名には首肯を、
後の問いかけには目を眇める]
何か、というのは酷く曖昧な問いだと思う。
『虚』や『堕天尸』の事ならば、皆と同程度には知っている。
この島にいるであろう、その存在であれば、知らないと答える。
その他であるのなら…… やはり、不確か過ぎる問いかけ。
[巫女の警護は父方の親族の仕事。
それを果たすべく動くジョエルに頷き、巫女へと数歩近づく。]
………クローディア。顔を上げてくれ。
貴女は貴女の仕事を成すだけだ。誰も文句など言いはしない。
[深く頭を垂れたままの少女にそう告げ、広場を一睨みする。
ざわめく広場の衆を黙らせ、巫女の負担を減るようにと。]
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