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[風が木の葉を揺らし、零れる光が湖面を踊る。
平穏そのものの光景を見上げている内に、苛立ちは薄れる。]
長居しすぎたな。行くか。
[膝を深く曲げ、樹の根を傷つけない様にばねの力だけで跳ぶ。
湖の上、羽ばたく四翼で水面が大きく波立つ。
そのまま湖を渡り、高度を取りかけた所で人影に気付いた。]
違う……寄らないで……。
違う……そうじゃない……。
違う……お父さん、お母さん……。
[体の震えは呟きが増える毎に次第に小さくなっていく。それでもまだ完全に消えた訳ではなかった]
[エリカの視線を辿り、余計に思う]
うん、気にしないで…良いんだよ。
[非常に自分が小心者の気がしたが、気付かぬフリ。
突然聞こえた悲鳴に、勢い良く腰を上げるも、貧血のように足はふらつき、膝を付く]
……っと。
[相棒を見送り、さて行こうか、と思った所にさす影にそちらを見やる]
おや、旦那じゃないか。
そ、仕事。
糸を切らしちまってね。
[馴染み深い紫星の波動に軽く目を細めつつ。
舞い降り、声をかけてきたスティーヴに、軽い口調で言葉を返す]
旦那は、こんなとこで何してたのさ?
[一方、森の奥へと飛んだサエーナ鳥。
響く微かな音色を捉え、くぅ? と一鳴き。
好奇心の導くままにか、そちらへ向けて飛んで行く。
小さき真白の翼は、川に沿うよにふわふわと]
…大丈夫か?
俺はあんたの親父でもおふくろでもないぞ?
[リディアに、出来る限り優しい声をかけ、再び手を伸ばす。
ゆっくりと、怖がらせないように、その肩を撫でようと]
[ぱさり、
手から紅花が滑り落ちる]
……無理、しない。
[背後の事は気にかかったが、
膝を突く男を見て、自らも膝を折り、
支えようかと手を伸ばしかけ――
途中で止まるも、また伸ばす]
[ 服を着替えて、化粧をして、髪を整える。
姿見に映る姿を丹念に確認する。
羽根を広げれば、その色が室内に色をつける。]
………ふむ。虫干しでもしようかしら。
[ そう言ってベランダから海をぼんやりと眺める。
羽根を広げて、手すりに肘をつく。
やっぱりいつもと変わらないものが広がっている。]
[肩に乗せられた手に、びくりと体が震えた。
怯えきって涙がたゆたう瞳が手の持ち主を、歪んだ視界に捕らえて――]
あ……。ラスさん?
[ようやくまともに戻り出した思考に、...は目の前の人物の名を口にした]
……そうか。
今は物騒だ。一人行くなら気をつけていけ。
[相棒のいない肩に目を留め、短く諭す。
危険があれば知らせる小鳥の本能がない分、危険は増すと。]
俺か? 俺は…金色の鳥を追ってきた。
見た事のない気配の鳥だった。
[眼差し鋭く湖へと向ける。]
………鳥は空を飛ぶもの。
水に消える鳥など、知らぬ。
[ 海を眺めながら、溜め息を深くつく。]
弱りましたねー…。
こうして虫干しをしている間も、幻視をしなければいけませんか。
……虚の力で何とか保っているものの。
ずっとは…さすがにキツイですね。
虚も案外、役に立たないものです。
[ そう言うと、隠された羽根の色がその色を濃くした気がした。]
[草笛を吹いていると、近づいてくる白色が視界に入る]
……ミル?
[体を起こし目を凝らすと、霊鳥の姿。鳥に向かってそっと手を伸ばす]
物騒……か。確かにね。
ま、ご心配なく、ダテに女の独り暮らしをしてるわけじゃない。
[護身の術は心得てるよ、と冗談めかして笑い]
……金色の、鳥?
水に消える鳥……かあ。
それはアタシも見た事、ないねぇ……。
[湖に向けられる視線を追うよに、自身も水面へ視線を向けて]
…大丈夫か?
[自分の名を呼んだ少女の肩をそっと撫でながら、もう片方の手で頬を撫で、目を細めて骨ばった指先で涙を掬おうとする。]
[手を伸ばす少年の紡いだ名。
それに、違うよ、と言わんばかりにくるる、と鳴いて。
それでも、危険はない、と感じてか、ラウルはふわり、その手に舞い降りる]
[ ベランダで海を眺めていれば来客が――――。]
あらケイジ様、こんにちは。
早速、茘枝を持って来て頂いたのですか?
[ 空からやってきた相手に笑顔で対応する。]
わざわざ、ありがとうございます。
カレン殿所へはこれから行かれるのですか?
[ 昨日のことを思い出して、そう問いかけるも。
返ってきた言葉は興味なさげに見え。
受け取った茘枝を手に取りながら苦笑いした。]
[小さく気付かう声に反応しようと、重みを堪えて頭を上げる。
視野が狭く、やや暗い。
伸ばされたのが手だった事には、躊躇うように支えられてから分かった]
ん、……ありがと。でも、最近は、物騒だからねえ。
なるべく…女の子の悲鳴が聞こえたら、駆け付けたいもの、なんだよ。
[苦笑して、呟く]
[伸びてくる指を、今度は抵抗せずに受け入れると、少しよろめきながら立ち上がった]
ご、ごめんなさい!
ちょっと……色々思い出しちゃって……。
[島の人であれば知っている...の家族を巻き込んだ火災事故をの事を少しだけ口にしながら、空元気の笑顔を見せた]
違うの。
……おいで
[くるると鳴く鳥の軌跡を眺め。やがて差し出した手に舞い降りたサエーナ鳥の白い羽毛を、指でそっと撫でる]
……見かけない子。どこから、来たの?
……ああ。護身の術の効果はよく知っている。
[その相手になった事を思い出し、少しだけ目を細める。
流石に幼馴染達に試すのはよせと止めたものだ。]
………樹の周りを探るように飛んでいた。
それ以上の事は何もなかったが……時が時だけに気になってな。
[湖を見るアヤメの横顔に視線だけを投げる。]
お前の家の居候。あれは……大丈夫か?
[何がとも何をとも言わず、呟く。]
[撫でられる感触が心地よいのか、くるるる、と機嫌の良い鳴き声を上げつつ。
どこから、との問いには飛んできた方へと円らな瞳を向ける。
足に結わえられた深紫のリボンを見れば、野性の鳥ではない事は一目で知れようか]
[手は確かに支えとなり、
触れた先には温もりがあり、
細められる眼は眼前の男より遠くを見る]
……駆けつけたのに倒れたら、
相手方に余計に心的負担をかけると思う。
貴方の今の勤めは休む事だろうに。
……言っている間に、落ち着いたかな。
[ゆるりと顔を動かして、
紡がれる台詞は既にいつもと変わらない、凪いだ水面の如く淡々とした響きを有していた]
[目を細めながらの言葉に、だろ? と笑い]
樹の周り、か……。
んでもさぁ、『虚』と樹は相反するものじゃないか。
そうそう近づきたがるとは思えないし……悪いものではないんじゃないかねぇ?
[見てはいないから、なんともいえないけど、と付け加え。
それから、投げられた問いにきょとり、としつつスティーヴを見る]
はい?
大丈夫かって……エリィが、どうかしたのかい?
いや、俺なら大丈夫だから。
[優しげに目を細め、リディアの頭を撫でる。
自身の家族は問題あるとはいえ元気なだけに、その気持ちは想像ついても分かるとは言ってやれないから。]
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