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[去り際にカレンの言葉を聞くと]
うん。血は、繋がってはないけど……僕には……唯一の家族だったよ。
リディアさんと?……うん、考えるだけなら。
[一瞬寂しそうな瞳をして、その場を飛び去る]
……結局……飛んじゃったな。あ、あの声は、リディアさん……?
[若干ふらつく飛行を心配され、リディアの熱意に折れるように今日だけは彼女の家に向かう*ことにした*]
私やラスは証人のうちには入らないのか。そうかそういう扱いか。
[カルロスの言葉には、そう返した。なにやら調子づき、リディアに耳打ちされて落ち込み。くるくる動くカルロスの表情を、何となく、じいと観察している。]
[吹き抜ける風。
葉が、舞った。
癖のある千草色の髪が揺れ、
彼方を見つめていた双瞳が揺らぐ。
それきり、目を逸らす。
戻る道のりはまた遠い。
森の中、幹に凭れて休息を取る。
――されどそのうちに、*意識は眠りの淵に*]
[広場を見渡す。少しの間に人は減り、あちらこちらに飛び立つ姿が見られた。
巫女の姿は見えたかどうか。護衛の生真面目に人々を見張るまなざし。目が合えば、会釈でもしたかもしれない]
そろそろ、帰る。先生も、もう戻ったようだし。
[風に吹かれてまといつく髪を払い、カルロスに挨拶すると、大地から離れるため、*翼を広げる*]
─広場─
[俯きがちな巫女の側に護るよに付き添いつつ。
疑問を投げてくる者がいれば、説明する巫女を補足するようにそれに返したりもしながら]
……ローディ、あんた一人でどうこうできる事じゃないだろ?
もう少し、周りを頼りな?
[でないと、みんなして倒れちまうよ、と。
冗談めいた口調で言って。
ジョエルが戻ってきたなら、後を任せて自分は深紫の翼を広げる]
んー、ああ、気にしない、気にしない。
アタシが好きでやってる事さね。
[礼やら何やらを言われるなら、ひらり、と手を振りつつ軽く返して。
広げた翼で大気の流れを捉え、舞う。
向かう先は村外れ、森よりの自宅──ではなく、島の外れ、海の側]
[島の周囲に浮かぶ、小さな岩塊。
白い雲海に浮かぶ小島の如きそれの一つに、ふわりと降り立つ。
緩く吹き抜ける風が、動きやすさを重視して膝上まで丈を詰めた小袖の裾を揺らした]
……『虚』に、『堕天尸』……か。
[呟く瞳に浮かぶは、陰りの色彩か]
……ねぇ……アタシは。
こんな時にどうすりゃいいんだい?
父上……母上……。
[消え入りそうな声は、常とは打って変わって自信なく。
肩の相棒が、くぅ、と不安げな声を上げるのに、苦笑が浮かぶ]
ああ……らしくない、ねぇ。
大丈夫さ、ラウル……何とかなるさね。
[不安げな相棒を宥めるように撫で。
ぐるり、白の海を見回す]
……さぁて、少しでも仕事、進めるとしようか!
[自身に発破をかけるよに、明るい声を上げたなら。
深紫を羽ばたかせ、今度こそ*自宅へと*]
[クローディアについている2人の幼馴染と、オーフェンを取り巻く小さな騒ぎを2歩下がって見ていたが、どちらも姿を消すと自分も薄金の翼で空を滑って自宅へと帰る。
古い木の扉をあけて入ると、家族は揃っていた。]
ただいま、っと。
[お帰り、と声が返り、青い顔をした母親とテンションの高い妹が迎えに出てくる。
質素なご飯を食べながら、クローディアに言われた事を話し、父親に薬を飲ませて後片付けをしてから、薄い布団で就寝した。]
[太陽が出る前から起き出して、家の裏手の小屋にいる羊の乳を搾って瓶に詰める。
羊の寝藁を掻き集めて纏め、新しい寝藁をひいてから古い藁を細かく裁断し、袋に詰める。
その辺りで太陽が出始め、眩しくも嬉しそうな表情で出迎えると母親の朝ご飯の声が聞こえ、長身を屈めて家へと戻った。]
今日は、スティーヴさんとこ行って来るよ。
仕事、貰えそうなんだ。
昨日の実も届けてくるし、あぁ、親父の薬も貰ってくる。
[簡単な食事を済ませると籠に実を纏めて手に持ち家を出る。
膝を屈めて飛び上がって開く翼は、太陽の光を跳ね返す様に薄金に煌いた。]
[ふるり、頭を振り、
寝惚け眼を擦ると、伸びをした。
しぱ、しぱ、ぱち、ぱち。
まばたきを幾度かして、辺りを見回す。
顔を上げた先には、あたたかな木漏れ日。目がきゅぅと細まった]
……しまった。
[ぽつりと呟く。
大して後悔の混じる声音ではなかったが]
[風に乗って飛行を楽しんでいると、ふと、眼下に昨日見た顔。
羽根を縦に伸ばし、やや垂直気味に下降する。]
おい、大丈夫か?
[声が届く距離まで降りたら声をかける。
何かあったのか、と。]
[地面に座り込んだ侭、
降って来た声に顔を上げる。
風を切る羽の音。
僅かばかり眉は顰められて、
細まった目と相成り、睨みつけるような形になる。
それでも、首を振るのは、否定の意]
[とす、と小さく音と砂埃を舞わせて地面に降り立つ。
只でさえ長身なのに相手が座り込んでいる状態で、見上げる目は睨んでいるようにも見え、何もするつもりはないと言いたげに両手のひらを立てて振って見せた。
首を横に振られて何も無いと分かれば、自らの首の後ろを手でさすりながら]
何も無いなら良いけど。
助けが必要なわけじゃないんだな?
[とぼけた声を出した。]
[降り立つのを見れば零れる吐息。
視線も下へと逸れて、眼は伏せられた。
立ち上がり、服についた草を払う。
それでもやはり自分より頭一つ半は高い相手を、
数歩距離を置いた場所から見やった。
問いかけに、一度、頷いて]
……帰ろうとして休んでいたら、
つい、寝てしまっていただけ。
[口数が少ないのは、寝起きの所為もあった。
返す声は、変わらず、平坦]
[問題なく立ち上がる姿に、首の後ろをさする手を止めてふ、と細い目に笑みを浮かべる。
表情ねぇなぁ、等と思うけれどもそれは口には出さずに]
そか。
疲れてんなら、無理すんなよ?
[自分よりも大分年下に見える少女の頭へと、手を伸ばした。
抵抗されなければ、髪についた木の葉をそっと取るつもりで。]
疲れてはいない…… けれど、
眠いのの次には、お腹が空く。
[手は所在なげに、身体の横に。
言葉選びも、幾らか幼い。
伸ばされる手を拒むことはないけれど、
ぱちりと一度、大きく瞬いた]
腹か。
[髪に絡まる小さな木の葉を、骨ばった長い指で挟んで取ろうとしたが、くせっ毛に絡まるそれには少し苦労をして、片眉を上げながら両手で取った。
ぱちりと瞬いた目に、驚かせてすまん、などと口の中で謝りながら、腰につけた籠から赤い実を3つ、片手で取り出す。]
甘くて旨い。
足しにはなるだろ。
[目を糸のように細めながら、実を掴んだ手のひらを下に向けて少女の前へと差し出した。]
[自分の頭の傍で動く手を、金糸雀色が追う。
時間をかけている間に数度目を瞑りはしたが、厭う素振りはなく。
手が離れると、ふるりと左右に首を振る。否定というよりは、身震いをするようだった]
……そちらのものではないの?
[差し出された手と、
細められた目を交互に見る。
そっと指を伸ばして実をひとつ摘むも、
その手には触れないよう、慎重だった]
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