人狼物語 ─幻夢─


21 Himmel welt

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烏賊 ラス

[手に触れないようにしているのは、その不自然な手の動きからすぐに分かったから、少女の手が自分の手の下に来た時に、ぱっと軽く握られていた手を開いた。
 赤い実が、少女の手へむけてみっつ。零れ落ちた。]


数あるから。
…ごめん、俺臭い?


[少しだけ眉尻を下げながら2歩ほど下がり、そっと自分の手の甲あたりを匂いでみた。]

(158) 2008/03/19(Wed) 15:50:44

猟師 スティーヴ、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 15:51:59

学生 エリカ

[男より小さな手のひらから零れかけた実を、
 地に落とさぬよう両の手で掬い取る。
 予想外の行動と、謝罪と、問いかけ。
 きょとりとした表情になった]

ありがとう、……?

[ふるると首を振り、実をひとつ齧る。
 口内に染み渡る甘さと、喉を潤す果汁が脳を覚醒に導く。
 指の腹で己の朱唇をなぞりながら声を紡ぎだす]

においについてを指すならば、
個々人の感覚は異なるから一概には言えないけれど、
私にとっては別段、不快なものとは感じない。
ただ、……ああ、そうか、
先程の私の行動を気にかけているならば……
それは恐らく、心的外傷が要因であるだろうから、
貴方自身が原因ではないと思う。

[言い終えてから、また、ひと齧り]

(159) 2008/03/19(Wed) 16:00:47

烏賊 ラス

[少し、へにょりと眉を下げていたが、その唇から紡がれる言葉に次はこちらが目を瞬いた。
 右手を首の後ろに回してさすりながら、頭を傾けて]


心的外傷?何が―


[無遠慮に繰り返してから、あぁ、と口の中で呟き、片手で口を押さえてもう片方の手をひらひらと振った。
 思い出したくない事もあるだろう、聞いて欲しければ聞くけれどそんな仲でも無い、と思い直して、目線を気まずげに上へと逃がした。]


いやすまん。
俺の匂いが原因じゃなくて、良かった。

(160) 2008/03/19(Wed) 16:11:21

猟師 スティーヴ

−岩場の小屋−
[ 飾り気のない木の椅子に腰掛け、無言で狩りの道具を整える。
 不要とした自らの羽根の主軸に、鏃を細く強い糸で留めた物。
 再利用できぬそれを整える事は日課であり、精神を研ぎ澄ます時間でもある。]

 …………これでいいだろう。
 しばらくは狩りに出る時間もあるまいが、

[昨日の出来事を思い、眉の皺が深くなる。]

 ……出来れば、人に向けたくはないものだがな。

[紫紺と黒金のそれを指先二本で軽く回す。
 鏃が付いても所詮はただの羽根でしかない。それでも堕天尸がいると聴いた以上、何もないよりマシと判断したが。]

(161) 2008/03/19(Wed) 16:19:18

学生 エリカ

掴んだものを、離してしまっただけ。

[こくんと、喉を鳴らす。
 ひとつは胃の中に収められた]

人ひとりが抱え込めるものというのは限られているから、
心的負担を軽減するためには分かち合う行為というのも必要――
とはいえ、貴方にその荷を背負わせる理由はないかな。

[思考を連ねる言葉に、感情はない。
 思い出したくないということも、
 聞いて欲しいといことも、
 互いの仲を考慮することも。
 逃される目線を追うように天を見上げ、地に下ろす]

私が感謝をすることはあれど、貴方が謝罪することはない。

[水平に戻して、再度、首を振った]

……匂いに関して言えば、好い部類に入ると思う。

(162) 2008/03/19(Wed) 16:29:17

猟師 スティーヴ

 ………なあ、―――。
 お前ならただ人でしかない俺と違い、クローディアを守れただろうにな。……才能の在るヤツが、さっさと死にやがって。

[窓の外、岩場向こうの白い小波を見ながら呟く。
 太陽に照らされ輝く、綿にも似た柔らかい海。だがその下にあるのは吹き荒れる風と、翼の自由を奪う重い雨粒、光と熱の稲妻。

 ―――巫女の夫と認められた男すら、帰ること敵わぬ程の。]

(163) 2008/03/19(Wed) 16:31:04

烏賊 ラス

[顔はゆると上を見たまま、視線だけを彼女へと戻す。
 その言葉は、何故か、何処か、響いたのを感じて、視線に遅れて顔も向けた。]


人ひとりが抱え込めるもの、か。
そうだよな。うん。
本当、限界って、あるよな――


[瞬間細い目を更に細め、ふわり、背の薄金の羽根が揺れた。
 少女が紡ぐ言葉に、少しだけ嬉しそうに眉を上げながら、両手を首の後ろで組んで悪戯っぽく笑う。]


ま、誰かに背負って欲しければ背負うから言いな。
理由は――匂いを好いって言われて嬉しかったから、じゃ駄目か?

(164) 2008/03/19(Wed) 16:37:15

学生 エリカ、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 16:38:16

学生 エリカ、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 16:38:31

学生 エリカ、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 16:39:27

学生 エリカ

そう。人は、脆い。
限界を超えてしまえば、特に。
だから、付け入られ易くなる。

[嬉しかったから。
 はた、はたり。
 金糸雀色の瞳が細い眼を見た。
 男の顔に浮かぶ感情を認め、
 実を持っていない手を、口許を覆うように添える]

……駄目、というか。
理解し難いというか。
初対面の、しかも、余所者相手に、珍しい。

(165) 2008/03/19(Wed) 16:45:40

烏賊 ラス

限界……付け入れ易く。


[目の前の少女の小難しい言葉を口の中で繰り返し、続く言葉は笑んだまま聞くと、ぽり、と頬を人差し指で掻いた。
 少し目を泳がせて、後ろの羽根をぱたぱたさせながら暫し考えて]


んー…なんだろ。
俺、捨て犬とか、拾っちゃう性質(たち)…。


[犬と一緒にされれば少女が怒るだろうか、等は考えもせず。]

(166) 2008/03/19(Wed) 16:59:38

学生 エリカ

捨て犬…… 拾われ物という意味では、
ある意味、類似しているのかな。
そして、拾うという点で言えば、
貴方とフィオーラは類似しているということになるか。

[背で動く羽から、つ、と目を逸らす。
 犬の尾のようにも見えていたが、それはそれとして]

……そろそろ干さないと、か。

[独り言ちて、
 かぷり、実をもうひとつ齧る]

(167) 2008/03/19(Wed) 17:05:46

猟師 スティーヴ

 ……死者を責めるのは筋違いだな。
 一番もどかしいのはアイツだろうに。

[目を伏せ、己の弱さに苦笑しつつ鏃羽根を懐に仕舞う。]

 ……俺は俺に出来る事をするさ。
 アイツの代わりにはならないし、なれもしないがな。

[やるべき事はいくらでもある。
 まず手始めに、生きる糧を得るべく塩水に漬けた肉の様子を見に*納屋へと回った*。]

(168) 2008/03/19(Wed) 17:10:09

烏賊 ラス

フィオーラ?
あぁ、お前、アヤメんとこの…ちょっと前に、話は聞いてたよ。


[幼馴染が話していた事を、思い出した。似ている、といわれれば苦笑を返しつつ、少女が実を齧るのを見て、ぺち、と自分の額を叩いた。]


…あ。
俺、スティーヴさんとこ行こうとしてたんだった。
すまん、行くわ。なんかあったらまた言ってくれよ。


[言って手をひらりと振ると、膝を曲げて上へと飛び上がり、強く翼で一度空を叩いて縦に細く飛び上がる。
 広い空へと出れば、もう一度下を見て少女に手を振り、*飛んで行った*]

(169) 2008/03/19(Wed) 17:11:53

かぶき者 ケイジ、学生 エリカに話の続きを促した。

2008/03/19(Wed) 17:13:30

烏賊 ラス、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 17:14:35

かぶき者 ケイジ、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 17:22:18

猟師 スティーヴ、メモを貼った。

2008/03/19(Wed) 17:23:44

学生 エリカ

[小さく、一度の首肯]


……ん、時間を取らせた。

[謝罪代わりに軽く頭を下げ、飛び立つ姿を目を眇めて見るも、
 男が空に出る前には逸らした目線は振られる手を認めることはなく。
 そっと、拳を握った]

(170) 2008/03/19(Wed) 17:24:28

かぶき者 ケイジ

[家に戻った狐に、屋敷の者は声をかけない。
麺を取ったあとならば、なおのこと。

己の場所に戻った狐は、愉しげな、まがまがしくも見える笑みを浮かべた。]

さて、どうするんだろうな。
巫女殿は、それに――堕天尸とやらは。


[紡がれた声は誰に届くこともない。
狐を外した男は、額に走る傷に触れた。

夜が更けてゆく。 やみが、深まっていった――]

(171) 2008/03/19(Wed) 17:31:41

かぶき者 ケイジ、朝になれば、なにごともない顔。

2008/03/19(Wed) 17:35:49

かぶき者 ケイジ

さて、どこへゆくか。


[呟き、狐の面を取る。
赤い紐をうしろで縛り、外を見た。]


――退屈だ。
樹でも見に行くか。

(172) 2008/03/19(Wed) 17:40:58

学生 エリカ

[ゆるり、開く。
 前にも後にも、
 表情は浮かばず。

 最後のひとつを食べ終え、手のひらを舐めた。
 水場を探しに、足を向ける。
 そう遠くはない場所に、川は流れていた]

(173) 2008/03/19(Wed) 17:43:07

かぶき者 ケイジ、茘枝を食事にし、飛び立ち向かう。

2008/03/19(Wed) 17:44:16

かぶき者 ケイジ

[眼下にはみどり。
視界が開けるのは、川のそば。
狐は急ぐでもなく、のんびりと飛んでいた。

と、その視界に人の姿を。]


――あァ、拾われ者か


[つぶやく。
そして、高度を下げた。]

(174) 2008/03/19(Wed) 17:47:18

学生 エリカ

[手を清め、顔を洗う。
 拭うことはせず、
 まだ滴のしたたる手で、肩を押さえた]

(175) 2008/03/19(Wed) 17:49:15

学生 エリカ、川に映る影に、他の存在を知り、手を下ろす。

2008/03/19(Wed) 17:51:53

かぶき者 ケイジ、学生 エリカの様子をそらから見、そばの木へと降りたった。

2008/03/19(Wed) 17:52:37

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