情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[すとんと足のつかない椅子から滑り落ち、窓に寄る。闇に沈んだ森の上、月の形と位置を見れば、すでに夜も深まった時刻とわかる]
薬。明日はラス、取りに来るだろうか。今日の事もあるから、来ないようならばこちらから届けに行くのもいい。ついでに、何人か、様子を見たい人のところを回って……それと。
[明日、するべきことを数えながら、そろそろ眠ろうと考え、軽く手を振る。机の上に置かれた、ランプの灯がふっと*消えた*]
さすがに、ずっと篭ってやってると、身体が辛いねえ……。
[ある意味当たり前の事を呟きつつ、仕事部屋を出る。
外で待っていたラウルが、ぴぃ、と鳴いてふわりと肩に乗った]
ん、戻ってないか。
[他に気配がないと確かめると、小さく呟く]
……ちゃんと、食べて……は、いそうにないね。
[小さく呟くと、簡単な食事を用意して。
一人分を摂ると、もう一人分はわかるように台所へ置いておき、ふらり、外へと向かう]
感情を有する者ならば、そうだろう。
好意を持つ、他の存在が失われると思えば。
死よりは遠くとも、生にも遠くなるのだから。
……そう問う、貴方には、居るのかな。
[投げた問いの答えを聞く前に、
伸ばされる手の先、己の肩へと視線を向ける。
挙げた片手、遮るように、手のひらは肩の位置に]
そのうちに、乾くから。
[昨日と違い、決して遠回りをする必要は無く、選ぶ道は平坦なもの。
村の近くを通れば、そこは普段よりも微かに空気が張り詰めている。
時折、世間話をする婦人方に冷めた視線を送られれば、肩を竦めてやり過ごした]
やーな、感じ。
[浮島へと吹き付ける上昇気流を受け、一気に高度を取る。
背の高い青年の竜胆色の髪も、瞬く間に点へと変わった。]
………狩場を変えてみるか。
[昨日、帰りに島を上空から一周したが虚の気配を見つけることは出来なかった。
いつも使っている狩場にも、気配を感じたことはない。
何より――自身が囚われてはいない。]
……虚の場所がわかれば。
囚われた者…堕天尸の手掛かりを得られるかもしれん。
[風切音より低く唸り、四翼を大きく羽ばたかせる。
常とは異なる場所へと、大きな影が*空を滑った*。]
― 島の某所 ―
[ 羽根を広げたまま、すっと降り立つ。]
と、言っても何処に行きましょうか。
島からは出られない、そう巫女姫は言っていましたね。
[ 目を閉じ、といっても左は見えないが。
耳を澄まし、気配を探る。]
誰かいるようではありますが。
さて、何処に向かいましょうか。
[ 羽根を震わせ、考える。]
[濡れた肩にふれることもなく、ぴたりと手はとまる。
遮られたためでもないように、ただ自然に。]
さて。
いると思うならいるかもしれないが、
ちがうと思うならいないだろうよ
あいにくと、お見せできない顔なもので
[狐はわらった。]
―聖殿―
[先夜は集まった島人の最後の一人が空に消えるまでを見定めて聖殿に戻った。アヤメには付き添いとクローディアを励ましてくれた事への礼を言い、飛び去る深紫の翼を見送った]
お前も休め、クローディア。巫女が寝不足で倒れたなどというのでは、話にならん。
[憂いを拭えぬ様子の従姉妹には、そっけないとも聞こえる口調でそう告げて、自らは巫女の部屋と外とを隔てる中の間に寝ずの番を決め込む]
[外に出たなら、身体を伸ばし、深紫の翼を広げる。
風の流れを読み、捉えたそれに乗るようにふわり、飛んで]
……さて、と。
[上から見下ろす島の様子は、いつもと変わりなく見える]
『虚』、か……笑えやしない。
[呟きを漏らす、その刹那だけは表情は険しいものの。
ラウルがくるる、と不安げな声を上げると、それは静まって]
ああ、はいはい、わかってる、わかってるよ。
アタシらしくない、って、言うんだろ?
そうと言えば、そうなるか。
[止まる手。 息を吐いた]
その事に関して言うのならば、
……あるいは全ての物事に関して、
主観の真実と客観の真実とは異なり、
客観的事実は在り得ないものだから。
初めにあの問いを投げた時点で、
私にはいないと思えど、
貴方にはいると見えたということなのだろうしね。
[わらう狐の面。
対する人の顔に、感情はない]
顔に関連するものなのか否か、私には判断がつかないけれど。
[ 暫く歩くと右目が人影を捉えた。]
おや、あれはケイジ様と…。
[ 昨日、広場でその姿を見たろうか。
確かめようと首を傾け、その姿を見定める。]
…知らぬ顔のようですね。
[ 少し離れたところで、顎に手を添えて頷いた。]
さて、と……。
ローディ、どうしてるやら。
[やはり、気になるのは巫女の事と]
……ちゃんと、休んだ……ならいいんだけどねぇ。
[やたらと気を張っていたらしいもう一人も、それなりに気にはかかって]
様子、見に行くかねぇ。
[呟いて、ばさり、翼に力を入れて広場の方へと羽ばたいてゆく]
―聖殿―
[やがて夜が明け、その日の食事を誂えた世話係の娘が顔を見せる]
巫女には食事の後に何か暖かい飲み物と甘い物を。眠っていないようならすぐに床から出ないように見張っていてくれ。
[そう頼んで、聖殿の外へ出ると、日差しの明るさに寝不足の目を細める]
拾い主を大切に思っているのだとばかり。
つまり、ご明察の通りだ
[くつくつ、愉快とつたえる声がなる。]
醜い者は、好かれやしないさ。
ゆえにだれかを大切に思う必要も、ない
─広場─
……ふう。さすがに、ちぃとは緊迫してるかな。
[舞い降りた広場は、いつもの賑やかさは影を潜めているようにも見えて。
取りあえず、広場に面した仕立て屋へと足を運び、仕事の仕上がり具合を告げる]
……てことで、半分は仕上がったから。
後で、急ぎの分は納めに来るよ。
ああ? ゆっくりでも大丈夫?
……そう、か……ま、あんな話の後じゃ、仕方ないね……。
[これだけは納期を外せない、と力を入れていた物──花嫁衣裳用の生地の納期が延びたと聞いて。
ほんの少し、肩を落としながらも、聖殿へと足を向ける]
[視線を投げた時、エリカの言葉がとどく。
狐はくるり、彼女を見る。]
どうかしたか、エリカ嬢?
[顔をとらえたか否か。
面をかぶった男が、なにを思ったのかも、まわりにはわかるまい。
たのしげな顔と、ことばの色はちがうのだから。]
へへっ、楽勝、楽勝ー。
[ご満悦に、ニカリと笑み聖殿の奥へ進む。
実際は裏手から侵入するさいに足跡をたっぷりと残す失敗をしているのだが]
ん、あれかな?
[飯の盆を運ぶ女性が扉から出てくるのに目を留める]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新