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・・・・・・・
[目を細め、聖なる樹…結界樹を見上げる。ずっと以前、あの樹の上に成る実を取ろうと試したことがあった。けれど手にした実は枯れて崩れ落ち、自分には望む資質は無いのだと知らされた]
[少年の物思いは知ってか知らずか。
もし、声としてそれを聞いたなら、ラウルは恐らく肯定の鳴き声を上げるのだろうけれど。
その代わり、という訳でもないのだろうが、近くに相棒が姿を見せたなら、静かに、と言わんばかりにぱさり、羽ばたく]
……んん?
[その様子に一瞬戸惑うものの、大体の意は察して。
自分も目を閉じ、少年の演奏にしばし、聴き入って]
あは、あははは〜
[ひとしきり満足するように眺めた。
その辺の大きい岩を水の流れにあわせるように蹴っ飛ばすと、岩は徐々に砕け、小さくなりながら転がっていく。
それをじぃぃと眺めてまた陽気に笑っていて]
あははは…ん…?あは
[ふわふわと、夕焼け色、空色、ミルク色。
さまざまに変えながら浮かぶ球体がどこからともなく現れて、徐々に近づいてくる
それにそっと手を伸ばして、近づいてくるのを待った。
懐くように指に絡む球体を、穏やかな表情で見た]
[ぱさりと一つ、羽ばたきに目を開くと、柔らかな表情でサエーナ鳥の顔を覗き込み]
……?
[円らな瞳に見つめられれば、小さく頷き、促されるようにまた音色を紡ぎ始める]
異常はない、か。
[とってつけたように、これは見回りだったのだと自身に言い聞かせるような呟きを漏らし踵を返す]
[ふと見知った気配を感じた気がして木立の間を見透かした]
[演奏を聴きつつ、さて、どこの子だったか、と思案を巡らせる。
ごく最近、どこかで見たような記憶もあるのだけれど]
……ああ、そうか。
本屋の、リディお嬢と一緒にいた……。
[人群れに脅えていた子か、と思い至り。
森に住んでたのか、と小さく呟く]
[リディアを優しく、落ち着くよう撫でてやる。
エリカが出る時には、分かった、と小さく答え、つられるように洞窟の中を見て眠るカルロスを見て、運ぶのには重い荷だ、と苦笑まじりの溜息を落とす。]
…?
[ふと、木々の隙間、遠くに何か動く気配が見えたのは獣だろうか、それとも人だろうか?
リディアを撫でる手は止めずに目を細めて、そちらを見た。]
寝返る事は無いだろうよ。
捕らえた「闇」は離さない――猟犬、グレイハウンドだ。
今晩あたり、羽根を広げたら驚くだろうさ。
その墨の多さに、ね。
[くく、と聞こえる声は、どこか他人事のよう。]
あれ、ジョエル。
珍しいな、なんとなくこんなとこで…
[現れた幼馴染に驚いた顔で声を上げる。
言ってから、リディアを撫でていた手をぱっと離し、眉を下げながら自分の首の後ろをさする。]
…俺が泣かしたんじゃねぇぞ?多分…。
[語尾は、弱い。]
[演奏を終えると、にこり笑って、唯一の聴衆であるサエーナ鳥に小さくお辞儀をする]
ごせいちょ……ありがとう
[吹いていた草を川にそっと流すと、立ち上がって腰についた汚れを軽く払い、水桶に手を伸ばす]
[唐突に出て行ったエリカに、やっぱり邪魔していsまったかなぁ? と小首を傾げながらその行く先を視線で追っていて、ふと人影を見たような気がして、洞窟から出てそちらに目を凝らし――]
あ、ジョエルんだ。
お〜い!
こんにちはぁ〜!
[どうやらフラッシュバックは本当に収まり、普段の調子が出てきたらしい]
[泣かしていないと語尾が弱くなるラスに、にこりと満面の笑みを浮かべて]
ラスさんとカルロスさんに無理やり……。
[と、よよよ〜としなだれるように地面に座り込んでみた]
[お辞儀をする少年に、ラウルはぴぃ、と一声鳴いて。
桶を拾う邪魔にならぬようにとふわり、舞い上がると、くるるるる、と鳴きながら、相棒の所へと戻っていく]
……まったく……何してんの、アンタは。
食事に出たんじゃなかったのかい?
[そんなラウルの様子に呆れた声を上げつつ、身を隠していた木立の陰からゆっくりと踏み出して。
飛来する真白を、腕に止まらせる]
[リン。と球体から...微かな音が鳴る。
それに対して...は首を横に振ると、球体は桃色に色を変えて、また。リンと鳴る。
それには頷いて]
あは、それも楽しいよね。
[というと。くるくると球体が...の周囲を舞って、膨らんで、ぱっと弾けて球体ごと...は山から消えた]
え。ちょ、俺何も…!?
[リディアの声に、あわあわと慌てて。
両手をばたばたと振り、汗を飛び散らせ、冷ややかな目のジョエルに、情けなく眉を下げた。]
俺が、誰かに無体な事するわけないだろう…?
カルロス、居るよ。
なんか辛そうだったからさ、見てた。
[ジョエルの言葉には、眉を下げたまま握った手の親指で背後の洞窟を指し示す。]
[鳴き声を残し飛び去るサエーナ鳥を見送ると、木立から現れる人影が見え]
……っ!
[思わず手にした水桶を取り落とす。転がる桶から流れた水は、その場から逃げるように地面へと吸い込まれていく。
現れた相手の顔を警戒色に満ちた瞳で睨むように見つめていると、視界の内、サエーナ鳥がその相手の腕に泊まるのを確認する]
[ラスの言葉には表情を変えないまま]
ああ、お前はな。
だがカルロスは、女性に対して見境がない。
[リディアの傍に膝をつき、覗き込むように顔を見る]
怪我はなさそうだが…泣いていたのか?
……おっと。
ごめんねぇ、脅かすつもりはなかったんだけどさ。
[水桶を取り落とした少年の様子に、苦笑する。
警戒している様子には気づいていたものの、特に気にした風もなく]
ラウルが、世話かけちまったかね?
邪魔してなかったんなら、いいんだけど。
─聖殿内部にて─
[訥々と訴える少年の言葉。
巫女はその一つ一つを、静かに受け止めて]
……あなた、お名前は?
[名を問い、答えを得られたなら、その名を小さく口の中で繰り返す]
……『その人のまま』が、どういったものを示すのか、にもよるとは思うのですが……。
『堕天尸』に転じたとて、人は人のまま、本質は変わりはしない、と私は聞いています。
ただ……ほんの少し、冥い部分に捕らわれてしまっただけで。
痛み、苦しみ……それは、あるかも知れません。
けれど。
『虚』に捕らわれるという事は、本来、耐えなくてはならない痛みから逃げてしまったから……。
ですから、その分の痛みを感じる事はあるかも知れません……けれど。
死なせはしません……例え、私の命を削る事となろうとも。
[最後の言葉には、毅然とした決意の響き]
何を正しいと思うか、何が誤りと思うかは、人によって違います……。
私がこれからなそうとしている事も、もしかしたら誤りなのかも知れません。
あなたのお話くださった方にとっては、清めは辛い事だったのかも知れない……いえ、お辛かったのでしょうね。
清めを行う事で、私も、同じように誰かを傷つけてしまうかも知れません。
……けれど。
何もせずに、大切な人たちが苦しんだり、傷つくのを見るのは……辛いのです。
[静かに思いを語り。
それが、少年にどんな影響を及ぼしたのかを確かめる事無く、支度があるから、と退出を促した]
[ジョエルの言葉に、なんとなく納得してもらっているのか微妙で情けない表情のまま、それでもリディアがジョエルには安心しているのなら良いか、と思いつつリディアの横に膝をつくのを見ていた。
突き飛ばされるわ、俺のせいにされるわ、リディアは俺に恨みでもあるのか?俺なんかしたっけ?等と思いながら、ぽりぽりと後ろ頭を掻く。
指で指した後、カルロスの様子をひょいと見たが、薄く上下する胸に息を確認するとふ、と少し息を吐いた。]
ほっとけ、ってもなぁ。
[続くジョエルの言葉には、苦笑しながらもう一度後ろ頭を掻いた。]
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