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かる……ろうす……覚えた。
特権って、何だろう。
……うん。白眼視は、気にしない
[科学的とか物理的とか、大人は難しいことを言うものだなと感心していた。ロザリンの挨拶を聞いて]
わ……
……さよ、なら
[ふわりと金色の光が羽ばたくのを、うっとりと見つめていた]
さて…困ったことになりましたか…。
[ 屋敷に着く頃には、その羽根の一部は黒く染まりだしていた。]
ううっ…やはり簡単にはいかないようですね。
[ 見えぬ左目を包むように手で顔を覆う。
手は己の機能しないソレを潰そうとするかのよう力を込める。]
スベテを破壊するには…どうするべきか。
……邪魔者は巫女姫殿か…、くすっ…。
[ 尚も手は力を込めたままで。
息が多い笑い声を1人部屋の中に充たす。
やはり、部屋の中は異常なほどに*暗く感じた。*]
……リディアさん、ごちそうさま。お豆腐料理、楽しみにしてるから。
カレンさんも、看てくれて……ありがとう。カルロウスさんも。
それじゃ……僕、帰るから。おやすみ
[リディアの家に連れて行かれる前に、慌てて住み慣れたあばら家に向かって、広場を飛び立つ]
[飛び立ったオーフェンに、...は慌てて自分も飛び上がった]
ね、今日は家においで?
どーせお風呂も入ってないんでしょ! たまには入らないと御婆様も臭い臭いって笑っちゃうよ?
[そう言って、オーフェンの後ろを飛びながら*にこりと微笑んだ*]
[島の中の、森の中の、湖の中。
島の護りたる樹はそこに在った。
此岸から、彼岸――中央に生える樹を見る。
闇に覆われて、今は、色は見えない。
夜と同化するように、静かに佇んでいた。
平坦な道とは言え、
歩みのみなれば、多少の距離も遠くなる。
辿り着いた頃には、白い頬は朱を帯びていた。
付き人の男に近づくなと言われたこともあったが、そうでなくとも、触れようとするには、飛ぶのでなければ、湖を泳いでゆくしかなく。
人目につくのは免れそうもなかった]
[去り際にカレンの言葉を聞くと]
うん。血は、繋がってはないけど……僕には……唯一の家族だったよ。
リディアさんと?……うん、考えるだけなら。
[一瞬寂しそうな瞳をして、その場を飛び去る]
……結局……飛んじゃったな。あ、あの声は、リディアさん……?
[若干ふらつく飛行を心配され、リディアの熱意に折れるように今日だけは彼女の家に向かう*ことにした*]
私やラスは証人のうちには入らないのか。そうかそういう扱いか。
[カルロスの言葉には、そう返した。なにやら調子づき、リディアに耳打ちされて落ち込み。くるくる動くカルロスの表情を、何となく、じいと観察している。]
[吹き抜ける風。
葉が、舞った。
癖のある千草色の髪が揺れ、
彼方を見つめていた双瞳が揺らぐ。
それきり、目を逸らす。
戻る道のりはまた遠い。
森の中、幹に凭れて休息を取る。
――されどそのうちに、*意識は眠りの淵に*]
[広場を見渡す。少しの間に人は減り、あちらこちらに飛び立つ姿が見られた。
巫女の姿は見えたかどうか。護衛の生真面目に人々を見張るまなざし。目が合えば、会釈でもしたかもしれない]
そろそろ、帰る。先生も、もう戻ったようだし。
[風に吹かれてまといつく髪を払い、カルロスに挨拶すると、大地から離れるため、*翼を広げる*]
─広場─
[俯きがちな巫女の側に護るよに付き添いつつ。
疑問を投げてくる者がいれば、説明する巫女を補足するようにそれに返したりもしながら]
……ローディ、あんた一人でどうこうできる事じゃないだろ?
もう少し、周りを頼りな?
[でないと、みんなして倒れちまうよ、と。
冗談めいた口調で言って。
ジョエルが戻ってきたなら、後を任せて自分は深紫の翼を広げる]
んー、ああ、気にしない、気にしない。
アタシが好きでやってる事さね。
[礼やら何やらを言われるなら、ひらり、と手を振りつつ軽く返して。
広げた翼で大気の流れを捉え、舞う。
向かう先は村外れ、森よりの自宅──ではなく、島の外れ、海の側]
[島の周囲に浮かぶ、小さな岩塊。
白い雲海に浮かぶ小島の如きそれの一つに、ふわりと降り立つ。
緩く吹き抜ける風が、動きやすさを重視して膝上まで丈を詰めた小袖の裾を揺らした]
……『虚』に、『堕天尸』……か。
[呟く瞳に浮かぶは、陰りの色彩か]
……ねぇ……アタシは。
こんな時にどうすりゃいいんだい?
父上……母上……。
[消え入りそうな声は、常とは打って変わって自信なく。
肩の相棒が、くぅ、と不安げな声を上げるのに、苦笑が浮かぶ]
ああ……らしくない、ねぇ。
大丈夫さ、ラウル……何とかなるさね。
[不安げな相棒を宥めるように撫で。
ぐるり、白の海を見回す]
……さぁて、少しでも仕事、進めるとしようか!
[自身に発破をかけるよに、明るい声を上げたなら。
深紫を羽ばたかせ、今度こそ*自宅へと*]
/*
おはようございます。烏賊です。
ええと、いくつか相談ごとを。
・共同戦線風味でいくか、個人戦で行くか
動機にもよりますが…利害が一致すれば共同で基本個人、でよさそうかな?とは思っていますが。
・展開について
所謂どちらがLWになるか、ですね。
ラスは「こんな世界もういやだー」的な感じですので、最初に出るも最後もどちらでも担当できそうです。
・今日の襲撃
クローディア襲撃をどちらがやるか。
そちらがしたければお任せしますし、したくなければやっても問題なく。
*/
[クローディアについている2人の幼馴染と、オーフェンを取り巻く小さな騒ぎを2歩下がって見ていたが、どちらも姿を消すと自分も薄金の翼で空を滑って自宅へと帰る。
古い木の扉をあけて入ると、家族は揃っていた。]
ただいま、っと。
[お帰り、と声が返り、青い顔をした母親とテンションの高い妹が迎えに出てくる。
質素なご飯を食べながら、クローディアに言われた事を話し、父親に薬を飲ませて後片付けをしてから、薄い布団で就寝した。]
―深夜―
[薄く金と闇色の斑になっている翼で自らを包むようにして、長い間しゃがみ込んでいた。
ゆると翼が開いた時、組んだ手の上で空を睨むように見上げた目には深い闇。
足元でうとうとしていた疾風が、きゃんと鳴いてはなれていった。]
…疾風。
つれないやつだなぁ。
[歪んだ笑みを顔に貼り付け、苦々しく眉を寄せる。
自らの翼を前へと寄せて手で丁寧になでると、斑の闇色は薄くなり元の薄金へと変わる。…苦手な分野なので、少し汗が浮いた。]
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