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[あ、ヤバイ。
思ったときには、遅かった。
強くなる語気もさる事ながら、無言の圧迫も怖いというか何というか]
一応、整えておくつもりはあったんだが。
……まあ、予定は未定であり、決定には非ず……という事で。
[理屈が無茶です]
[瞬きをいくらか。した。
結論。暑いわけだが、何か数名同じように変化が出ていて]
どう…
[ノックの音に少し遅れたが返事をしようとしたが、
がらがらぴしゃんとなった]
[広げられている地図とそこに書き込まれている印を見て]
あー、もしかしてソレ壁のあるトコロ?
だったら……
[そう言うと、ぐるーっと地図に大きな円を描く。それはその前に書かれていた印にも重なり]
これが壁のキョーカイだね。
あ、デザートの人。
[開けて閉める一瞬の隙に、きっちり視認]
なあ、家庭科室の冷蔵庫って勝手に中身使ってええんかなー。
空腹の所為で幻覚見える気がすんねん。
[自分で調理する気はない。調理要員が来たからの台詞]
バスも電車も全くダメ、と。
これ完全に閉鎖されてね?
[啓子の情報も地図へと書き込んで。誰に聞くでもなく疑問形に]
…我妻君は何をしてるかな。
[開けて直ぐ閉められた扉に視線を向けた]
あー。二年の五十嵐啓子。
そっちは?
[物凄く省略された自己紹介をキョウヤに。そのまま問い返しつつ]
だから壁に阻まれまして。
神宮寺先輩。
[こちらは生徒会の人間だから顔と名前程度は覚えていた。
問いかけには意識してか無意識か、別の方向の答えを返す]
つもり、じゃなくて、こう言うのは確実にするものだとアタシは思うんだけどなー。
[威圧の波動がびしばし。顔を突き合わせていたらきっととっても良い笑顔をしていたことだろう。その状態で胸倉掴んだりするわけだが。そしてもちろん無茶な理屈は通らない]
[ そんなこんなで、見える云々の話は聞きそびれました ]
いや、つい。
こう。
条件反射?
[ 扉を叩く音に対して聞こえない振りを続けていたが、
疑問を持たれてので素直(?)に答えて、
そーっと、扉を開いた。
そして、即効逃げた。逃げましたとも。窓の方に。]
一年の巴恭也です。
[こんなときだからか、単に真似たからか不精だからか同じような簡略した自己紹介を啓子に返す。その日常的なことで少しだけ正常に戻れたが]
俺も疲れたのかね
[璃佳に同意するように言うが疲れてるというか憑かれてる]
……不定要素が多かった、という事で、一つ。
[威圧の波動が痛いです。
直接でないだけマシと言えばマシなのだろうが]
……まあ、二、三日は大人しくする、という事で……。
うっわ、しっかり円描いてる。
[マリーが書き込んだ円とつけた印が重なる]
てか全部確かめたのか、君は。
[やるな、とか思ってるのは内緒。
璃佳の冷蔵庫の中身についてを訊ねる問いには]
と言うか冷蔵庫の中、そんなに量入って無かったよ。
夏休みに入るってのに、生もの保存しないって。
[ペットボトル入れる時見たし。
啓子の返答には]
ん?
ここでも壁に阻まれたのか?
[訊ねたのはここに居てのことだったために、更に問い返してみたり]
あちゃー、残念。
やっぱそうやんなー。
[サキの言葉に昼ゴハン調理は諦め、キョウヤの呟きに同意返す]
したら、うちはなんか食べてくるわ。
このまま考えてても、のーみそ栄養足らんし。
何かあったら寮かタマキちゃんに連絡入れてな。
ほななー。
[ちゃっかり痴話げんかから逃げ出した]
[若干顔がイラっとしているのは気のせいではない。
ええ、もちろん気のせいではないですよ]
…。
[じ、と一同を軽く見渡した後首をかしげる]
…補習講座中か?
[首を傾げたら、首裏の手拭いが落ちたので拾い上げながら]
おや、君がキョウヤ君か。
…お疲れさまだな。
[逃げ出したアズマは、なんなんだと思いつつもスルー。
キョウヤには視線でそれとなくヒサタカの方を示しながら]
あ、ここでは別に。
ちょっと邪魔な空気は退かしましたが。
[見なかった振り、見なかった振り。
見たくないものはとりあえずそれで脇に置くのだ。
サキの言葉にはそう言って何でもないというように笑った]
[円が描かれた地図と中心が学校という指摘を受けるように頷きながら]
まあなんというか。この不可解なことが終わるまで旅行は後回し…だな
[と、久鷹。マリー。啓子へ。ちょうど行くメンバーが揃っていることだし。そんなこといって。何か嫌な予感を感じさせる音がした扉を見る]
……はい。
[頷いた。珍しく素直だ。
その理由が二人分のため息にあるのか、とにかく疲労のためかはさておいて]
それで、と。
『五神』の憑依らしき兆候は?
[話題を切り替え、問いかける。
そちらを確かめるのもまた、重要といえば重要なのだから]
[逃げ出す璃佳はそのまま見送って]
補習の割には色んな学年が揃ってるとは思わんかね。
[苛ついているらしい響に返す。胴着を着ていることから稽古中だったかな、なんて思いつつ。恒例になりつつあるお茶勧めをしてみたり]
[そのまま夏休みで閉まってる購買の代わりにスーパーひまわりでゴハン確保かと思いきや。向かうのは屋上]
やっぱ、気のせいやなくココが中心やんなあ。
あの女の人とかキョウヤんも頷いてたし。
したら、敷地内に何かあるんやろか。
[上から見下ろそうと、例のチェーンを越えて扉に手をかける]
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