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[ふわもこーず、置かれた黒い塊にちょっかいかけつつ。
集まる面々を見回し、きゅい、くるる、とそれぞれ鳴いて]
あー……ちなみに、これで全員?
[もう一回とか正直面倒なんだが、とか。
やれやれ、という感じでため息一つ]
[ まあ、そんなことはさておいて。
というか、さておかないと身が持ちません。
赤いフードだけを見れば苺かもしれないが、
もしもその場にいたのなら、
ヒビキが練乳は有り得ないと真顔で言ったに違いない ]
……ふむ。
[ とりあえず、本気で壁が壊せないか、見てみるか。
ぶつかったときとは“違う”のだし――などと考え、
地図に描かれていた円を思い出しつつ、に足を向けた。
途中でアイス購入&咥えながら。だって、暑い ]
[響の疑問には敢えて返さず。に、と笑みを浮かべるだけに留める]
ま、そんなに遠くもないしね。
早めに出てきたってのもあるけど。
[璃佳の言葉に軽く返す]
正直、ここ数日のあれこれで疲れてっから。
手間は省く。
[応龍にきっぱり、こう返し]
……いや、石ころはないだろ、石ころは。
[霊亀には、呆れたように突っ込み飛ばした。
ちなみに自分は最初、紅鴛を羽の塊と思ったのは遠い昔のお話]
出せたというか……いつの間にかあった、が正しいかも?
[出した自覚全く無いし。応龍に返しながら置いた黒い塊──もとい、使い魔をつんつん突付いた]
[Tシャツと半袖の重ね着に、ジーンズというラフな格好。
ポケットから携帯を取り出して、カチカチとボタンを押していく。
最後の決定ボタンを押そうとして、歩む道の先、見覚えのある背中に一度瞬いた。]
――あれ、
[確かに従妹が電話を(しかも長々と)していた記憶があるから、
あの友人はてっきり神社に向かうのだと思ったのだが。
しかし、あのフードは見間違えようが無い。]
…我妻君?
いやだって動かないし硬くてごつごつしてるし。
まんま石じゃん?
[使い魔を拾い上げ、親指と人差し指で摘むと掲げるようにして下から覗き込む。見た目は実際石そのもの]
…まあ、人の趣味はそれぞれやんね。
自宅敷地内何やし脱いでるんやのうて着てる分には犯罪っつーわけでもないし。
[眼鏡の奥でミツクニから微妙に視線逸らし、ヒビキの声にこれ幸いとばかりに振り返る]
あれ、違うのん?
うち的にはイチゴには練乳よりミルクやけど。
でもチョコもええやんね。
[脳内にはかつて相伴に預かったイチゴチョコパフェがあったとか。
どっちがどっちでも美味しいからいいやんとか話しずれてます。
とりあえず、一緒に今は居てないのはわかったが居てる理由は判らない。なんか別件かなーとか思いながらも、まあいっかとかいい加減スキル発動]
あ、おケイはんもちゃんと話し行ったんや。
伝言の人におおきにゆうといてなー。
[二本指の敬礼に、真似して返してみたり]
居たな諸悪の根源。
やはりお前か、どこぞの老公っ!
[見えた姿をちゃんと確認したかどうかも怪しいところで、右手が何かを打ち上げるように振り切られた。
直線運動で飛んでいったのは、ピンポン玉大の金属球。
そんなの当たったら怪我じゃ済まないかもとか、そんなことはモチロン考えて無い]
おや、意外にも我妻君は、そちらに行かないみたいですよ。
[連絡してた筈なんですけどね。
興味深げに声を漏らしながら、しかし、鳳凰の言葉には
疲れてるのは存じ上げてますがね。と小さく苦笑を零して。]
いつの間にかあった、というのも。
……まぁ、良いんじゃないですかね。一切音沙汰が無いよりは。
[本来は、出すもんだと思うんですが。
適正があったという事の証明でしょう、と一つ肩を竦めて]
ん?
[ 名を呼ぶ声に、くるりと振り返る。
変わらない日常を過ごす人々が疎らに行き交う中、
見知った――ついでに先日裏切った、私服姿の友人。
此方はと言えば相変わらずパーカーを羽織っているものだから、
制服時とそう印象は変わらないだろう ]
おー。ほーじょー。
[ がじがじがじ。
棒噛みながら喋るのは止めましょう。
抜き取り、乱雑に口許を拭った ]
買いモンかなんかか?
これから、成長してく……というか。
単に、甲羅にこもって寝てるだけじゃ?
[陸亀だよな、確か、とか。
呑気に呟いて]
……来ないなら、放置する。
[応龍からの報せには、やっぱりきっぱり。
続いた苦笑には、小さなため息が届くか]
ちがう。
牛乳でも悪くはないが、苺の棚のそばに牛乳が置いてあるか?
[そういう問題でもない気がします。
おケイはんてあれだろうか。某電車に乗る人のことだろうか。
そんな修学旅行の記憶を思い出しつつ、ちらりとそちらを見てみれば。
なんか投げたのが、はっきり視認できて]
お、わっ。
[思わず短く声が上がる。
別に自分が狙われてるわけでもないのに。
妙な焦りというか、単純に驚いたというか]
[喫茶店での会話。でも、それもどこか上の空。原因は]
『壁とはあれか。鳳凰めが力加減を間違えおった結界のことか。
ならば、心配はいらん。魔の者を討てばアレも結界を解くだろうよ。』
[と、ともかく口煩いゲンブと名乗った肩口の亀。
彼女にとっては、壁とか旅行の話とかそんなことよりヒサタカと話している事が楽しいわけで。]
(…………連れてくるんじゃなかったヨ。)
[なんか後悔。]
[ そう言えば、コイツはどうなんだろう。
己の気を隠している状態では、気配は探りきれない。
あの女から聞き出しておけばよかったろうか、
そんなことをぼんやりと考える。
……まあ、もし“そう”ならば、
天の神とやらは随分物好きだと思うが ]
んー?
我妻君、どっか別のところにでも行った?
[来ないらしいとの言葉に疑問が浮かぶ。餌に食いつかない者が居ると思っていないわけではないが、大概気になって聞きに来るかと思っていたために]
出せないよりはまぁ良いのかな。
ちょっと力に馴染もうと集中したら、知らないうちにあったんだよね。
[多分それが原因]
まぁ、言うなれば散歩、――ですかね?
[ぱかん、と携帯を閉じて、僅かに肩を竦める。
こんな炎天下に散歩なんて、随分物好きだと思われるだろうか。
まぁ、然程事実とかけ離れていないのだし、仕方がない。]
というか、璃佳が…我妻君に連絡していたと思うんですが。
――行かないんですか?
[神社。
笑みを浮べたまま、しかしゆるりと首を傾いで不思議そうに。]
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