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他にもいるのかもしれないが
聞いたこともなければ体験したこともなければわからんな…
[こちらの嘆息は暑さと苛立ちや不可解さで削れた体力によるものも含んでいる。
ただ自分だけではない。ということはこの状態に気づいている人間がいるというのに少し安堵とはいえ、状況に変化がないのも重々承知してるわけだが]
あくまでこっちは…なんだが、幸貴の言ってた川原沿い。確かその向こうは別の町だった気はするが…調べたほうがいいな
[とはいえさほど詳しく知ってるわけではないため幸貴の結論に異論はない
ないんだが]
ぇ…まだ回るのか…まあこんな事態だから仕方ないか
[なんて*不承不承頷いた*]
分からないから調べてる、とも言う。
ああ、うん、川原沿いは隣町に続いてるよ。
いつも隣町の駅まで走り込みしてるんだ。
[こんなこと言うとまた恭也に呆れられそうでもあるのだが。事実なんだから仕方が無い]
ま、もうちょっとの辛抱だから。
ひとっ走り行って来るならここで待ってても良いけど。
ったく、ほんっと身体弱いよねぇ。
だから小さい頃から空手やれば良いって言ってるのに。
[相変わらずなことを言いながら移動開始。調べ終えたら恭也と共に、一路*学校へ*]
改めて、と言うのもおかしな話では有りますが。
ああ…案の定ですか?
全く、璃佳は仕方がありませんね。
[仕方がないと言う割には、楽しげな声。
と、意外な言葉にスプーンをくわえながらキョトリと瞬いた。
…少し声が篭ってしまったが、まぁ気にしない。]
…おや、我妻君もですか?
何だか知り合いが多いですね、――面白そうだ。
[真剣味を帯びる声を聞きながら、薄く目を細める。
面白そうだなど、あまりに不謹慎極まりないのだが本人は至極真面目。]
/*
仕事入っ、た…!(…)
ちょっと夜まで離脱!
仕方ないで済むのかな、これって。
宝条君の従姉妹も、アタシの親戚も、五神か天魔の可能性ある、ってことだし。
どっちに転ぶやら…。
[それでもその時はその時と割り切っている雰囲気ではあったり。籠った声には少し不思議に思ったが、そこまで気にすることでも無かろう、と訊ねることは無く]
/*
仕事集中してらっしゃい!
[早々に諦めて寮に戻ってきたあと、シャツと短パンに着替えて、ランニングで市内を一周。
結果。見えない壁の大体の大きさをなんとなーく把握。
南北は伊根(いね)川から美馬(みま)ゴミ処理場辺りまで。東西が烏頭羅(うずら)山から佐鳥(さとり)の鉄工所くらいカナ。]
んー。何でかはわからないケド……
出られないや。コレは困った。
[ぺたぺたと壁を触りつつ、あっけらかんと*言ってみる。*]
……なるほど。
[各所からの情報は得てはいたが、実際にそこに立てば、状況は明確に理解でき]
まだまだ、修行が足りんな、俺も……気の練成が甘い……甘すぎる。
[呟きながら、ひょい、と手を伸ばす。
他のものであれば、何かに阻まれるように突っかかる所──なのだが]
……あー。
面倒な。
[ぐにゃ、という感じで、壁にめり込み、見えなくなる手。
周囲に誰もいなかったのはきっと幸い。かなり幸い。
ひょい、と手を引けば、手は何事もなかったように、見えるようになる]
半同化、ってとこか。ま、俺がミスらなきゃどうにかなるだろ。
[ミスったらどうなるんだよ、との突っ込みは無用っぽいです]
/*
さて、二人まだ反応なし、かぁ。
まあ、リアルもあるんだろうけど、ね。
今夜の内に覚醒イベントやっとかんと、色々ときついと思うんだけど、さて、どうまとめて行きますか。
[あんまり気乗りはしないものの、閉ざしていた意識を開く。
こちら側に意識を集中していない間は、壁への攻撃?でダメージを被る事はないらしい。
ともあれ、閉ざしていた間の事を従姉から聞いて]
……あー……『応龍』も反応、したんだ。
[ほっとしたよな、なんか不安なよな。
そんな事を考えていたとかいないとか]
隣町の駅までって…
[案の定やや呆れた声を出す。走り込みをしているのは知っていたが意外だったのだから仕方ない]
いや、俺はこれでいんだよ。ってか歩くだけなら問題ないしそれよか速くいこ。
ただでさえ暑いのに冗談ですませれなくなりそうだ
[これまた相変わらず逃げ口上を述べながらも、ただそれだけではなく、日差しを見ればひどさもあったからやばく感じたのもある。体力のなさ以外に暑さも弱いのは相変わらずだった。
そして数箇所といっていた場所をともにいく…初手でつめられないように間合いを開けて歩いているのは本能としかいいようがない]
さて、と。
折りよく、該当者は学校に集まりつつあるようだし。
一気に、『五神』の御霊を起こしちまうのも、手か……。
[いやだから、そこでそういう強攻策をとるからややこしくなるんじゃ。
そんな突っ込みは、入ったとしても、多分、止まらないわけだが。
ぶつぶつと呟きつつ、足を向けるのは七曜学園の方角]
―家庭科室―
んー、開いてたんはええけど、防犯なってへんなぁこのガッコ。
[夏休みだと言うのに、部活動とは関係なさ気な教室まで空いているコトに首を捻って。適当な椅子に腰掛けて足を揺らし、待つことしばし。飽きた]
どっこまで行ってんだろ、あの先輩。
アズマんは途中で干物化してるんかなあ、また。
[暇なんで椅子から降りて、大きく開けた窓から外を見下ろす。
当然空調なんて効いてないので風に当たった方がまだ涼しい]
― 瑞雲神社 ―
ふーむ。
[ 石段をポケットに手を突っ込んで、昇り切る一歩手前、
鳥居の近くで立ち止まり、振り返って眼下を見渡す。
見た目には何ら、変わりなく思える光景。
見えない場所では、何かしら変化が起こっているのだろうが。
カメラを取り出して、一枚 ]
現像しないとなー。
学校行ったとき、やりゃいいか。
[ アナクロな暗室の暑さを思い出して、溜息が零れもしたが ]
あれ、また鳥?
[視界の端を過ぎった真白の影。
どっかで見かけたのと同じそれを探すが、もう見えなくなっている]
えっらい速い鳥やなー。
でもツバメにしたら色変やし。ツバメは白黒やもんなあ。
[微かに捉えた残像は、黒ではなく鮮やかな赤やった気がする。
まあどっちにしても深く考えるコトなく、早く来ないかなーと監視中]
[大まかな範囲を理解して、大きなため息をついた。どうも大きさから言って学校を中心とした円となっているらしい。
尤も、マリーやキョウヤと会おうと思っていたから、学校から自宅の範囲さえ動ければさし当たっての問題など無いのだが、それでも閉じ込められているという感覚から発生する閉塞感に眉を顰めた]
……とりあえず、二人に学校に来てもらおう。
[この状況では探すより呼び出した方が早いと判断し、携帯でキョウヤに連絡を入れた。
もちろん、キョウヤは携帯持ってるよなぁ。という関係ない心配をしていたのは当たり前である]
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