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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が6名、占い師が1名、霊能者が1名、守護者が1名、囁き狂人が1名、智狼が2名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました。
/*
ん、希望弾かれたか。
まぁなんとでもなるー、かな。基本設定動かす必要はなし。
占い師になったらキス魔になるつもりだったけども。にや。
*/
そうなんですか。…うん、やっぱり難しいですね。
[音楽などあまり聞かないので、感心した様子でそうエーリッヒに返しながら。軽めの口調には微かな笑み。]
…辛い事も?
[それには不思議そうに、逆にこちらが目を瞬かせた。]
/*
はい、守護者ゲット。
大丈夫だと思ってはいたが、無事に取れるとほっとしますな。
さて、ここからどう立ち回るか。
守護者は天穹のアヤメ以来だし、あっちとはまたベクトル違うし。
……取りあえず、縁故者の役職が心配です。
とっても。
[その手に戻って来た小瓶の鎖の両端を持ち、イレーネの後ろへと回る。
少し髪を寄せてもらい、首へ小瓶を括りつけた鎖を回し、首の後ろで再び繋ぐ]
……これで良いよ。
[ゆっくりと鎖から手を離し、イレーネの前へと戻る。
彼女の視線がテーピングされた指へ向かっているのに気付くと]
…大丈夫。
このくらいなら平気だ。
[いつものことだから、とその手を軽く握った]
…俺は飯食いに行くけど、イレーネは?
[空腹が勝ってきたらしく、イレーネに問い掛ける]
うちの父さんは、絵画一筋で生きてきたから、きっとそこらへんのこと、ちっとも分からないんだよ。
……あんなんでよく結婚できたなあ。
[子供を見るような顔つきで、ため息一つ]
ま。絵画については尊敬してるけどね。
芸術ってやつで生計立てていけているんだから。
たいしたもんだ。私もいつかそんな風になってみたいなあ。
[少しだけ笑いながら、遠くを見つめる]
未熟者だから、そんなのまだまだ先ってことは知ってるんだけどね。
楽しいだけじゃやってけない。夢中になるだけでも駄目。もっと、他の何かが必要ってね。
道は長いや。
[最後の言葉には]
まあ、そこはそれ。蛇の道は蛇よ。
それに、女の子同士じゃないと、こんなこと言わないよ。私だって、そこらへんはわきまえてますってば。
…ということなのだ。
[真っ青な顔の女将にその紙を示す。
気丈な女主人は深く深呼吸をして頷いた]
話し合いにはここを借りることになると思う。
色々と辛いとは思うが耐えて欲しい。
[水を一杯貰い、カウンターの隅に腰掛けた]
簡単な仕事じゃないから、遣り甲斐もあるんだけどね。
[くすり、笑って。
瞬きと共に向けられた言葉には、ああ、と一つ頷いた]
好きでやっているからこそ、上手く行かない時は、色々と、ね……。
[語る口調は軽い、けれど。
そこにこめられたものは、多少、伝わるだろうか]
……と、なんかすっかり立ち話になってるね。
そちらもふらふらしているようだし、宿に行った方がいいんじゃないかな?
[それから、ユリアンへと視線を向けつつこんな言葉を投げかけて]
[アーベルがやってきたのを見れば、勢い良く手を振った]
やっほ。アーベルさん。
井戸端会議ってか、乙女二人の秘密の会話ってやつ?
盗み聞きとかされてたら、恥ずかしくって死にそうだわ。いやん。
―――とか言ってみたり。
[あははと笑う]
村に至る一本道は既に閉鎖されていた。
しっかりと築かれた塀、そこを守る太守配下の兵達。
鼠一匹見逃さない、そんな物々しい雰囲気がそこに漂う。
「被害が出てからでは遅いからな」
指揮官の呟きに、兵達が頷く。
櫓の後ろには攻城兵器のようなものまである。
彼らの本気は疑いようも無かった。
へえ、それはお邪魔したかな。
[軽く握った手を顎に添え、小さく笑う]
意中の人に恋の話を聞かれるより数百倍マシじゃない?
[――未だ、宿での出来事は知る由もなく。
白猫はと言えば、またもやふらりと姿を消していた]
――変容したるは絶望ではなく至福。
そう、至福の端に過ぎぬ。
あらぬ事よ! 我はその瞳に何を映さん。
[ふいに朗読するように言ってノートから顔を上げた。細いが雑な線で書かれていっていた文字が止まる。素早くペンなどをしまい、それらをまた紐で十字に縛り]
空腹とは変容であり変容の徒である!
[さっと立ち上がると、宿屋のある方向を向く]
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