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[アーベルがカウンターへと引っ込んでいくのを見送りながら、動揺している面々の中に、エーリッヒが居るのを見てとり、そちらに行こうとする。
しかしその前に、動揺の「種」が耳に入り。]
……人狼?
[その単語を聞いた瞬間、目が、すい、と細まった。]
居るんですか。ここに。
[呟いた声は、とても冷たい。]
[震える手を押さえて必死でメモを取り続ける。その手が震えているのは自分が容疑者になっている事でも、人狼に対する恐怖でもなく]
こりゃ…ひょっとしたら、すげえネタなんじゃねえのか。この話を記事にできたら…。
[そこに居るのは詩人では無く、かつての新聞記者としての姿*]
…おっさん、原因の排除っつーけど。
容疑者に挙げられた連中の中に何人その人狼ってのが居るのか。
その判断がつかなかった場合はどうすんのか。
その辺はどうなってんだよ。
[見つけた場合はまず間違いなくその人物を手にかけることになるのだろう、と予測はし。
しかしそれ以外の場合はどうするのかとギュンターに問う。
おそらく返って来るのは、ギュンターにとっても本意ではない方法だろうか。
しかし彼の信念からそれは実行されることになるのだろう]
[不安げに見上げてくるイレーネに、流石に無表情は崩れ、眉根が寄せられる。
否定するように緩く首を振る様子に、イレーネの肩に手を回し、抱き寄せるように手に力を込めた]
[その場に立っているだけで、周りの人間の囁き、呟きから詳しい話は自然と知れる。]
ああ、私も容疑者なんですね。
まあそれは……当然でしょうけど。
[反芻するのは、1年と少し前までの自分。]
でも、エーリッヒ様も、アーベルも、ノーラも……みんな?
[自分以外の10人が容疑の中にいる理由が判らない。
しかもそれは自分と親しい人たちばかり。
少しだけ、悲しそうな表情が浮かぶ。]
でも、この中にいるんですね……。
[ギュンターに確認するように問う。
返ってくる言葉は勿論イエス。]
凶兆は予言されし。
変容は予言されずも!
想起せしがすなわち祈りとならん!
――腐れ行く死屍!
[荷物を抱いた腕を胸元に、空いた掌を天に掲げるようにして叫ぶ。深刻げな表情で、興奮したように。傍から見ればその内容は支離滅裂な物だったろうが]
果たせるかな!
賽は投げられた、賽は――重き物なるか否か!
[一人、また一人。
名前を挙げられなかった村人達が出てゆく。
何か恐ろしいものを見るかのように。あるいは忌々しそうに]
……これも狙いの一つですか。
名前の挙げられた者とそうでない者をできるだけ引き離そうと。
[そう尋ねても自衛団長の意思は揺らがない。
覆らないその意志に、最後には諦めがやってくる]
[ユリアンやオトフリートがギュンターに反論するのを横目で眺める。]
何かしら、人狼が居る証拠が手に入ったのでしょう。
噂だけじゃさすがにここまで動かないと思います。
……ああ、何匹人狼がいるのかというのは重要ですね。
それが判らないと、誰を信用していいのかも判らない。
11人中10人が人狼、なんてことになってたら、信用も何もないですしね。
けど、よくわかりません。
闇雲にこの11人を殺すおつもりなんでしょうか。
[さらりと物騒な言葉を口にする。]
それとも、この中の人狼を見つける手立てがある、とか?
おやめなさい!
[常に無い強い口調でブリジットの声を遮る。
だがすぐに首を振って]
今は軽く聞き逃すとかできそうにないんですよ。
[口元に手を当てて。まだ届いていなかった食事の代金を、ティルの分と二人分その場に置いた]
…すみません、ティル。
君は大丈夫そうなら食事をしてから戻ると良いでしょう。
私は、気分がすぐれないので失礼します。
[立ち上がり、診療所に戻ろうと扉に手を掛けた]
[ユリアンに肩を抱かれながらも、周囲の様々な会話をなるべく耳に入れる。
ユーディットの声、オトフリートの諦めたような声。ハインリヒのどこか陶酔したような声。ブリジットの高らかな声は何時も以上に不安を煽り立てる。
ああそういえばミリィが居ない。彼女が聞いたら何て言うだろうかと、そんな事も思いながら。]
排除…。
[それはつまり。]
[こちらを睨むようにしながら去り行く村人達。
疑いをかけられた身であれば、仕方ないことではあるのだが]
………。
[半ば睨み返すような表情になりながら、その様子を眺めた。
オトフリートの言う狙いが正しいとすれば、己は工房へは戻れないかもしれない。
容疑者の中に師匠である技師の名は無かった]
……俺の夢さえも、奪うつもりか……!
[工房へ戻れないと言うことは、修行も出来なくなると言う事。
何より己が疑いが晴れず、手にかけられると言う事になれば──。
そう思考が巡ってしまい、空いている手で、ぎり、と拳を握った]
[ブリジットの叫びには僅かに首を傾げる。]
あの人は、こんな時でも、いつも通りですね。
それは……人間らしい、ってことなんでしょうか。
[呟きながら、考える様子。]
――凶兆!
[繰り返すよう一際大きく叫んだ直後、聞こえるオトフリートの制止の声にそちらを見]
星が……調和。
訪れし……嗚呼、世は祈りで満ちている。
そうだろう? ああ、そうだ。
[ぶつぶつと呟きながら出入り口に向かう姿を眺め]
[ユーディットの言葉に、顔をあげる。
見分ける事の出来る方法、そこに反応して。
だが今はそのまま静かに顔を伏せた。
顔色は、酷く悪い。]
[名前を呼ばれた人々を尻目に去っていく村人たちに、その村人たちが向ける視線に、気に留めることはない。注意が向くのは常に、名前を呼ばれた者たちの様子。]
大事なのは人狼を見つけることです。
それ以外には、構っていられない。
[それは己に言い聞かせるように。
そしてまた、店の中で怯え震える面々にも投げかけられた。]
怖がっていても、何も始まりませんよ。
竦み棒立ちになっていたら、ただ人狼に喰われるだけです。
できることをやらないと。
[ユーディットにしては珍しい大きな声でそう言った。]
診療所に居ますよ。
何かあるのでしたらまた呼んで下さい。
[入り口で振り返り、ギュンターに告げて。
ブリジットの視線には首を振る]
祈りで全てが解決するのなら。
幾らでも祈りますけれどね、私も。
[そして扉を開けて外へと出る。
既に空には星が輝き始めていた。
それを振り仰いで、大きな溜息を*ついた*]
…出来ること。
俺らの中から、人狼を探す、か?
[ユーディットの言葉に短く返し。
顔色悪く俯くイレーネに気付くと]
……イレーネ、今日は休んだ方が……。
[様子を窺うように声をかける]
ええ、そういうことになります。
[ユリアンに、小さく頷く。]
けれど、今は……そうですね。
しっかりと鍵をかけて安全なところで寝るのが、とりあえず、「今できる一番のこと」でしょうか。
[帰ろうとする面々の背中を見遣り――椅子に座り込んだ主人の姿を見ながら――付け加えた。]
崩れしは塔か。
それとも、
[閉まる扉を見た後も、変わらず呟きを零しながら、ゆらりと少しく店内を歩き。そのうちに店を*後にした*]
……安全な場所、ね。
容疑者として名が挙がった以上、どこに居ても『安全』が無い気がするよ。
人狼からの危機然り。
──……容疑者以外の村人からの危機然り。
[誰が人狼なのか分からぬ以上、強行手段に出られる可能性は否めない]
[ユーディットの声。言っている意味も、内容も理解できはしたが。震えはおさまらない。
ユリアンの声にようやくゆっくりと、顔をあげて頷いた。]
…うん、今日はそうする…。
あの、帰ってはいいんですよね…?
[そうギュンターに小さく尋ねると頷ずかれ。それには少し安堵した。
食事も取らずに戻る事に。ゆらと立ち上がり、ゆっくりとした足取りで外へと向かう。]
それは、まぁ、そうですね。
[指摘を至極あっさりと肯定し]
けれど、幸いなことに「まだここでは何も起こっていません」。
人間は基本的に、何かないと動けない、動かないものじゃないでしょうか。たぶん……容疑から外れた人たちは、何かが起こらないと動きませんよ。もっと直接、自分たちの命に危機を感じない限りは。
[肩を竦めた。]
人狼から逃れられる安全な場所は……私には判りません。
でも、今居られる最善の場所、なら貴方にもあるんじゃないですか。
…俺らがどうなろうとも関係ない、っても聞こえるな、それは。
[自分らの命に危機を感じなければ、と聞いて眉根が寄る。
続く言葉には]
……入れてもらえるか分からないが、戻る唯一の場所は工房だ。
後は──。
[言いかけて、視線はイレーネへと向かう。
そのイレーネは隣から立ち上がり、娼館へ戻ろうと歩き出している]
あ…イレーネ、送ってくよ。
[その心労を心配し、ユーディットとの会話の半ばで席を立ちイレーネの傍へと]
あ、うん。
ユリアン、ありがとう…。
[送ると、来てくれたユリアンにどこかほっとした様な、安堵の笑みを浮かべて。それでも顔色は戻らないままだったが。
宿の中に残っている人に軽く頭を下げ、ユリアンに送られながら、娼館へと戻って行った。]
でも、そういうものですから。
自分の命は誰より大事です。
[去り行くユリアンの背中に、呟く。]
私だって、そうだった。
[何かを思い出そうとする頭を振って、エーリッヒの方へ振り向く。]
エーリッヒ様、帰りましょう。
……私は、今私が居られる最善の場所は、あの家だと思います。
エーリッヒ様にとってもそうです。
もしエーリッヒ様が私のことを信用できなければ、ここに置いていってください。
[そしてエーリッヒが許すようなら、そのまま二人で家へと帰るのだろう。許さなければ、宿の一室を借りないといけないだろうな、と、ユーディットはぼんやりと*考えていた。*]
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