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いや、僕は……
敢えて言うなら、ノーラ姉の代わりですかね。
そろそろだったと思って。
[正解だったみたいだけれど。
オトフリートに答える台詞は、相変わらず何処か足りていないが、手を振るエーリッヒを見やりながら言う様は、示す物を明白にするか]
[キッチンでアーベルと話した、翌日。
教会へ行くというエーリッヒを送り出して、家の用を片付け、更に手持ち無沙汰になったので食器でも磨くことにする。
今日がエーリッヒの父親の命日だということは――先日までは頭の片隅にあったものの――エーリッヒが告げるまで慌しさの中ですっかり忘れていた。そのことを申し訳なく思うと同時に、果たして教会に行ったところで入らせて貰えるだろうかと考える。
昨日の村人たちの様子ではそれは、かなり難しそうだった。]
まあ、人狼かもしれない人物を普通に受け入れる、なんて、無理な話ね。
……あんな生き物を許しちゃいけない。
[冷たい憎しみの眼差し。その奥に浮かぶのは、過去の記憶。
人を服従させ屈服させるのが何より楽しいとあの男は言った。
……あの、人狼は。]
[一度頭を振って、思考をクリアにする。]
でも、一体、この村で誰が。
[呟きに返る答えはなかった。]
…なるほど。
[言われただけでは理解できなかったが、視線の先を見れば大体の想像はつく。ノーラが動きにくいであろう理由は言わずもがなで]
このような事態ですから。
あやふやな知識だけで判断するのは避けたいと思うのですよ。
[エーリッヒに返した言葉は、肝心の単語が出てこない]
別に、気使わんでもいいのに。
[代わり、というアーベルの言葉に、掠めるのは苦笑]
ま、その気持ちはわからなくはないけれど。
役に立てるかどうかは、わかりませんよ?
[肝心の部分はぼやけていても、オトフリートの言わんとする所は理解でき。
ひょい、と軽く肩を竦めつつ、さらりとこう返した]
そういうことです。
まあ、散歩に出てから思い出したんで、手ぶらですけどね。
[言いながら、ひらひらと手を振ってみせる。
苦笑を滲ませるエーリッヒには、「ついでみたいなもんだから」と軽く答えた]
それでなくても、
いい加減顔見せないと、うちのも怒りそうですし。
怒ったって聞こえやしないから、構わないけど。
[後に続いた言葉は、自身の身内を指して。
顔すら覚えていないのだから、悲しいという気持ちも薄い。姉には死者を悼みなさいと、よく窘められたものだった]
ついで、ってあのな。
……ま、それでも忘れんでいてくれるのは、ありがたいよ。
[軽く返された言葉に、ふと笑んで]
というか、そっちは忘れなさんな。
小言が聞こえないからいい、ってもんじゃなかろうに。
[続いた言葉には、こんな突っ込みを一つ]
[物思いに耽るうちにも食器は磨き終わり。]
お仕事終わっちゃった。
[軽く伸びをする。
外を見れば、まだ日は沈む様子も見せずにそこにあり。
暫く、澄んだ高い空を見上げてほけっとする。
なんて平和なんだろう。
村に巡る人狼の噂さえなければ、この空は常と変わりないのに。
けれど実際には、人狼を判別できる人物が二人も現れ――
それが指し示すのは、嘘をつく者が居る可能性。]
あー、もう。
[何を見てもそこに繋がる思考に、うんざりして立ち上がる。
答えに辿り着けないだろうと判っていて考え続けるのは、しんどい。]
[エプロンを外すと、置手紙を残し、気晴らしに外に出かけることにした。]
ここでそのような話をしては、天からのお小言すら届いてくるのでは?
[二人の会話にクスと笑う]
それでもお聞きしておきたいのですよ。
この状況を打ち破ることのできるもののことを。
少しでも早く、終わらせる為にも。
[翠が僅かに翳った]
[日中はいつもの日課―娼館の雑用―をこなして過ごして。
やはり姉さんたちの視線は冷たいものが含まれていたが、気づかないふりを決め込んだ。
服の内側、ポケットには黒いオパールを入れて。
時折、そこに在るのを確かめるようになぞりながら、一日を過ごす。
仕事が一息ついた頃、娼館から外に出て、少し休憩とばかりに壁にもたれかかり空を見上げていた。]
…ミリィ、大丈夫かな。
[昨日は自分の事で手一杯で。他人を気にする余裕もなかったが。
時間と、一人になって色々と考える余裕が出来た為か、それとも空を見ていたからか。ふいに赤毛の親友の事がきにかかった。
そういえば昨日盛大にどこか打ち付けていなかったか、そういえば怪我もしていたような気もする。
一旦気にすれば、考えることは暫くそればかりになった為、女将に一言断りを入れてから、ミリィの家へと向かった。]
……どう致しまして。
[感謝と笑みは意外だったか、眼を伏せて肩を竦めつつの言葉]
んなこと言われても、ねえ。
こうして元気にしてれば、きっと満足じゃない?
[突っ込まれても、反省の様子はなかったが]
小言言われる相手は、エルザ姉だけで十分。
[エーリッヒとオトフリートの間で交わされる会話の内容に、検討はついたようで。何時もの無駄口を抑えた]
……ふう。
[絵を描きながら、時折、窓から空を眺める。
今描いている空。
今そこにある空。
空の一部を切り取ることは、神様以外には出来ない。
なら、私はどうすればいいか。どう描けばいいか。
―――それは、騒ぎが起きる前、父と、エーリッヒと、イレーネに教えてもらった。
だから、臆せず前に進もう。
私の中には、ちゃんと大事なものが宿っている]
―――よし。もうちょい頑張ろう。
[言って、作業に戻る。
左手の痛みはまだ止まない]
[天からの小言、の言葉には軽く肩を竦め。
続けられた言葉と翠の陰りに、軽く、腕を組む。
右手は、左の腕の一部を掴むように]
……終わりにする、か。
それに関しては同意するが……。
俺が知ってる事なんて、限られてる。
喰らうものと、見極めるもの。
それから……。
[言葉はそこで一度途切れ。
緑は目の前の医師から、墓碑の方へと流れる]
阻み、護るものがいる、と。
[言葉の後、しばし、沈黙。緑は再び医師へと戻る]
伝承が伝わる地方によっては、他にも色々といる事もあるようだが。
この近辺に伝わるのは、それらの攻防の物語が主体かな。
-ミリィの家前-
[暫く歩くと、見慣れた屋根が見え、壁の色が見えてきた。
どこかしんとした気配。いつもならミリィの母親が楽しそうに忙しく動いたりして、自分に気づけば優しく話しかけてくれたのに、今はそんな様子もなく。]
おばさん、居ないんだ…。
[誰かがそういえば、隔離、などと言ってなかったか。
軽く首を振って、そっと扉へと近づき、戸を叩いた。]
ミリィ、ミリィ居る?
いつもたっぷりと貰っているようですから。
[アーベルには軽く返して。
墓標へと顔を向けるエーリッヒを静かに見つめる]
見極めることができるなら、喰らうものから身を護ることも出来るでしょうか。
それとも護る者でなければ無理なのでしょうか。
[その返事は次第に独り言のようになる]
私にその力があったら。
[呟いてから頭を振る。
流れた黒にその表情は隠れて]
やはりその場所に伝わる通りになるのでしょうか。
…本当になってしまうのでしょうか。
[憂いを帯びた声で二人のどちらにも問うように]
お?
[集中しながらも、リラックスを忘れない、ある意味最高峰に近い形での作業中に、扉のノックの音、それから、イレーネの声が聞こえてきた]
おーおー。
母さんー?入れてあげ……って、そうか、いないんだっけ。
[いつものように、母に頼もうとしていないことに気づき、慌てて、立ち上がって玄関までダッシュ。
扉を開けると、そこには、昔から何度と無く見たイレーネの姿]
やっほー。イレーネ。
どしたん?
まあ、こんなところで立ち話もなんだし、まずはずずぃっと中まで。
[言いながら、イレーネと共に、自分の部屋まで歩く]
年寄り連中は好きだからねえ。
そういう話は、特に。
[エーリッヒの語る、伝承。
ティルも言っていたように、御伽噺として聞く事が殆どだったが]
天はニ物を与えず――だっけ?
二つの力を同時に持つ事は、出来ないんじゃない。
そんなのがいたら、人狼なんて滅んでると思うね。
[腕を組み、片側に体重を傾けた青年は、憂うというよりは気怠けに]
自衛団が動いた時点で、既に、賽は投げられている。
人狼が本当にいるのなら、大人しくはしてないと思うね。
イレーネも名乗り出た事だしさ。
[突っ込みに対するアーベルの答えに、やれやれ、と息を吐き]
そりゃま、沈み込んだり寝込んでなければ、それはそれでいいだろうが……。
[やっぱり問題違うだろ、と思ったがそれは置いといて]
見極めるものたちに適うのは、生ける者、死せる者の本質を知るのみ。
護るものであれば、牙を弾く事もできるかも知れないが……。
自身にその力を及ぼす事はできないらしいね。
[静かな言葉。口調はどこか、他人事めく]
本当になるのかどうか、か……さて。
ならずにすんで欲しい、というのは、あるけどね。
賽は投げられた……か。
[アーベルの言葉に、ふ、と緑は伏せられ。
左腕を掴む右手に、力が篭る]
名乗り出……ね。
思えば、あの子も無用心な。
[イレーネの名に、零れ落ちるのはため息混じりの呟き]
やっほ。
うん、ちょっとミリィの顔見に。
[言いながらミリィの後をついていきながら、彼女の手や足を後ろからみる。打ったのは足だったっけと思っていたが、違和感を感じたのは左手だった。
部屋に通され、何時ものように空いている場所にぺたりと座る。
部屋の中央にはミリィの未完の大作が置かれていた。
以前見せてもらった時よりは進んでいたが、進み具合は以前のそれよりは大分ゆっくりな感じを受けた。
暫く絵を見上げていたが、視線を親友にもどしながら。]
ミリィ、左手どうしたの?
昨日こけてたから、怪我してるとは思ってたけど。
[オトフリートとの経緯など知らないまま、そう尋ねた。]
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