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まぁ年の功の言う事はたまには素直に聞くといいんだぜ。
[感じる不満の色にもへらり、軽く告げ。]
まぁ今現在大嘘ついて竜都騒がしてる張本人だからなぁ。
騒ぎの方は…まぁ結果次第だ。
適当に気をつけれ。
あなたのいう事を素直に聞いては、自分がだめになる気がします。
[軽く言い切った。
それから少しの間をおいて、すこしわらう。]
嘘はつきなれていますから。
――はい。気をつけます。
そうした呼び方には慣れておりませんもので。
よろしければこれでご容赦下さい。
[僅かな困惑の色を瞳に浮かべながら、ティルに謝った]
[三人三様の反応を見てから、言葉を発すために小さく息を吸う。エルザの返答には一つ頷き]
……竜王様達が所持せし「力ある物」。
数ある中でも強大すぎるが故に分かたれた二つの剣。
「力ある剣」の存在を、聞いたことは無いかの?
[再びの問い掛け。目の前に居る三人を順繰りに見る]
あら愛されてるわ俺。
[真逆の意味をさらに回転させて良い向きにして受け止める。
オティーリエから溢れかける感情には気づいたか。
気づいたところで、態度は薄ら笑みのそれを崩さないが。]
そんな二人に拘るものかね。
片割れと一つである事はそんなに不服か?
『本物』が、何を指すかは知らんけど。
俺は――――
[と、口にしかけた言葉に、笑みとは違うものがまざりかけて。]
…っと。何でもない。
[再び、へらと笑いの感情をのせて、言いかけた言葉を閉じた。
混ざった感情は、波のように今は引いた。]
― 竜皇殿・中庭 ―
……また。
[ 投げられるそれぞれの科白に、ノーラは首を縦に振るか横に振るかで応じて、一人、また一人と離れ行くを、再会を願う別れの言葉を短く告げ、見送った。
誰の――対の一たる闇竜オトフリートの感謝に対しても、それは同じだった。
異なる様子を見せたのは、心竜アーベルのレンズ越しの紺碧へと向けた、物問いたげな眼差しくらいなものだったが、問いが明確に発される事はなく、合わぬ視線故に、彼が察したかも分からぬ。
話し相手が去ろうと、影は其処から動く様子もなく、樹の傍らに、再び*腰を下ろすのだった*]
や、謝らなくてもいいんだけどー。
[エルザに向け、困ったように言って。
ザムエルの言葉に、軽く、首を傾げる]
力ある……剣?
人間界の伝説で、たまーに聞いたりする、あれの事かな。
……あれって、竜王管理だったんだぁ。
[場違いなくらいしみじみと言ってみたり]
……そうですか。
[もうそれ以上言葉を重ねたくないというように。
その話題は切って。]
一人は、半分でしかありませんよ。
[彼の事情など知らない。ただ、身のうちを見るように、下を見て。
ふと、続く言葉が途切れ、考えずに言葉はついて出た。]
――あなたは?
[何でもないと言われ、問いを重ねることもないけれど。]
本殿には、それこそ禁書に類するものもありますし。
竜都の礎となる場でもありますから。
[息を整え、再び意識を戻す]
ええ、ですがブリジット様などは確証はないというお口ぶりでした。なので話としては知っているが、ということではないかと。
干渉の有無は分かりませぬが。
剣?
…………あー!あるある。聞いたことくらいは。
興味ないからド忘れてた。
[元々、長き時により蓄えた知識は膨大。故に多い引き出しから該当するものを選びだす事は容易ではなく。
また傷をつけるものにはあまり興味をしめさなかったからか、奥底にしまわれた知識はすっかり忘れられていた。
ぽんと手を叩いて。]
…で。
それを揺れるものが狙ってるってことでいいのかね?
/*
今みたら精霊3の一日目の赤ログより30も多いことを知りました。
ログ、大変なことになってるんじゃないかな。
ご、ごめんなさい><
はい、私は我君より聞いたことが。
その力は半端な者では支えることもできないと。
[ティルやクレメンスの反応を見ながら*そう答えた*]
[再び三人の反応を確認してから]
「揺らすもの」が狙っているかの確証は無いが、影響を与えるに十分な代物ではないかと思うて居る。
分かたれた二つの剣の片方だけでも大きな力を有する。
そして「分かたれた」と言うことは、元は一つであったと言う事。
仮にそれが一つとなり揮われたとしたら……。
[一度言葉を切るが、直ぐに調子を戻し]
と、そこまで行くのは考えすぎやも知れぬが。
しかして強大な力を有する物が奪われるは事実大事。
狙うに値するものなのではないかとは思うのぅ。
んでも便利っちゃ便利だよな。
こっちは向こうの、生命の海の詳しい様子も不明瞭だし。
1日2日で腐るようなもんでもないが。
ちと他の奴等にも状況話してやらんと、姐さん信者が悲鳴あげてるだろうし。
[信者=側近だが。
ティルが見た空を、こちらもちらりと見上げる。
今は疾風竜が吹いた笛の音の為か、見える範囲で変容は見当たらない。]
長く生けし者はその分智を蓄えて居るもの。
しかして古代種でもなければ話としてしか聞いたことはあるまい。
機密事項であるなら詳細を知らぬは尚更。
儂とて長く生きては居るが、はきとした智は持ち得ておらんかったのぅ。
[伝う言葉に頷く気配を見せる]
[基本的に剣は使わないせいか、やっぱり興味は薄かった。
更に、伝説の類にもさほど興味があるわけではないため、必死で記憶を辿りつつ]
んー……。
人間界で聞いた伝説じゃ、最終兵器扱いだったしなぁ。
っつか、そーゆーのが飛び込むとか、それだけで人間界とか大揺れだし。
世界揺らすのが目的なら、それ狙いってコト、なのかなぁ。
[薄い笑みは続いていたが。オティーリエの問いに、それはゆっくりと消えていった。
代わりにゆらりと、首をもたげるのはほの暗い。乾き。]
それでも始めから一つなら。失ってから苦しむ事はない。
[それから再び、笑みが浮かぶ。
だがいつもの軽薄で軽いそれとは違い、暗く深い、どろりとしたもの。
仮面の下の、その一部。]
…俺も、双子に近い『片割れ』が居たって事だ。
[告げた言葉はそれだけだった。
告げ終えれば、暗いものは引いていき、沈黙の後、再び常の彼にもどった。
正確には双子、ではない。
自分と片割れの関係を、この世界の言葉にするのは少し難しかった。
半身であり、妻であり、子であり、そして己でもある。
今は裏切りにより失われた、己が真の対。]
影輝ほどじゃねーけど、どこにでもあるのが疾風の特徴だしな。
つか、やっぱどこも騒ぎになるよなぁ……。
あー、事情説明とか、頭いてぇ……。
[クレメンスに返して、ため息一つ。
そも、風竜の一族は竜郷各所に散らばっているわけで。
それぞれが風聞を拾い集めたら、どれだけ尾ひれがつくのかとか、考えると、ちょっと頭が痛い]
[大通りでは。剣を探す為の布石は打っておいた。
以後、それについて語り易くはなったろうか。
見えぬ粒子がさざめく。ゆっくりと、探るように竜らをまとわる。]
―中庭―
[流水の竜が現れた時も一歩引き、青年は口元に穏やかな笑みを浮かべ話に耳を傾けていた。唇を舐める妖艶な誘いは短くも丁重にお断りしたが。
その間にやって来た生命竜の二度目見かける暴挙を止める事は出来ず、しかし見事に凹まされた顔面からすれば手出し無用であったかもしれない。
やがて去っていく者達を見送り、影輝竜の物問いたげな眼差しに無言のまま樹の傍らに腰を下ろす姿を見下ろした。目を合わせる事はなく彼女の髪に隠れた右に焦点を合わせながら]
……何か?
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