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揺らすもの。
結界。
[幾つか知ったことを、続けて口に出してゆく。
甘い、紅茶の香りが広間の端に流れる。]
何か、知っているのでしょうか。
[影の様子を思い出し、目を伏せた。]
……この式でも駄目ね。
[唸るように、口元に手を当てて。
ややあって、手帳に今の術式を書き込んで、薄く息を零した]
焦り過ぎやら、根詰め過ぎやら……と?
[集中力が途絶えたところで、漸く回りに気を回せるようになった様で。
少し離れたところに、小さな人影が見えたのに気付いた]
あの子は……翠樹の?
随行の仕事はまだ終わってねーし、連絡とか、そこんとこはだいじょーぶ。
[揚げたてのコロッケかじりつつ、エルザに軽く返し]
んー、風が落ち着いてないんだよなぁ。
もしかしたら、例の、干渉されたヤツ、とかに反応してんかもしれねぇけど……。
[ザムエルの言葉に返すのは、曖昧な予測]
なぁに、無理もあるまいて。
儂とて焦っておらぬは表面上のみじゃ。
[時間が無いことは明らかなために。如何に西殿の結界を内から強化したとて、時間がかかってしまえば剣を奪われずとも竜郷各地への影響は大きくなってしまう]
儂より見た目が若うても、刻長く生きて居る者も多々居る。
クレメンスがその良い例じゃ。
剣についても記憶の奥底に仕舞っておっただけのようじゃしの…。
何かしら知って居ってもおかしくはない。
が、何じゃろうな。
ちぃとばかり警戒はしておいた方が良いかもしれん。
杞憂でなければ良いのじゃが。
剣は目に付きにくい状態で持っておくが良かろう。
誰がその正体に気付くとも知れん。
有難う御座います。
そうしていただけると助かります。
[クレメンスに軽く頭を下げ]
幼き仔。確かにその可能性は…。
[以前の自分のことを考える。あれほど酷いことはそう無いと知ってはいても、一抹の不安が過ぎった]
そーなんだ。
ウチの兄貴とか、行方不明になってもいつもの事で流されるからなぁ……。
[それは気質を承知されているからです]
……るっせぇなあ……しっかたねぇだろ、そーゆーモンなんだからっ!
[揶揄の口調にはむくれて返し。
続いた言葉に、きょとん]
……ナニソレ?
んじゃ、どやって生きてんの?
[呟きはなく、そのまま台所に戻り、それを下げる。
俯いた口唇が幾つか音を作り出したけれど、それは洗う音に掻き消えた。]
ふうん。
[おそらくは、知らなかった事を一つ知ってしまった為か。
言葉にはそれだけ返す。
感情はそこにはない。
いや、あるが、隠した。
それ以上は、今は語らず。
探った内容、その結果も。今は、黙す。]
[それは軽い呪文。
呪文というよりも、感情をひたかくしにするために、ずっと親に囁かれていたこと。]
[嘘をつくのは、慣れているのだ。ずっと、ずっと]
[螢火の丘のようと言うエレオノーレの言葉には頷いたけれど、続いた言葉に青年の眼差しにどこか哀しそうな色が過ぎった。謝意に力なく首を振り、小さく溜息を零す]
いえ、お気になさらずに。
けれど私は…貴女が自由であればよいのにと、そう思います。
[哀れみではなく、ただ哀しそうな色で変わらぬ笑みを見る。
そうして眼差しを伏せた会釈を向け、踵を返した]
[それから台所で湯を沸かし、紅茶を作る。
温かいようにしておいて。]
―東殿:台所→廊下―
さっき音を聞いたのはこのへんでしたっけ。
[水温が聞こえるかと、耳を澄ませた。]
[一等大きな弾く音。仔はようやく気付いたか驚愕にか小さく眼を瞬いた。
きょろりと音の出所を探るように周囲を見渡して、内に一点へと視点が定まる。
嗚呼、この時漸くにして氷竜殿の存在に気付いたようであった。
さて氷竜殿はといえば、仔へと笑み掛ける様子を見るに
此方に気付いたのは一目瞭然であった。やはり作業の妨害をしたに違いなかろう――申し訳ない事をした。後に確りと言い含めておかねばならぬ。]
…。
[一度、慣れぬ者への躊躇いにか左へと首を傾いだが、
昨夜影と話す姿を思い出してか無言のままはたと駆け寄った。
点々と仔竜の踏みしめた跡には、芝が一寸に伸び枯れる。]
…? いたそう?
だいじょうぶ?
[赤い掌へと眼を留めたか、短な問い。]
むしろお前んとこの兄さん王がずっと城にいたら大問題な気もするんだが。
[さくっと言いつつ、むくれるティルにはおおいに笑う。]
うははは。むなやけすんなよ。
さてどうやってだろうな?
『気がついたら生きている』…終始そんな感じだわ。
[己の意図とは関係なしに癒える体。
死ぬことのない体は、飢えすら勝手に満たしてゆく。
ともすれば不死に近いこの体を、クレメンスは少し持て余していたのだが。
そんな思いはおくびにも出さずに、片目をつぶって、軽く返すのだが。]
―― 竜皇殿・西殿近く ――
[ちょっと煤けた顔のまま、とっとこと、と駆けてくる]
うーわー、強化されちゃってるよ。
[それが内側から、あれやこれやの事情で為された事とはまだ知らず、あんぐりと口を開けて眺める]
ありがとうございます、……アーベル殿。
[ 黒の瞳は感情の色を映して、応じるように笑みも少しばかり形を変えたようだ。口真似の、此度は感謝を告げ、座った侭なれど会釈を返してその後ろ姿を見送る。
彼が去って間もなく、複数の力ある気配が竜皇殿の敷地内に至るのを感じ取り、漸く腰を上げた。]
…ダーヴィット、お前食い物に釣られて揺らされるなよ…?
[哀れんだ目に、逆に遠い目を返してやった。
一 番 物 欲 見えてるのはお前だ!
とは目が語っていた。]
―西殿・結界前―
[幼き翠樹の仔も、ブリジットに気付いたようで。
はたはたと駆け寄る姿を見て、自然と柔和な笑みとなる]
こんにちは、翠樹のお姫様。
[屈んで、にこりと微笑んだ。
先に彼女の口から出たのは、己の手を心配する声で]
あらあら。見つかっちゃったわね。
大丈夫よ、これくらい。へいきへいき。ありがとうね?
[心配してくれている幼き樹竜へと、穏やかに答えた]
―――ああ。そうですわぁ。
「揺らすもの」
確か、そのような存在の干渉とか、誰か言ってましたわねぃ。
[ざぱりと、あぐらをかく格好で、座りなおした]
干渉され、何かを為そうとするならば、ここにある何かが目的。ということですわねぃ。
ここにあるもの。
それが何か分かるのなら、我らも何をすべきか、ということが分かるかしらぁ。
…驚きました。
最初から気だけで身体を維持できる方がいらっしゃるとは。
[古代種とはいえ、そうも違うものなのか。
今でも彼女は取り入れに間に合わぬ分を食事の形で摂っている]
…ダーヴィッド様などには、絶望的な世界となりましょうね。
[軽口というよりは、思わずというようにそう呟いてた]
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