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はい、ではまた後程に。
[挨拶に行くというアーベルを見送り]
特にすることは無いのですか。
我君はこれを機に学べと申されましたが、それならば私も他の随行者の方々へと挨拶に行くのが良いでしょうか。
[師の言葉に軽く考えて、心竜の消えた方を見ていた]
[華麗、と言ってよいのやら。さくっと立ち上がれば金色の髪がふたつ。
どちらも知った顔ではあるが、それは人間界でのこと。
竜卿で同時に二人と会う事、など初めてではあった。]
おお?
なんだオトのさり気無い健康診断に気を取られて気づかなかったけど。
エーリッヒにティルじゃないか。
あるぇ、ってことはお前らも随行任務か?
[未だ名簿は見ておらず。
人間界で見知った竜らの登場に、へらりと笑ってひらと片手を上げて答えたり。]
[翠樹の王の言葉に、蛇は半身を捻って顔を向ける。
頬に当たる肉をあげ、チロリと先の割れた舌を出しては引っ込みを繰り返す。]
「これはこれは、翠樹の。
どうにも私は未だ未熟なもので、ね?」
[楽しそうに、歌うような低い声。
鱗に揺れる羽毛が、ゆらゆらり。]
……なんでしょう。このドツキ漫才は。
[とりあえず、傍らに浮かぶ虚竜王に問うてみる。
虚竜王も、知らんがなと言いたげな雰囲気。]
/*
ごめん、実は居るはいるんだけどちと表に追いついてなかった。
先揺れる発言してから中を、とも思ったんだけど時間押すから先に。
こちら囁き狂人です。以後よしなに。
そうなんですか?邪魔じゃないなら良かった…
[蹴りが綺麗に決まって、生命竜が三秒で復活するのも目撃]
良かったけど。相変わらずですね、クレメンスさん。
[あはは、と笑った。多分どっかで似たような場面を見たらしい]
[ユーディットに、や、と言いつつ手を振って]
おー、さすが命竜。
復活だきゃはぇぇな、おっちゃん。
[へらりと笑うクレメンスに返すのは、にい、という笑みとこんな言葉]
何をやっているのかと言われましても
[と、言いかけ、そちらを見る。]
久方ぶりですね、ティル殿。
[その背後で、しっかり復活したクレメンスがいた。
オトは再びそちらを向きなおる。]
私が肉を食べていようがいなかろうが、あなたには何の関係もないと思いますが。
あなたはいつもながら、しぶといですね。
[それから、すぐに向き直ったクレメンスが告げた名前。
ティルは知っていたが、もう一人。]
……エーリッヒ殿?
お初にお目にかかります。おかしなものをお見せしてしまい、申し訳ございませんでした。
[アーベルを見送りし後、エルザの言葉に深く頷き]
学べとはまさに他の随行者と交流せよと言う事じゃろう。
ここより出歩かぬは、如何にこの竜都に様々な属の竜が居ようとも、それ以外の竜とは邂逅出来ぬと言う事。
どうやら儂の既知も多いようじゃ。
それらの者達は人間界へも足を運んでおる。
古びた儂の知識より新しい物を持っているじゃろうて。
[行ってみるかね?とエルザに訊ねかける]
―西殿→―
[西殿を出た所で命竜王を誘う影竜王の姿を視界に捕え、脇へ避けて深く頭を垂れる。二人の間に漂う僅かな心の波に伏せた口元の笑みが僅か深くなった。
それから静かに顔を上げて、話をしていると思しき陽光と電撃の竜達に眼鏡越しの紺碧を向け邪魔にならぬよう会釈した]
[外からやってきた方々にも頭を下げる。
そうして、――ああまだ白い花束は誰の手にも渡っていないのだなと、そのような事を考えた。]
はい。
私はまだ竜都より外を良く知りませんので。
人間界にも。ダーヴィッド様のように?
それは是非お話を伺ってみたいと思います。
御師様の知己であればご紹介も願えますでしょうか。
[チラリと恩人を見ながら答えて。
頷いた顔は不安より期待が上回った表情をしていた]
あー、やっぱりあんたかぁ。
お久しぶり、こっちに戻ってたんだ。
[人間界で何でも屋稼業を始めてすぐ、その仕事で知り合った月闇の竜。
ピアも知った相手に気づいたのか、抱えられたまま、きぃ、と鳴いて手を振った]
―― 竜皇殿・入り口 ――
はじめまして、機竜王の随行で参りました。エーリッヒといいます。どうぞよろしく。
[オトフリートの挨拶に、微笑んで一礼する。それから、近付いて来た虚竜王と時空竜に気付いて、目を輝かせた]
ユーディットさん!お久しぶりです。お元気でしたか?
[にこにこと嬉しそうに近付く]
もしかして、ユーディットさんも、随行で?え、ということは…
[視線がなんだかふわふわちんまりと浮かんでいる虚竜王その人に止まった]
/*
月闇殿が呪狼、生命殿が囁き狂人了解しました。
1、ではそのように。合わせるも合わせぬもご自由に。
3、話しかけは揺らされてからに。何か感じるかもしれませんが。
囁き殿>協力するかどうかは任意ですし、心和での話しかけがまずいようなら一言いただければ。
邪魔とかナイナイ。俺はいつでもオープンだから。
[オープンすぎですと、主たる王がいれば叩かれていただろうか。
エーリッヒにそう答えながら。]
そりゃまぁ特に変わったことも無かったしな。
こっちは平和平和。
[つい今しがた平和でない光景が繰り広げられていた気がするが。当人はお構いなし。]
おんや、そっちは…。
[と言いかけ、エーリッヒの丁度後ろのあたりにいたユーディットと、その前を行く存在をちらと見て、ああと足跡のついた腹の土を落とし。]
お初お目にかかります虚竜王。
随行者殿も。
[声を正し礼を取った。
一応、自分の所の竜王意外に対する態度は、それなりのものらしい。
それ以外はあれだが。]
『なぁに、気にしちゃいないさ雷撃の長殿。
私とて、まだまだ精進の身だよ。
――して、陽光殿。その御仔は如何した。』
[王は暢気に言葉を交わすが、得てする相手ではない。
仔の腕に巻きついたまま僅かに舌を出し入れするも、
私の意思など虚しく、王の気にする所では無かった。
さてと見れば、雷竜王の揺れる羽毛に仔竜の視線が楽しげに動く。
…嗚呼、幼子の眼には全てが玩具に映るか。
溜息こそ出ないが、僅かに私の眉が寄る。
否、蛇の姿を変えた身では、それすら判りもしないだろうが。
ふと、我が王の視線が僅かに動く。
眼を僅か伏せ会釈を返す相手へと視線を移せば、精神の属を帯びた者の姿が映った。]
まあなー。これが俺の少ない取り得のひとつだし。
[自覚はあるらしい。ティルにそういいながら、ふと思い出した事一つ。]
そっちは少しは自己治癒力上がったか?
まだ危ない事してるんだろ。
若いうちに鍛えておいて損はないぜ?
[ティルの笑みに、相変わらずへらへら笑いながらそんな事を軽くいう。]
ええ。
少し前から、王の子たちの教育を任されまして。
[生命の竜に向けていたのとは違い、穏やかな微笑を浮かべてティルを見た。]
あなたもお戻りだったのですね。
[そしてエーリッヒに挨拶をし、挨拶が返り。]
私は月闇王の随行で参りました、オトフリート=カルクと申します。
こちらこそ、我らが王が多々のご迷惑をおかけすると思いますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
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