情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
…エネルギー反応…unknown
出力…計測不能
発生源……追跡不可
[青く光る機械竜の光に照らされて、青白く染まった顔から普段とは異なる冷徹な声が零れる]
それは確かにあるかの。
今まで傍に居った者が離れるのはのぅ…。
[何かを思い出し表情はやや暗く。長く生き、竜郷を渡り歩くが故にその思いは何度も体験している。それらを思い出しているのだろう。
発した推測に返される言葉を聞くと、考えるように顎鬚を撫で]
ふむ、影は影でしかなく己の物と成さず、か。
なればお主は”己”が無く真たる影にも非ず、か?
何やら難しいな。
[今まで遭遇し得ぬ個であるノーラを前に、識ろうとするように考え言葉を紡ぐ]
[それに対し考え込んでいる最中だった。思考は途切れ、飛び込んでくる感覚に俯きがちになっていた顔が上がった]
……何、じゃと?
[引き摺られかかるその感覚に、そこに踏ん張るかのように気を持ち直す。視線が向かうのは──西殿]
[指は小さな猿の咽元に絡めたまま、精神の竜に会釈をし。
目を天竜の方へと向けようとして――ぴたり、動きを止めた。]
……――何か、ありましたね?
[カチャリ]
[視線を空へと巡らせ、胸元に手を置くと硬質な音がした。]
……風が。
乱れてる。
……兄貴の力が、弱くなってる……?
[呟きながら、空を見上げる。
先ほどまで晴れていたはずの空は、いつの間にか暗い曇天に]
ちょ、マジで何が起きてんだよっ!
―竜皇殿・中庭―
[風竜が束縛の力と感じるように。
氷竜であるブリジットは、"封印"とはまた違う力を感じ、眉を顰めた]
仲良くなりましょうの会は一時お預けですね…
幾人か、ついてきて頂けますか?
様子を見に行きます。
[水晶の扇子をしまうと、西殿の方へと見向く]
…非常事態と認識、封印第一段階、解除。
[落ちる光に目を覆うこともなく、左手の手袋を外す。メタルの輝きを放つ左手の人差し指の先がカシャリと音を立てて、ドライバーの先のような形に変わった]
[生命竜からの答えより早く、発動の気配を感じた。術者なのだから当然だ。
会話をしていなければ必要以上に早く気付いたのを気取られていた可能性もあったが、幸い皆驚きに混乱しその余裕はない。
『混沌』を司る竜は失われた心の力が満ちていくのを感じ取る。
青年の手が封印を抑えたのは虹竜王から心話が届いた為だった]
[腕の中から白鳩が飛び出し、どこかへと羽ばたいてゆく]
な、にが。
[左手を右手で握り締め、強く胸に当てる。
震えを止めることもできぬまま、視線が西殿へと動く]
あ、オレ、行くぜ!
[ブリジットの言葉に即答しつつ、西殿へと視線を向ける]
なんか、絶対、おかしいしっ!
[言いながらも、既に足は視線の先へと向いているのだが]
[ブリジットの声に、こくりと頷いて]
エミーリェが行きましょう。
せっかく風獣の姫君と仲良くなれる会だというのに、お預けですね。
[全く持って冗談ではなく本気で言い、
ブリジットの横へと歩みを進める。
エルザの腕から飛び立つ白鳩へと目を向けて細めた。]
――全く。
[ 淡い闇は光に還りかけ、薄らいだ影を、繋ぎ止める。
広がった波紋のように空を覆いし雲は天の光すらも遮っていた。]
何が起こったのやら。
ただでは済むまいと思っていたが。
[ 肩口に流れる髪を背へと退け、黒布を掻き寄せて腕を組んだ。]
影は覆いに過ぎぬのだ。
“己”を持った影は覆いの役を担わん。
[ 既に耳に入るかは知らぬが、大地の竜に答えを次ぐ。]
願い、を。
[どうやって、などとは問わなかった。
それはクレメンスにも”知りうる事”だったから。
曖昧に混ざりゆく知識。
緩く首を振る。]
そう、か。
あんたにも、何か願うモノがあるって事か。
精神の。
[干渉し感じる力から、声の主をそう呼んだ。]
…俺の願いは。
願い、は。
[口にするには、以前ならば躊躇っていただろう心の願い。
それは何かを恐れてではなく。口にすれば、永遠に叶わないような気がしていた為。
だがいままで秘め伏せられていたそれは、するりと容易く漏れた。]
俺を裏切った、片割れ、に―――。
[言葉の端は、潰れて消えた。
内に宿る感情は、相反するものが渦巻く。
だから、自分でも今どちらを願っているのか分からなかった。
愛したいのか。
憎みたいのか。
それとも、それらを越えた先を望むのか。]
[その器具の先端が通常とは違うXの形の溝を刻んでいることを見て取ったものはいるか…いずれにせよ、他者に見られているかどうかは頓着せぬ様子で、青年は肩に停止している機械竜の眉間にそれを押し当てる]
UNLOCK!
[言葉と同時に、キュルキュルとその先端が回転して、機械竜の額に小さな孔が開く、そしてその孔の内側から、淡い光を帯びた天青石が押し出されてカシャリと三つ目の瞳のようにそこに収まった]
[精神を司る青年は動揺を見せる事なく、虹竜王からの心話に深く頭を垂れる。
そして顔を上げるとブリジットの声に一歩踏み出した]
私でよければお供いたします。
[一番の適任者であろう『封印』を司る氷破竜に歩み寄りながら、会釈半ばに途切れた電撃竜に視線を流す。その重い鎖に僅か目を留め、青年は再び西殿へ向かう背に視線を向けた]
[風竜と雷竜にこくりと頷いて]
向かいましょう。
[そこで、天竜の異変に気が付くと]
……アーベル、折角の申し出、嬉しいのですが。
――彼女の傍にいて上げてくれませんか?
こころを司る貴方に、お願いしたいのです。
[もう一度、心配そうに天竜の様子を見やった]
それと、他竜の随行者が戻られたら、異変を伝えてください。
もっとも……先ほどのような規模の、全員気付きそうではありますが。
[衝撃から、発動までは少し時を経て。
だけれど、その時に届いた心の声に、彼女は驚愕の念を覚えた。]
[聞こえるそれは。]
[ただ、何かをいう前に、アーベルのこえが届く。
そうして、それに対するクレメンスの声も。
彼女はただ聞き、そして、そっとこえを乗せた。]
―― 今ので、竜王方は
[問いが途切れたのは、月闇王のことばが届いたからで。]
―街中―
…っ!!?
[手にした腸詰めの串をくわえたまま、宮殿の方へと振り向いた。
異変に気づき駆け出す背には、鮮やかな赤の三枚の翼。
風を切り、その場所へと!]
はぁっ?ちょ、ま。
…嘘、じゃ無ぇよな。
はいはいスイマセンスイマセン。
[嘘か冗談か。だったらどんなに楽だったことか。
えーと空を見上げながら。
まぁでもほら、すぐ何とかなるでしょとかちらり期待もしつつ。]
とりあえずそっち行くわ。外から何かできるかもしれねぇし。
はいはい、兄さんに宜しく。
[最後に一言付け加えて、向かう先は、西の殿。]
[額に手をあて、しばしの無言。考えるは今の不可思議な現象。今まで体験したことの無い状況に、古き知識を引き出し状態を理解しようとするが、流石に情報が足りず。
ノーラからの返答は辛うじて耳に入っただろうか。尤もそれ以上返す余裕は全く無かったのだが]
[傍で起きるエーリッヒの変化も、ただ視線を投げるだけになる]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新