人狼物語 ─幻夢─


32 緋キ花咲ク泉ノ畔デ

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流れ者 ギルバート

……ところで、何故俺達はここに居るのだろうか。
番人さん。お前は何か知っているのか?

[落とした片膝の位置を元に戻し、彼は番人の方を振り返った。「番人」と名乗る男の口から「終焉」を告げられると、彼の表情から笑みが消え、琥珀色の右目は怪訝の色を浮かべる。]

「終焉」……?
これが何の終焉で、何故ここが終焉の地なのか。
まして、何故人間を殺さねばならぬのか。

「処女の精霊が、恋を裏切った男を死ぬまで踊らせる」…という物語でもあるまい。そこには何か理由が無ければならぬはずだ。

それが見えぬ限りは、「戯れ言」とやらいう言葉の他に、お前に掛けることばが見つからない。どうだろうか、「番人」の御方。

(21) 2008/11/21(Fri) 18:03:28

のんだくれ ケネス

[蝋燭片手にナサニエルの膝を抱えて運ぶ。赤毛の男や青毛の女の名乗りにも気のない生返事だけで立ち去り、最後の客人を連れた番人と廊下をすれ違い声をかけられても無視。狭い地下室にたどり着くなり床に座り込んで酒瓶の蓋をこじ開ける]

ったく面倒かけやがって。

[薄暗い地下室には月光も届かない。埃と黴と酒の入り混じった空気を揺らして折れたコルクを投げ、残りを瓶に押し込んで濃厚な赤を流し込む]

(22) 2008/11/21(Fri) 18:04:06

のんだくれ ケネス

…ぷはー、うめえ!
働いた後の酒は格別だぜ。
なーんの話か知らねえが、あんな陰気な顔と顔突き合わせてだーれが飲むかってんだ。
酒さえ貰えばさっさとおさらばさ。

[口に残ったコルクの欠片を冷たい石の床に吐き出す。無精髭に伝う葡萄酒を拭いもせず一瓶を空にし、また次に伸ばす手を蝋燭一本の弱い光が照らす]

(23) 2008/11/21(Fri) 18:04:30

流れ者 ギルバート、眼帯の奥にある左の瞼を、ぎゅっと*収縮させた*

2008/11/21(Fri) 18:04:37

のんだくれ ケネス、空の瓶が二、三本転がる頃、広間での話も知らず*高鼾*

2008/11/21(Fri) 18:06:25

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 18:06:44

のんだくれ ケネス、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 18:14:07

見習い看護婦 ニーナ

[横合いから覗き込んでくる赤い色に、わたしはまた瞬きました。]

不思議…ですか?

[首を傾げて、ただ赤を見つめ返します。
暫くして、赤色は離れて行きましたが、わたしは暫くその色を見つめていました。]

(24) 2008/11/21(Fri) 20:41:48

見習い看護婦 ニーナ

ええ。
そんな感じ、です。多分。

[青い色の少女の言葉には、もう一度頷きました。
それから扉が開く音と閉まる音が、幾度繰り返した頃でしょう。
『番人』の声が、語り出しました。]

…終、焉?

[何処か物語のような話、わたしは鸚鵡返しにその言葉を繰り返します。
すぐに理解はできませんでした。]

(25) 2008/11/21(Fri) 21:00:25

書生 ハーヴェイ

茶番、か。

[聞こえた言葉に小さく呟く]

まったく、とんだ与太話だな。
とはいえ。

[如何なる言葉を紡がれ、向けられても『番人』は口を噤んだまま。
これ以上は何も話す事はない、と言う所か]

……これ以上は何も話す気はないようだし。
馬鹿らしい、と切り捨てるにせよ、戻るべき場所も手段もわからない、か。
……厄介な。

[吐き捨てるよに呟いて、視線を窓の向こうに浮かぶ月へと向けた]

(26) 2008/11/21(Fri) 21:34:50

見習いメイド ネリー

ああ。

[与太話。茶番。戯れ言。
重なり聞える単語に詰めていた息を吐く]

こわいおはなし。

[翠を半ば隠すように瞼を伏せた。
膝へと下ろされた手はしかし握り合わされたまま]

戻るべき場所。
…戻るべきなのでしょうか。

[吐き捨てるような言葉に、不安を滲ませた問いを投げる]

(27) 2008/11/21(Fri) 22:02:49

見習い看護婦 ニーナ

[茶番、与太話だという声が聞こえます。
わたしはただ黙っていました。
頭の中でぐるぐると、番人の言葉が巡ります。]

(28) 2008/11/21(Fri) 22:06:40

書生 ハーヴェイ

[戻るべきなのか、という問いに蒼氷は月から常磐へと向かう]

……さて、ね。
それこそ人それぞれ、という所じゃないのか。

思い出せない以上、考えても無駄なのかも知れんが。

(29) 2008/11/21(Fri) 22:10:22

流れ者 ギルバート

戻る場所……
しかしいったい、戻る場所とは何処なのだろうな。俺にはわからない…。

[ちいさな溜息をひとつ吐き出し、誰に聞かせるでもなく独り言を呟いた。]

……少なくとも「舞台」の上でないことは確かだ、ということ以外は……

(30) 2008/11/21(Fri) 22:11:39

村長の娘 シャーロット

[ナサニエルの額に乗せた濡れタオルをひっくり返しながら]

戻るべき場所も分からず、ここに居てやるべきことは茶番染みたもの。
茶番に乗る道理もない。
為す術なしとはこの事かしら。

[言いながら、ふいと紅紫の瞳を眼帯の青年へと向ける]

「舞台」って?
そう言えば、入って来た時もなんだか仰々しい振る舞いだったわね。

(31) 2008/11/21(Fri) 22:18:55

書生 ハーヴェイ

むしろ、わかってる奴がいない気がするが。

[微か、聞こえた呟きに答えるともなく呟いて]

俺は……そも、そういうものがあるのかも怪しいもんだが、ね。

[蒼氷は刹那、滲む紅に落ちる]

(32) 2008/11/21(Fri) 22:20:31

見習い看護婦 ニーナ

戻る場所、ですか。

[思い出せないそんな場所が、わたしにもあるのでしょうか。]

舞台?

[眼が見えない分、耳はそれなりに利くのです。
男のひとの声に、小さく首を傾けて、眼をその方向へ向けました。
相変わらずその表情までは捉えられませんが。]

(33) 2008/11/21(Fri) 22:21:13

村長の娘 シャーロット、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:25:37

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:27:39

見習いメイド ネリー

[向けられた蒼氷はその色のままの温度を感じさせて。
一瞬だけ絡んだ翠は、怯えるように逸れてゆく]

そう、私も知らない。分からない。
けれど…。

[もどりたくない。
空気を揺らさず、薄桃だけがそう動いた。
追って常盤の房が小さく揺らされ、舞台という言葉を問う人々の視線を辿り、翠もまた舞人たる青年へと流れる]

(34) 2008/11/21(Fri) 22:27:52

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:28:39

見習い看護婦 ニーナ、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:29:33

教師 イザベラ

まったく。迷惑な話ですよ、ほんとうに…。

[さらさらとペンを走らせる手に力が入る。]

終焉がどうのという話。そこを否定したら、
話が進みませんね。わかりました。受け入れましょう。

[びびぃ、とページの破ける音。]

嫌なんです。舞台に立たされるのが嫌なんです。
傍観者の位置ならともかく、演者にまわるのが。

[左眼がぐるんと動いた後、右眼に揃って
ついに、同じところに視線を集め出す。]

(35) 2008/11/21(Fri) 22:30:58

教師 イザベラ、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:32:21

流れ者 ギルバート

さぁ………

[眼帯の奥の疼きを、指でそっと抑える。]

分からない……。ただ、「舞台には立てない」ということだけが、俺の脳裏に刻まれているだけだ……。

そして……

[眼帯を抑えていた指を顔から離し、緩慢な動きで腕を正面に伸ばす。腕の筋肉が微かに軋む感触を覚え、彼は右目をゆっくり細めた。]

どういうわけか、自分の身体が――筋肉が疼くのが抑え切れないことがあるんだ……。

俺の身体には「舞踏」を求めて止まらなくなる「何か」だけが、在る。それだけが確かな「記憶」さ。

(36) 2008/11/21(Fri) 22:34:06

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:36:11

書生 ハーヴェイ

[逸れる翠の怯えは気に止めた風もなく。
蒼氷は、あっさりと受け入れを宣言したイザベラに、呆れたような感心したような、何とも評しがたい感情を込めた視線を向けた]

……シンプルだな。

[演者の立場を厭うという言葉に、こんな呟きが零れた]

(37) 2008/11/21(Fri) 22:36:14

のんだくれ ケネス、メモを貼った。

2008/11/21(Fri) 22:37:53

教師 イザベラ

気に入らないけど。そこも否定しては立ち行かないのですね。
論拠さえ示されるという条件なら、演じきってみましょうか。

[笑い声と同じリズムで、喉から渇いた音がする。]

尤も、論拠が示されるというのは、実際に事が起きると同義。
私は死にたくないですよ。降り掛かる火の粉は払いますから。

[再び、左右の眼はそれぞれ独自の路線を歩む。]

少なくとも、興味を持たせる命題ですね、「終焉」。

(38) 2008/11/21(Fri) 22:39:31

冒険家 ナサニエル

[目蓋がぴくぴくと痙攣する。]

[室内の僅かな光にもたじろぐように、数度瞬きを繰り返す。]

[そのうちに徐々に眼が開き、]

[うっすらと眸。]

(39) 2008/11/21(Fri) 22:40:04

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