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[ぱったり、ふわふわに埋もれて盟約者が倒れると]
「あらまあ、限界ねえ」
[頭の上の異界龍が、のんきに呟いて、するりと、ふわふわたちの間から外へ抜け出る。その後に残る一筋の氷の痕。氷の冷たさを嫌ってか、ふわふわたちもちょっと間を取っているらしい]
「ちょいと、だれかその子を蹴り出してやっとくれ。その氷の上を滑れば出られるでしょうよ」
[浮き上がるローザにおお、と感嘆の声が出た]
そうですね。この大量のふわふわを一つ一つ移動させるとなると、何日もかかりそうですね。移動させている間に増えそうですし。
・・・取り敢えず増えるだけで、人畜無害なのだけは良かったですけど。これで凶暴なものが居たら大変でし――
[...が言い終わる前に、スミレ色の大きなふわふわが...めがけて背後から突進してきた。避ける間もなく突撃を喰らい、...はばたりとふわふわひしめく床に*倒れこんだ*]
あら?ディルクでしたっけ?…いい子ね…
…とりあえず…食事にしましょうか?
[それは脱出した後なのかその前にかは考えていない。*空腹を満たすのが先ずの欲求なのだ*]
[その頃、更なる状況把握のために、寮母は空間転移で、あっさり食堂から姿を消したわけだが、さて、気付いた者がいるかどうか]
あづい〜〜〜〜
[つるる〜〜〜がこっ!!]
おごっ!?
[のぼせて目を回した上に、ライヒアルトに蹴り出されて思いっきり壁に頭をぶつけたこの男が、まるで気付いてないのだけは間違いない**]
あーくそ、フライトまだ覚えてねぇし…。
魔法使ったら使ったでこいつら増えるし。
触れるだけで増えるし。
全くどうしろっつーんだよ!
[ぶつぶつ言いながらふわふわの中を突き進む]
おいディルク行くぞ!
「ラーイ、動けーん」
[ベッティの頭の上でトレイを支えながら、厨房傍から声を張り上げた。
青年が頭を抱えたのは言うまでも無い]
/*
菫色のふわふわにタックルされるのは、中の人の伝統です。
精霊演技のユリアンVSちみ影竜のヴィオレットからの。
今後も執拗に菫色のふわふわに攻撃される予定
[増えるふわもこ掻い潜り、何とかカルメンに皿を渡し。]
えええほんとに閉じ込められたんですか?
あわわ、閉じ込められたのにこんな増えまくったりとかしてどーすんだろ。
[悲壮感のないカルメンの声を聞く限りだと、そんな大変な事に聞こえないのが。じっさい現状見てみるとけっこうアレなわけですが。]
あーもうここじゃ食べれないですねぇ。
外にもってって自分の部屋で…
[とか言いかけながらも、ふわもこは止まる気配がないような。]
と、と、とりあえず出ますか!?
[とトレイを持ったディルクを頭にのっけたまま、入り口の方へ回れ右。
だが出口は 遠かった!]
…そういえば、ご飯……
[そういう状況じゃないと、コウモリは髪を咥えてひっぱる。]
はいはい、足りなくなったら誰かから貰う…
[何を貰う気なのかはともかく、引きずられるように脱出しようと]
[仕方がない、と来た道を戻る。
辿り着くのは厨房付近のベッティ達の下]
ったく、手間かけさせんな!
ほらアンタも!
食うなら外にしろ!
[ベッティの頭上から鴉を回収、トレイを手に持ち移動を促す。
カルメンにも声をかけ、彼女のトレイを持って移動を先んじた。
直ぐ後ろをついて来るのなら、少しは歩きやすくなっていることだろう]
[感嘆の声にはやはり少し擽ったそうにしているが]
そうね、増えるのがふわふわだけなら。
まだしもマシ…じゃないっ!
[スミレ色のふわふわの突進は宙に浮いていたから無事で。
けれどクロエは避けきれずに潰れてしまった。その上にもふわふわは容赦なく乗ろうとしていて]
ダメだったら!
[一度ふわふわ溜りの中に降りるとクロエの肩を抱え込み、全力で引き上げた。ぽろぽろと小さなふわふわ達が落ちてゆく]
ご、ごめんね…?
[そのままクロエの足を少し床に引き摺りながら抱えて飛び。
どうにかこうにか逃げ出した時には疲労困憊でへたりと座り込んでしまった]
[死守しようとしたけどやっぱり無理っぽいですすいません。
とか思っていたら、ここに救世主が現われた!
ちょっと涙目で大喜びで見上げた後。]
わーんごめんなさーい!ありがとう!
ええと…鴉さんの相方さん!
[名前をきちんと聞いてないもんだから、そんな妙な呼び方に。
ともあれライアヒルトの後ろを続いてやっとこさ食堂の外へと抜け出した。
その際、ふわもこ一匹確保しておいたり。
カルメンの方は方で、さらに後からついてきただろうか。]
ふぅぁー。や、やっと出れた…。
[同じように何とか出てきた、出された面々と同じように、疲れた顔をしながらその場にへったり座り込んだ。]
…あのさ。
ふわふわつれてきたら、さ…
そこからまた増えるんじゃ?
[空腹貧血気味の視線で、ベッティの腕の中のふわふわをじー…]
え。駄目です?あったかいし可愛いし。一匹くらいならいいかなーっと。
それに、魔力使わなきゃいいんじゃ…なかったっけ?
[そもそも一匹から大量発生したとは露知らず。
ゼルギウスをきょとーんとした顔で見上げてかくんと首を傾げた。
ついでにじっと見られて目を瞬かせた。まさかおやつ候補にされてるとは思ってもいなかったり。]
…ライヒアルトだ。
[鴉の相方と呼ばれるのは流石に抵抗があったのか、むすっとしながら名乗る。
どうにか食堂から抜け出し、談話室へと移動することになる]
とりあえずここでこの後どうするか相談しよう。
閉じ込められたってことだけど…状況確認が先かなぁ。
[談話室のテーブルに両手のトレイを置いて、ようやく一息つく。
が、ゼルギウスの言葉にベッティの腕の中を見た]
余 計 な も ん 持 っ て く ん じ ゃ ね ぇ ! !
[怒鳴りながらベッティの腕からふわふわを毟り取ろうとする]
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