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おや。
[何かを乗せられ、ダッシュで逃げる後ろ姿を見れば。
一つ瞬きをして…ほくそ笑む]
"鬼ごっこ"か?
[頭の其れを手に取れば、その後ろ姿を追いかけ。
逆の手の中にマナから石飛礫を作るとレナーテに向けて投げつけた]
ついでにっ。ウェンデルだっ。
[どこに抜けるかなんて考えている余裕は無く。抜けたのは南館内部だった]
うひー、なんだよあの地鳴りみたいな音!
どこの重量級だ。
[聞かれたら更にヒートアップされそうなことを呟きつつ、万一同じ場所に抜けた場合を考えて南館内を駆ける]
くっそー、食堂行って一息つけてぇ。
『この様子じゃしばらくは難しいかしらねぇ。
ここにも参加者が居ないとは限らないもの』
─第二別館→南館─
……お。
[本をめくる手が止まる。
真紅に宿るは、愉しげないろ]
随分、元気に走り回ってるなあ。
[何が、とは言わず。ぱたむ、と『魔本』を閉じる]
適当に、挨拶に行くのも悪くはない、か……さて。
きゃん!
[後頭部に石ころ。つんのめってころり。]
うひゃ〜!
[カラカラ笑いながらマナを練り、逃げつつ狐火を{1}個放つ。]
[視界の端にライの姿が映るや、速度を上げて上げるために符を使い……]
って止まらない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
[次元歪みを使ってさっと姿が見えなくなったライの立っていた場所を通り過ぎて、そのまま壁に顔面から衝突した]
キュゥ……。
…失礼。
[其の声に女性だと気付いたのか、ぽつりと謝罪を入れる。
狐火が一個現れれば、へぇ、と小さく]
構成せよ。燃えぬ扇…!
[ばっ。
手を振れば、半透明の扇が手の中で形を作り。
狐火をすれ違い様に扇で撫でるように吹き飛ばす]
「その頃狼ことレーグとその主のマテウスは南館を歩いていていて]
「主はまだ起きないし…食堂はなかなか遠いし」
[と愚痴をいいながら蒸気の壁を作って簡単な迷彩をかけつつ、狼はのしのし歩く。
とりあえず中立地点と聞いた
「アーデルハイド殿も主を起こしてくれればよいものを…」
[獣人は頑丈で更に最近生命学科にもはいったものだからマテウスにあてられる雷撃の力がかなりあがっていたりで、雷撃を受けると戦えなくなってしまうと。
ままならない人生を憂いながらのそのそ食堂を目指して、教室をあける。見かけは気にせずに、食堂の匂いをたどって、くんくんと捜索中]
おなごに石ころ投げるとか紳士のやることやあらへんよー。
[扇の風に煽られた火は、一瞬大きく燃え広がって消える。]
ほなまたなー!
[歪みへ飛び込もうとした。]
―南館―
[そしてのこのこと、人の気配がしたら隅っこでやりすごしたり…そんなだから主が起きないのだが仕方ないが]
「ふむ…あれぐらい主もやるきがあれば」
[なんだか男の嫉妬なのかライヒを狙ってる節の男子生徒やそれとは別に、各々の目的をもって黄色い声まじりの女子生徒とかみて把握して思ったりする辺り。狼も胃が相当病んできているのかもしれない]
[先にかけた強化魔法は一応残っていて。廊下の角を曲がろうとして気配を感じる]
っとぉ、誰か居るな…。
[そろりと角から覗き込むと、教室の扉を開ける白狼の姿が見えた]
あ、さっきのもふもふ。
主とやらはまだ起きてない…みたいか。
[ここで出てしまったら見つかるかなと思い、しばらくやり過ごそうと]
『待つのは良いけど、他にも気を向けておきなさいよ』
わーってるって。
[ふわり、と木の枝から飛び降りる。
さらり、零れてきた銀糸を後ろに払って]
界と界、結びし力、行先定めぬ道を開け。
[短く紡ぐ、呪。
歪みの利用ではなく、ランダムに空間を繋げる転移の呪文を発動し、それの作り出した門の中へと踏み込んだ]
全く持って其の通り。
次の手から気を付けよう。
[火が燃え上がる音を聞きながら]
ただ…その耳の魔導器は気になるがね。
[そう、ドアの向こうの歪みへと飛び込む姿に言う]
…同じ所に出れば面白いのだが。
─ →南館─
ん、ここに出たか。
[ふわり、抜け出た先は南館。
ここには、学科合同演習の時に幾度か訪れた事があったものの、最近はとんと御無沙汰していた]
……さて、幾つか気配はあるようだが……ラヴィ。
[『魔本』を手にしたまま、肩の水晶龍へ声をかける。
ふわり、と真白の光が散った]
臨戦態勢は、一応万全にしとかんと、な。
[ほぼ全員に向けて挑戦宣言したような状況なので、一応の注意はしておく。らしい]
[熱を温度を司る狼は。嗅覚とその能力によって周囲の人の気配を敏感に察するも、それが鬼であることはしれない。ただ伺っている様子なのだけ把握して。教室をくんくんしつつ]
「…そこの者…我らに用があるならば相手になるが?」
[声だけを投げかけ、やっぱり食堂散策]
やー、とか、ほな、って。
次元魔法…じゃ、ないか…
[思いっきり隙を見せた気がして。
思いっきり隙を見逃した気がして、緩く頭を振ると]
まぁ。まだ、鬼ごっこは続くわけか…?
[ウェンデルもまたその後ろ姿を追いかける。
今度は持っていた扇をフリスビーの様に投げつけた]
では、プレゼント。
(うひょ、バレタ!?)
(『お馬鹿、あっちは嗅覚優れてるに決まってるじゃないの』)
[物影で灰銀とひそひそ。けれど鬼であるとまではバレて居ないと判ずると、姿は見せずに]
や、鬼じゃないなら用はねぇわ。
邪魔したな。
[自分も鬼を探す参加者であると偽ってそう声だけ向けた。その様子に灰銀はまた『お馬鹿…』と呟いて居たりするわけだが。そしてそろりそろりとその場を離れようとする]
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