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……え?
ああ、いえ、なんでもありません。
[口を噤んだついでに、少しばかり、考え事に耽っていた。
レナーテの問いかけに、ふるふると首を振る。
積みあがった衣の塊が次々に消えていくのを見て、食欲が失せた――などとは言わない]
子供には子供の武器があるってことですねー。
でも大人になっても、甘えたい時には気にせず甘えちゃえばいいと思いますよー。
[指を立てたエルザに笑んで]
はーい、わかりました。
じゃあ、機会があったら直接師匠に聞いてみることにします。エルさんから聞いたってことは内緒で。
[ハンスに声をかけられる直前の言葉]
─裏通り─
[辿り着いたのは裏通りにひっそりと佇む娼館の前]
[こんな奥まった所に来る者は曰くありの人物も多く]
[裏の情報収集に適した場所でもある]
邪魔するぜ。
ちぃと聞きたいことがあるんだが……。
[扉を潜り、中に居る人物へと声をかける]
[最初こそ訝しがられたが、そこは裏通り]
[客として世話になる旨を伝え、更に金を掴ませればどうにでもなるもの]
[しばらくはその商館で情報収集と休息を兼ねることに*なるだろう*]
[ハルフェが羽を広げれば、負けた!とか言ってみたり]
男の人だもんね、あんまり興味ないかー…。
でもあれなの、あのねのね、えーっとー…そうだ!
家族とか恋人とかにプレゼントするのも良いよ!
いや、絶対買えって言ってるわけじゃないよ?
気が向いたらだから!
[自分で自分に決着をつけて、頷いてみせた。]
[カヤが指差した小瓶を見て]
あ、あれだ、あれ、んー…わすれちゃった!
でも多分似合うやつだと思うよ、ナイスチョイス!
[ぐっと拳を握り。その後の勘違いの内容を聞いても気を悪くしていないように見えるカヤの姿には心底ほっとしたように胸を撫で下ろした]
そう?よかっ…たって言ってもいいのかなぁ。
まあいいや、よかったー!ありがとー!
[エルザにそう言われると]
そか。
ならいいけど。
[物事を深く考えない性格なので、何でもないと言われれば、それ以上考え込むことなく、収束に向かわせた。
天ぷらは既に36つ目で、折り返し地点は軽く過ぎ去っていた]
見たところ、油物のようですし。
それでその量は…
[見ただけで胸焼けしそうだった。
思わず黒服の胸元を握り締め、だがあっさりとした返事と、そうしているうちにも次々と消えて行く天麩羅に、やはり呆気に取られるしかない]
はい。ありがとうございます。
お手数おかけしますが、よろしくお願いしますね。
[気を取り直して。
というよりは、レナーテの食事を見ないようにして。
ライヒアルトに向き直り、一端立ち止まって、頭を下げた。
顔を上げたところで苦笑に気づくと、少し照れた様子で]
なんだかんだで、楽団の催しも注目を集めていますから。
しっかりしないといけないって、気合が入ってしまって。
[目を真ん丸くするカヤにこちらもきょとんとした顔を返し]
えー、可愛いよ
ちゃんとおしゃれをすれば、目を瞠る美少女になるのは確定的に明らかだし
人形師の目に狂いはないんだよ!
[何か断言してみたり]
[そして、ローザの反応にニヤニヤとした笑みを浮かべていたり]
/*
ダーク担当突っ走り。
皆ほわほわだから良いよな。
霊能者で楽するつもりだったんに。
そして直したはずの誤字が直って無くて絶望。
>>257の最後のト書き、物売ってどうする。
あははー。
……コレカラガンバリマス。
[何もかもお見通しのような師匠のお言葉に、頭を下げる]
え、戦い?
[レナーテの言葉の繋がりがわからず、首を傾げる。視線は次々にブラックホールへと吸い込まれていく天ぷらに注がれている]
─広場・大通り側─
[伸ばされたカヤの手は、ひょい、と上げた手で止めて。
ローザの言葉に、何事か思案するよに腕組みを]
プレゼント、なぁ。
姉さんの好みはわかんねぇし、贈りたいような女もいないし。
……あんま、縁ないかな、そっちでも。
まあ、うん。
何か、気が向いたら、ってコトで。
[わりと真剣に考えた。
母の事が話題に上がらなかったのは、恐らくは無意識のこと。
ちなみに、隼はちょっと楽しそうに、ローザを見ていたり]
ああ。
確かハンスさん、でしたか。
[胸元を握り締めたまま、声の主の名前を思い起こす。
笑顔が若干引き攣っていたのは、笑みを向けられた対象、行商人の所為では決してないのだが]
はっはっは。
若いうちは油物を多めに取ったほうがパワー出るんだぜ?
それに、男ならこんぐらい楽勝だろう?
ま。アタイは男じゃあねえけどな。
[笑いながら言う言葉は、一体誰を比較対象に言っているのか。
……答えは、一つしかないわけだが]
[ハルフェに対抗するローザに思わず笑いを零し
綺麗な硝子の瓶を取り上げた。
下から見ると8角形の瓶はその側面に切りこみが入り
光を映して、綺羅綺羅と光り、満足げにわらって。
ローズの言葉にアーベルを振り返り]
…姉ちゃんに何時もの迷惑代。
[思わず小さく付け加えた]
[ベティの返答は内にしまいこんで、先の答えには、そうね、と若干複雑そうな表情を浮かべたばかり。
ハンスの挨拶に、その場に留まる]
迷子探しを手伝っていてくれたのよ。
遊んでいたわけじゃないわ?
[昨日とはある意味逆の構図だとは気づかずに言う。
もっとも、構図は似ていても、やっていることは全く違うが]
(位置のあれってどういうタイミングで出すもんなんだろ?
他の人がーどこどこーって出した発言した後に
自分は別の場所だなーって思ったら
ーそこそこーってやるのかな?
移動した時だけに出すと思ってたんだけど、
それだとよく考えると
読み返して場所調べんのキッツいなぁ。)
[アーベルに止められた手はぺいっと横へ振られてから
ゲルダの言葉に、きょとーんと翠の眼を丸くする。]
え、えーっ?!
やっぱりゲルダは、変だ!変な女だ!
俺はそんなのじゃねぇぞ!
[言いながら、マフラーを口元まで引き上げ
帽子のつばを掴んで引き下げて、顔を隠してしまう。]
おう。
師匠さん。
アタイはレナーテってんだ。
何でも屋やってっから、ご用命のときはよろしくな。
[ハンスにいつも通りの名乗りをあげ、ベッティに向き直ると]
え?
師匠って言うからには、格闘技かなんかの師匠だろ?
[と、返し]
さて、次は何食うかなー。
[手をパンパンと払い、次の得物を捜し始めた]
―広場・露店側―
はは、別に荒事専門ではありませんから。
ベッティと共に旅回りの商人をしているハンスと言います。
どうぞよろしく。
[引き攣りかける顔をどうにか抑えながら]
[レナーテに名乗り頭を下げた]
[引き攣りかけた理由は当然大量の揚げ物だ]
[幾らなんでもその量はないと思った]
こういうときはお互い様ですよ。
[楽師に頭を下げられて、胸元を握っていた手を外し、ひらひらと振る。
同時に食事の様子が視界から外れ、若干楽になったようだ]
祭の目玉と言ってもいいですからね。お気持ちは分かります。
上手くいくことを祈りますよ。
……迷惑代、って。
あのな。
お前、俺を何だと……
[何だと思ってる、という突っ込みは、途中で途切れ。
ゲルダの言葉に顔を隠すカヤの様子に、きょとり、と瞬き一つ]
……なーに、反応しまくってんの、お前……。
[直後の声は、どこか呆れたような響きを帯びて]
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