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[移動しながら、ベッティの問いを聞くと、目線を見上げながら答えた]
んー。
基本的には歩合制でやってっかな。
そっちのほうがこっちも気合入るし、店としても誰も来なかったときに無駄に報酬払う必要ないから安心だしな。
[ローザの頭をナデナデしながら、カヤからかけられる言葉に頷くと]
うん、昔行った場所で仲良くなった子なんだけど
そこ、凄く寒い地方で、暖かい場所に行きたいって言ってたから、旅のこととか色々教えてあげたんだ
……でもまさか、本当に飛び出してきちゃうとは思ってなかったな
もしかしなくても、一人旅…………だよねぇ?
[そう言って胸の中のローザに問いかけ]
そんなに、長い話ではないんですが。
[歩みだすか、どうかの頃。
続けて、ライヒアルトに問いを投げかける]
花祭りの楽団の催しもので、人形遣いとの合同劇をやるんですけど。
でも、今になって、担当の方がご都合悪くなってしまって。
教会の方なら、子供達の好きな劇を知っているかと思って、
良い方がいらっしゃらないか、お訊ねしたかったんです。
ええ。アーベルがサボってるの見つけたら、捕縛して練習場まで引き摺っていきますからっ。
[エルザの言葉に、ひとまず、自分のことは棚に上げておくことにした]
一人立ちすることも、考えないといけないんですけど。
今の生活が結構居心地が良くってですねー、ついついハンス師匠に甘えてしまって。あははー
[少しだけ嬉しそうに、笑みを浮かべた]
[ぎゅーっと抱きしめ、離れてもう一回確認。]
…やっぱりゲルダさんだわ!うわー!お久しぶりです!
しかも覚えててくれてるの!そうですローザです、
わあー!嬉しい!
…お、アーニャもひさしぶりだぜー!
[目を輝かせながらきゃっきゃとはしゃぎ、ぴっと人形にも挨拶。]
そう!飛び出して来ちゃったの。一人旅です!
あのあと本とかも読んで頑張りました。えっへん。
それでね、ここはあったかくていいなーって思ってるー。
[にっこにっこ]
[そして、先ほどぶつかった人とゲルダとを見比べ、ポンと手を打つ。]
ゲルダさんとの知り合いなのね!
それなら更に気にしなくていいのよー。
むしろ、えっと、あれだ、君にぶつからなかったら
ゲルダさんに会えなかったかもだし!
これからよろしくー、ローザだよー。
そうだ!いっそなんか好きなのあげようか、
あ、でも香水とか興味ないかしらー。
[そう良いながら、良い香水がないか探してみる。ガラスの破片は使ってない小瓶に入れてしまう。]
歩合制なんだ。
なるほど、ある意味良心的ですねー。
[レナーテの言葉に頷いて]
他にどんなことしてるんです?やっぱり、用心棒とか?
[エルザの言葉には多少苦笑を浮かべつつ]
まあ、何でも屋つっても、7割は雑用だからな。
それこそ、迷子捜索から、部屋の掃除まで何でもやるから、あれぐらいで見つかるなら可愛いもんさ。
残り3割は、無駄に大掛かりな仕事かな。
うちの親父がまた、そういう訳の分からない仕事とって来るのがうまいんだ、これが。
普段は、ただの変態のくせになあ……。
[思わず、苦い顔でため息を漏らした]
ああ。
用心棒とかも多いね。
何しろ、この身長だから、パッと見だけで、相手に畏怖を与えられっからさ。
後、護衛とな。
いつだか、どっかの国の王様の護衛とかの仕事をやったときは、本当、何もんだ、うちの親父と思ったこともあるな。
[他が歩みだすのにやや遅れて倣う。
瓶の割れる音は少し前に耳にしていたものの、遠かったので然程気にも留めていない
そうして、楽師の言葉に顔をそちらに向けた]
そうですか…この時期になって、大変ですね。
[言葉が暈された為に、未だ失踪事件と結びつけることはない。
そうして考えるように眼を地面に向ける]
代わり…ああ。
そう言えば、同じ宿舎に泊まっている方がいるんですが。
あの人も人形遣いでしたね。
[そう言ってから、再び顔を上げて楽師を見る。
噂の彼女が今同じ広場にいることは知らない]
―広場 大通側―
へぇ一人旅か、大変そうだけど愉しそうだな。
[ふたりの様子をきょとんと翠の眼をくるくるさせて見ながら
ローザの提案には、ほうう、とお腹の底から息を吐き
それから、少し興味のある顔をする。]
香水?
そうだなぁ、煙突掃除で匂いってすぐなくなっちまいそうだしなぁ。
でも、瓶が綺麗だ。
[割れたガラスを掃除するのを手を出して手伝い、
彼女の勘違いは別の意味で捉えたらしい。]
[棚に上げたベティの発言には、にっこりと、笑顔]
まあ、まだ15だもの。
先は長いのだし、ゆっくり経験を積むといいと思うわ――
[そこまで言って、はた、と止まり]
……ハンスが師匠なの?
─大通り→広場方面─
[宛もなく歩いて行く、と言っても、出口に向かわなければ行先は広場で]
あれ……何してんだ?
[目に入ったのは、昨日広場で見かけた少女と知り合いたち。
何となく、誰かと話して気晴らししたい気持ちもあったので。
興味を引かれたようにそちらへと、向かう]
……変態?
あははー。きっとレナさんと似てるんでしょうねー。
[目を瞬いた後、少しだけ失礼な言葉は、親の話題に感情を口調に乗せないためで]
カッコイイなあ。どうしたらそんな風に大きくなれるんですー?
[その身長を羨むような視線でレナーテを見上げた]
よー。
[アーベルの姿を見つけ、手を振った。
瞳の翠より少し薄い色のマフラーが揺れて
口元から少し落ちる。]
俺がやっちまっただけだ。
[てへ、と、小さく舌を出した。]
―広場―
……何をやっているのやら。
[昨日と同じ場所には誰もいない]
[荷物の一つも置いていなくて]
やれやれ。
俺の荷物だけでは微妙なんだよね。
[一番必要そうなものは当然ベッティの荷物の中]
[どこにいるのか探す為にそのまま広場を抜けてゆく]
[集団を見つけるのはアーベルとどちらが先になったか]
[レナーテの仕事についての話、というよりは苦労騙りを聞きながら緩やかに歩みを進める。並んだ露天は、祭り前ならではの活気がある]
……大変なんですねえ。
[少し見上げながら、用心棒の件になるほどと内心頷く。
部屋の掃除ができるのだろうか、と一瞬思ってしまったのは置いといて。]
ご自身のお父上を、そんな風に言うのは。
仕事を取るのが上手いのは良いことだと思います。
もしかしたら、何処かの英雄だったのかもしれませんね。
[冗談めかして、笑った]
[ローザにくすくすと微笑みながら]
もちろん、覚えてるよー
ローザは美人さんだし、お人形にしちゃいたいくらいだし
そっかぁ。うん、頑張った頑張った
[そう言って頭ナデナデ
割れたビンの片付けには手を貸すだろう]
あははー。早く子供扱いを卒業したいのもあるんですけどねー。
……ええ、そうです。
あれ、エルさんって師匠と知り合いなんですか?
[意外な人間関係に驚きの表情]
─広場・大通り側─
よっす。
今日は、マトモなカッコだな?
[ひらり、と手を振り返しつつ、カヤに向けるのは冗談めかした言葉]
て、やっちまった?
何を?
[短い言葉だけでは、状況は把握できずに。
緩く首を傾げながら、問いをついだ]
[それから、少し遅れたライヒアルトに目を向ける。
僅かながら考え込んでいた様子だったために、その答えを待ち]
宿舎というと、教会の?
となると、孤児院の子達とも馴染み深いのかしら。
[期待を篭めた問いかけ]
今からお願いするとなると、練習も大変だとは思うんですけれど、他にお仕事があったりすると…… ああ、これは御本人に直接お伺いしたほうがいいですね。
ん、ちょっとねー
この、ローザって娘の…あ!
[アーベルの言葉に説明を続けようとして
あ、と、ローザを振り返る。
ハンスの姿も見えるのかもしれない。]
俺、カヤってんだ。
うんよろしくな!
[ニカッ、と、歯を見せて笑った。]
[ベッティの言葉にはさすがに苦い顔]
……まあ、どっかしら似てるっちゃあ似てるかもしれんがね。
それでも、娘の水浴びを覗こうとする人間と似てるといわれると軽くショックだ。
たっぱについては……アタイも知らん。
よく運動して、よくメシ食えばなれるんじゃねえの?
[非常に大雑把に答えた]
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