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……っ。
[痛みは強くなり、気づけば息は荒くなっていた。
脂汗は、大量に流れてくる]
……あ……りゃりゃ……。
参った……な。
……ま……さか……こんな瞬間に……痛み出さなくてもいいじゃ……ない……。
───う……ぷ!?
[強烈な吐き気が押し寄せてくる。
瞳の焦点は、段々と合わなくなり、景色が歪む]
[周囲の苛立ちにも、自衛団長が動ずる様子などは見えなくて。
熱に浮かされたようにも見えるその様子は、薄ら寒いものを感じさせた]
神の御心だか何だかしらねぇけど、俺にはそんなもん、関係ないっ!
[つい、大声があがり、鸚鵡が驚いたように一つ、羽ばたいた]
…人狼、か。
ここまで信心深いのは、陸の方でも、そんなに見ないが。
[裏を返せば、それは零ではないと言うこと]
ユーリ、ハインリヒのにーさん。
あんま声を荒げなさんな。
ちっちゃい子供や女性を余計に怯えさせてどーする。
[溜め息混じりの冷静にも思える声]
――パラメティーナさん?
[詰め寄る「容疑者」のうち一人の様子を見ると、目を驚愕に見開いた。
支えるのはローザに任せて、グラスに水を注いで、差し出そうと]
ええと、こういうとき、どうしたらいいんだろう……。
[普段の猫被りも何処へやら。
心底うろたえた表情で、救いを求める眼差しを周囲へと向けた]
何を信じてるのも自由だけど。
そんな嫌疑なんて…嫌だ。
[カルメンと繋いでいる手が震える。
その様子に違和感を感じるまでも至らない]
そうですよ、カルとか、ロミちゃんとか。
ブリジットさんは……ブリジットさん!?
[額から脂汗を流しているのに気がついた。
驚いて声を上げる]
まったく、冗談じゃない。
[誰にも聞かれないように舌打ち]
あいつが居なければ、こんな場も作られなかっただろうに。
[じっと、目の前のギュンターを見据え]
ここに吐いて良いよ。
あたしのスカート、エプロンドレスだから。
吐いたら水飲んで、身体休めて。
薬かなんかあったら教えて、持ってくる。
[ブリジットの様子に、吐きやすいようスカートを広げて]
[皆が口々に疑問を連ねる様子を、カルメンは不思議そうに聞く]
[カルメンにとっては聞いたことが全て。
故にギュンターが居ると言えば、居るのだと感じていた]
じん、ろー、いる。
でも、いる、だけ。
なにか、するの?
[居ることが前提の意識であっても、ここに集められた理由までは分からず。
そもそも話を聞くだけと思っているが故にそれ以上の危機感は感じられない]
逆に、数日経って、なぁんにも起こらなきゃ、疑いなんてすぐ消え――…っと、おいっ!?
[流石にブリジットの様子を見たなら、顔色を変える]
あわわっ。
ブリスさん、大丈夫ですか?
[そこで、ブリジットの変化に気がついて。
どう見ても大丈夫そうに見えないようすに、絵本を置き去りにしてそちらへ駆けた。
特に何かできるわけでもないが、せめて背中をさすろうと]
……。
[声が遠い。
周りで何か色々な声が聞こえてくる気がするが、今の自分にとっては遠い世界の出来事のようだ]
……大丈夫……。
あなた……は……私が……守……って……あげるんだか……ら……。
[最後に優しく、自身の腹をなでると、ブリジットの意識は闇へと落ちていき、イスから*崩れ落ちていった*]
……んな事、言ったって!
[ダーヴィッドの冷静な声に、団長へ向けていた視線をそらし。
ブリジットの様子に気づくと、あ、と短く声を上げて、口元に手を当てた]
ちょ、えと。
大丈夫……。
「なわけ、ないでしょー」
自衛団のおっさんには聞きたいことも言いたいことも山ほどあるけど、まずは医者。
あと男出は雁首合わせてんなら横になれるとこ準備して。
あたしじゃブリジットさん運べないし。
って、おい!大丈夫かブリジット!
[声は掛けるが妊婦にどうすれば良いのかはわからずに]
なぁ、こんな状態のやつまでここに置いておく気か?
……と、悪い。
年長者のオレが落ち着かなくてどうすんだろうな。
[ダーヴィッドの冷静さにようやく落ち着きを取り戻して]
神の御心…ね
ってことは、あなたの信じる神ってのは随分不平等ですね。
差し伸べたいやつにしか手を出さないなんてポンコツもいいとこだしな
[元から神を信じる性質ではないためすんなりでる嫌味を吐く
なにせ人狼がいるとするならば、それ以外のものは生贄のようなものだが]
…ま、いなければ関係ない話ですし。道楽はこれっきりってことにしてくださいよ
って、ロミちゃん知ってるんだ…
[最後は呆れたようにいいロミが知ってるという言葉をきいたりなどしたところでブリジットの異変に皆よりも一拍遅れて気づく]
…っとブリジットさん?
[繋いでいるクロエの手が震えている。
ふと、いつもクロエにしてもらっているのを思い出して、その手をぎゅっと握り返した]
[途端クロエが声を上げ、周囲が騒がしくなり。
けれど様子が見えないカルメンは不思議そうにするだけ]
[聞こえたそれに意識を傾ける。
耳、ではなく、意識、を]
もう一人居たのか…
「誰か」って言うのは人としての名前かい?
それとも…
[それ以上は言わずに]
――…あぁ、りょーかい。
運ぶ運ぶ。
[ひょい、とブリジットの身体を抱え上げ]
ローザちゃん。
2階の個室、ドア開けてもらえる?
/*
周囲から浮いた人間が真の霊能者。
カオスだぜ…!
だってね、RP村の霊能者ってあんまり居る意味無い感じがするんd
いっそ霊能者無しのRP村ってどうかな!
残り狼人数が分からないカオス。
[意識を失ったブリジットを支えるのに精一杯で身動きがとれず、苛立った視線を自衛団員に向けて]
ちょっと、何ぼーっとしてんのよっ
良いからあんたも手伝いなさい、民を助けるのが自衛団でしょう…!?
この人の命は二人分、ううんそれ以上の重さがあんのよ、早く医者呼ぶなりなんなりしなさいよ…!
わーてるよ。そんぐらい。でも俺。治療とかはできても妊婦は専門外だぞ
鎮痛剤のませて母体が悪くなるのかどうかの作用もわかんねーしな
[ローザの男手という言葉にはあっさりと頷きながら言葉を返し]
わめく体力あるなら手伝えるよな?ユリアン
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