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[おしゃまな少女と厳つい騎士の組み合わせに目を細め。
先導を買って出た少年に穏やかな瞳を向ける。
それぞれが何を話しているかは切れ切れにしか届かない]
あら、水の音がしますわ・・・
[せせらぎの音に、繋がぬ方の手でそっとスカートを抓む]
うまくご招待、できればいいんだけど…
つき様が優しいから、今はきっと大丈夫。
マリオン、お願いねー!
[ふわり、金粉がマリオンを取り巻き、消えた。]
タキシード姿のうさぎが来て
ワインはいかが?とテーブルへ
[不意に上がった視線は一時マリオンへ向く。
彼が此方を見ているか否かはわからねど、
歌詞に合わせ、伺うかに傾げた首]
真っ赤なキノコの傘の下で
踊りが始まる
[その横のツィンカへと視線は巡って]
手分けして探すのですね。
承知いたしました。
[少し開けた小川のほとりで手を離し、辺りを見回す。
眼鏡が銀月の光を反射して見難そうに片手で押さえた]
あまり良く見えませんわ・・・お役に立てないかも。
[眉を落としているとルイの調べが聞こえて、口を閉じる]
撫でるのはいーよー。
上から押さえられたら、背が伸びなくなっちゃうよー。
[残念、というツィンカにまた少しだけむくれたような面持ちを向けて。
応援の言葉には、うん、と頷いた]
へへ、綺麗な場所でしょー?
他にも、いっぱいいろんなところがあるんだよー!
――― わあ、
[小川のほとり、
聞こえてくる旋律
舞う青色 浮かぶ銀色]
おどりがはじまる ―― … ♪
[たん、ステップをふむ
ルイの視線に、笑みを浮かべた
探すよりも先に、ちょっとだけ!
マリオンとは手をつないだまま
軽く誘うように、ひくけれど、]
ふふ、
マリオンも踊るする?
[拒否をされたならそうっと手は離すだろう
ランタンは足元 銀色の月明かり しゃらんと鳴る音
ひとつだけ知っている妖精の踊り]
[不意に聴こえた歌。
視線を向けられたなら、きょと、と瞬いたりしつつ。
見回した視線が捕らえたのは、眼鏡を抑えるドロテアの姿]
あれ?
ドロテアさん、だいじょうぶー?
[その様子がやや気になって。
そちらへ向けて、声をかけた]
[小川のせせらぎに、旋律と歌声がたゆたう。
視線をゆっくりと其方へと向ければ、銀の髪が月光を宿していた]
[目を細め、見つめていたが、声を掛けられると視線を戻す]
…ん。
川の向こうは良い、かな。
小川に沿って歩く、ぐらい?
[先ほどよりも気分を良くしたのか、軽く首を傾げつつ片方の手を重ねた]
[イゾルテとマルガレーテが手を離すことが無いのに、うむうむと頷き、]
僕は、クルトくんを任されているのだからして。
このままで良いのだよ。
と、いうわけでー。
クルトくん。
僕らも行くのだよー、小川、だっけ?
[きっとクルトも知っているのだろうと問いかける]
そして、妖精を見つけるのだっ!
―→小川―
貴方は何処にいるの?
時間の国の迷子
[ツィンカの笑みに細めた瞳は
更に巡ってイゾルテの元へ]
帰り道が解らないの
待って 待っているのに
[そのままマルガレーテへ流れれば
ゆるりと巡って銀月を仰ぐ]
『ぼくも、叱られるのは嫌だ』
[表情は真顔、でも、口元だけは笑いを浮かべて、ミステルは翅をぱたり]
『と、どうやら眼鏡の御方は、光で上手く見えないみたいだね。
おしゃべりで気を引ければ、注意はそらせそうかな?』
[少年の肩に未だ止まったまま。
呟く声は、やはり、どこか楽しげ]
[旋律、流れる視線、楽しげなステップは続く
終わったら、]
ヨウセイさがさなきゃ!
ルイありがと、たのしかった!
[ふふと笑い、
マリオンにも ごめんね、と笑った
手をつなぎなおすと、今度こそ
妖精の痕跡を、探すだろう*]
あ・・・マリオンくん。
少し銀月が眩しかっただけですの。
[少年の問いかけと視線に、眼鏡を外しながら手を下ろす。
レンズをエプロンで拭い掛け直す短い間、珍しく素顔が覗く]
もう、綺麗にしましたから、大丈夫。
じゃあしばらく小川の傍歩いてみようか。
川向うも、少しは確認出来るかも知れない。
あ、でもマルガレーテはこっちね。
[言って、小川とマルガレーテの間に自分が来るように立つ]
何かの拍子に落ちたりしたら大変だからさ。
え、踊るする、って?
[手を引かれて、きょとり、と瞬き一つ。
言わんとする所を察したなら、今は見てる、と手を離し。
綺麗に翻る紅を、追う]
……きっれーだなぁ……。
[口をつくのは、こんな言葉]
[詩い手の傍にアナを伴って行くと、少女の目を見て問いかけた。]
少し、ここで待っていてくれないかな?
私はホラント氏とお話をしないといけないんだ。
[嫌だといわれれば、少し困った顔をする。
けれど、なだめ、すかして一人ホラントの元へと向かう。]
[ルイに手を引かれ、躓くこともなく歩みを進める。
繋がれた手が旅人にしては綺麗だと、余計なことも考えたりもしながら――]
ふぅ、小川に出ましたか。
[大丈夫かとの問いに頷き手を離すと、しばし、月明かりの森を見回した。]
へぇ……
こんなに綺麗なところが――
[ツィンカの舞を見つつ、ドロテアの返事が返ったなら、そちらを振り返り]
そっか、月、二つあるみたいなものだもんね。
……って、わ。
[外された眼鏡と、覗いた素顔。
滅多に見られないそれに、思わず惚けた声が上がったり]
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