―最初の部屋―
[程なく待っていれば、戻ってきた2人の女性の姿。
荷物を降ろす瑠衣と、一緒にいる奏に向かって声をかける]
ええと…ときさんに、kanaさんでしたっけ。おかえりなさい。
[先ほど自己紹介をしていたのを思い出して、声をかけてみる]
出口か何か見つかりました?
こちらは、給湯室は見つかったんですけどね。一応、ガスと水道は通ってるみたいです。あとは、薬缶にコップに、この缶詰少しくらいでした。
[役に立たないと思ったのか、錆びた果物ナイフのことは伝えなかった]
[そこへ戻ってきた裕樹の話も聞いて>>142]
やっぱり出口、みつからないんですか…
[がっかりした口調で言葉を返した]