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無 駄 長 ぇ よ !
……これでも、コンパクトにまとめたんだけど。
く、恨むぞランダ神。
この説明、『司』視点だともっとシンプルにまとめられるんに……!
まあ。
かがみんの時は、まとめすぎて伝わらんかったわけですがorz
―礼斗宅―
壁が出来て、外からは様子が分からない。
中にいると出られなくなるわけですね。
[道が通れなくなったという話に確証のようなものを得る]
生存競争。
[呟いた後、返す声も途切れていった。
桜花の名前に史人はまた反応したのだろうか。
窓の外へと顔を向けたから、それにも気づかないまま]
桜花。
見届け…る、だけ?
桜花は何者?
[声に出さず問いかける]
『桜花は、桜花。それ以外のなんでもないよ?』
[返る声は誰のもの。いつのもの]
『桜花はただ、見届けて巡らせる』
―礼斗宅―
[礼斗の過去体験告白が始まると、意識はそちらに戻された]
たった一人の生存者。
礼斗さんは、喰らわれなかったんですね。
[喰らいあいという言葉は実感できているのかどうか。
じっと礼斗の顔を見た。穴が開きそうなほどにじぃっと]
清める司。
求める憑魔。
力を持つ、者。
相手を喰らって力を得るモノ。
[短い言葉で確認するように、刻み込むように呟く]
[桜と怪異の関係性は礼斗も把握してはいないようで。
ただその説明をじっと聞いて]
どうにかしろと言われても。
こんな事態、どうすればいいのか。
[冗談めかされた言葉に、どうにか頷いた。
同じく冷めてしまったミルク入りのコーヒーを一口飲んだ]
RPGみたいに、街に武器調達へ行けばいいですか。
[一息ついて言った内容は冗談らしいのだが、真顔で淡々と言うと微妙だったかもしれない]
─ →繁華街─
[幼馴染の家へと向かう最中、運良くあのイキモノに出会うことは無かった。
オレは周囲も眼に入らぬまま、目的の場所へと辿り着く。
開いているはずの扉、けれど手をかけても動くことは無かった]
鍵?
何で……確か鍵は…あった。
[隠してあった鍵を引っ張り出し、扉の鍵を開ける。
閉めるのもそこそこに幼馴染の家へと駆け込んだ]
千恵!瑞穂!
……居ない……?
[名を呼び探すも、返事は無い。
しばらく探した後に視線を落とすと、テーブルの上に置手紙を見つけた]
………ったく、何で一人で……!
[それは従妹と幼馴染、両方に対して。
今、ここが危険な状況にあることを知っているため、焦りと不安が募る。
思わず置手紙を握り潰していた]
あーくそ、眼ぇ離すんじゃなかった。
他に喰われちまうのは癪だな。
[零れる舌打ち。
苛立ちにチカラの制御が利かなくなりそうになったが、どうにか抑えた]
─自宅─
……俺が、喰われなかったのは、龍先輩のお陰だ。
珠……最後の『憑魔』に俺が狙われたときに、護ってくれた。
……二人はそのまま、相討ちになったんだけど、な。
[喰らわれなかった、という黒江の言葉に、小さく呟く。
視線がふ、と、写真立てへと逸れた]
……街に武器調達、なぁ。
それでどうにかなるならいいんだが、それこそ。
[真顔で淡々と言われた言葉には、一瞬どう答えていいかわからず。
言葉が返るまで、だいぶ間が空いた]
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一応、現状は余裕がないわけではない。
俺も匂わす行動しとかないとな。
とりあえず、俺がやるかは兎も角、綾野を桜下から動かそうと考え中。
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了解、そっちは任せる。
襲撃は二人でやっても良いっちゃ良いんだよな。
今回超人みたいなもんだから、多少の無理は通る。
─繁華街・瑞穂の家─
千恵が家を抜け出して、瑞穂が探しに行ったなら…。
まだ瑞穂が近くに居る可能性の方が高い、かな。
後は千恵が行きそうなところ……。
[子猫達に会いに行ったのだろうか、それとも脱出口を探しに行ったのだろうか。
しばらくの間考えてみたが、答えなんて出るはずもなく。
オレはひとまず外に出ることにした。
入れ違いになる可能性もあるが、じっとしているよりは探した方が良いと考えて]
─ →繁華街─
─中央広場・桜の樹前─
[神楽の言葉にちらりとそちらに目を向け、]
…………おいおいおいおい。
[その向こう。目を細めて見ると、生気ない様相のニンゲンに見える何かが数体、こちらへとやってくる。
その服はべっとりと紅いもので濡れており。]
……これはひとまず逃げた方がよさそうだな。
[ポツリそう呟くと、]
おい、神楽。それと……綾野だったか。……走るぞ!!
[そう言うと同時。二人の手を強引に引いて、その『何か』の来る方向と逆に走り出す。]
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綾野を連れて行く時点で狼COになるだろうか(笑)
自分で狼COになってると思っても、意外とそう思われてないこと多いんだよなぁ。
今回はちゃんと匂わせたくはある。
でもお袋が吊りか襲撃になった場合は、表でがっつCOしたい。
[通りを千恵を探しながら走っていく。
先ほどまでいたはずの人の姿は通りにまったく見えなかった]
どこ?千恵ちゃん?
[声をかけるも返答はなく、路地も時折覗きながら探す。
千恵はおろか人の姿すら見つけることができない。
よくわからない不安が心の中で沸き起こってくる。]
千恵ちゃん守らないと。
[自分でもなんでそう思ったのかわからない。
でもそう思うといつもよりも走れるような気がした]
千恵ちゃんが行きそうなところ、猫がいたところ?
[千恵に案内された猫がいた向かおうとしたところで伽矢の姿見えた]
[雪夜が驚いたように見やるその先へと、神楽も目を向けると、そこにいるのは生気を失ったモノたち。
その血走った目が、何を求めているのかは明白だった]
いやん。
ゾンビ系統は、私の担当じゃないのよ。
[茶化すように言った矢先、雪夜に腕を引かれて、その場から離れるように走り出した]
……死者でさえないものは、私には送れない、かなあ。
……どうにもこいつは生かしておくとややこしい事になりそうだな。
丁度御誂え向きなお膳立てが整ったし…………ここで殺そう。
となると……
[そうして、綾野の手を引いて走り出さんとする時。
その服の裾に小さな小さな、しかし溶ける事のない氷の結晶を付けた。]
マーキング完了、と。
[伽矢も誰かを探している様子で、きっと置手紙をみたのだろう]
伽矢くん、置手紙見た?
千恵ちゃんいなくなって、この辺にいないみたい。
猫のいるところにいったのかも。
手分けして探して、お願い。
ごめんね私がいながら…。
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ちなみに余談。
緋文の『監視者』という認識は、わりと的外れだったりする。
桜花はどこまで行っても『傍観者』。
「はなはひらきてみまもるのみ」
この一言に、全て集約されていたりする。
ちなみに、桜花を悪にしようとすると、空回りますw
あれは中立ど真ん中ですから。
天秤の一方に傾ぐ事はしないのよ。
[入った時は開けっ放しにしてしまったが、出る時は流石に扉を閉めて鍵もかける。
鍵は同じように郵便ポストの中の上部へと貼り付けておいた]
瑞穂。
[いざ探しに行こうとした時、瑞穂に声をかけられ、無事な姿に安堵する]
……見た。
とにかく急いで探さないと……変なのがうろついてるんだ。
手分けするよりは一緒に行動した方が良い。
[謝るのはあと、と直ぐに移動を始めようとする]
[そうして二人の手を引きしばらく走るが、一般的ゾンビの認識とは異なり、その『何か』はヒトの走るのと変わらぬ速さで追いかけてくる。]
…………ちっ。このままじゃ……
[後ろを窺い、舌打ちをする。
このままではジリ貧だ。だったら……]
おい、神楽。お前こいつ連れて逃げろ。
……俺は、あいつらを別の方に誘導する。
[そう言って綾野を神楽に押し付けると、自分は囮となるため足を止める。
神楽が躊躇するようなら、一喝のもと、強引に送り出すだろう。]
[走りながらその目の端に見えては消えるのは、桜の花弁が風に吹かれて、一枚一枚と揺らめいて飛んでいく情景。
そして。
彼女の目に映る、地に縛られるように彷徨う魂]
黄泉桜、か。
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