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[急く気持ちはあるものの、起こしてしまうのは申し訳ない。
足音を立てないよう後ろに下がり、隣の列へ移動する]
とりあえず……作業の続き、しよう……。
[整理の終わった棚を眺めて歩き、手をつけていない棚との境界で立ち止まる。
Bの棚。
あまり書庫内で作業をするのはよくないだろう。
修繕の必要な本を数冊見繕って書庫を出ようと扉へ足を向けた]
……え?
[Bの棚。
たくさんのBに紛れて、Cがひとつ。]
[ふと自分も欠伸を噛み殺す。少し休んだ位では見知らぬ地での逃亡による疲労等抜ける筈も無い]
私も失礼させて頂きますわ。
キャロルさん、お時間が許されたらまたゆっくりとお話も聞かせて下さいね。あの舞も見られたら嬉しいです。
[セシリアが退席を告げるのを聞いて自分も立ち上がった。
途中まで廊下を一緒に歩くようになるだろうか]
ヴォルフェ様は本にお詳しいですの。
伝承の類を扱った本でお奨めの物というのはありますかしら。
[今は読書するだけの余裕が無いので題名を尋ねてみた]
興味は持てど読む機会が在りませんでしたの。
[抱えている本を落としそうになるのをなんとかこらえ、右手を書架へと伸ばす]
あった……。
[他の本より比較的簡素な装丁の本だった。
『ウールヴヘジンの左手 Cecil Lowell著』。
確かにそう書かれている]
―数分前、廊下―
[ほぼ同時に席を立ったヘンリエッタと一緒に廊下を歩く]
詳しいと言っても、田舎町で古書店をやっていただけなので……。
伝承、ですか?
そうですね……あ、ここの書庫に西方のおとぎ話や伝説を集めたシリーズがありましたよ!
妖精とか精霊とか、魔法使いのものも。
それに……人狼の本も。
[人狼…
いままで強く意識したことはなかったが、父が研究していたとなれば話は別だ。
セシリア自身も興味が沸いて来た。
時間があれば読ませてもらおうかと考える。]
[逸れた思考をひとまず元に戻し、有名な表題をいくつかあげる。
しかし有名なものは既知かもしれないと思い当たり、自分が繰り返し読んだ本の名前も伝える]
あまり有名なものではありませんが、入手困難というほどではないと思います。
[想いを伝えられない精霊と、精霊に愛された少年の話。
悲しい結末を迎えるのだが登場する湖や精霊たちが綺麗で何度も何度も読んだのだ。
そのせいで本が傷んでしまい、父に教わりながら初めて修理した本でもある。]
―廊下―
妖精に魔法使いに、人狼。
精霊と愛し合う少年の御話…。
[聞きながら想像する物語に思いを馳せる]
有難う御座います。
何れの機会には是非読ませて頂きますわ。
[書庫と方向を違える場所まで来ると丁寧に頭を下げた]
それでは失礼致します。
[客室へ戻れば先程より深い眠りに*つくだろう*]
<中の人>
ギリシャ神話エコーとナルシスを想定しつつ。
計画変更のため、本の発見が早まりました。
今の所能力者臭がするのはシャーロットだけなんですがどうでしょう、占い師さんなのかな。
RP村は直接「占い師です!」って言わないことが多いから見落としありませんようにいいいいいい
</中の人>
[広間にいる時嬉しいとヘンリエッタのコエが聞こえた。]
私も気に入ってもらえてうれしいよ。よろしくね。
[広間から離れて眠りに着く前のこと、ヘンリエッタとハーヴェイにコエをかける]
*おやすみ。*
―書庫→自室―
[>>291抱えた本の上に見つけた本を乗せて足早に書庫を出る。
扉が大きな音を立てたかもしれないが、セシリアは構わず自室へと向かった。
廊下で誰かとすれ違っただろうか。しかし会釈だけで通り過ぎるだろう。
部屋につくなり本を机の上に積み上げ、震える手で表紙を開く]
『この本は私の絶望。幾度にも亘る考察の末たどり着いた抗えぬ死。
それでも私はこの過去の断片が本当の意味で不要になることを今でも願っている。
この本を愛する娘と亡き妻のため捧げられるよう。』
[各地に散らばる人狼の伝承、記録、人狼に遭遇した人々の戦い。人狼とは何か。
人狼を多角的に捉え、あらゆる情報を網羅している。
父の足跡をなぞる様に読み続ける。
ふと、一枚の図のところで頁をめくる手が止まった。
下の注釈に『筆者所蔵。人狼の脊椎と思われる骨』と書かれていた]
―自室―
これ……確か父さんの書斎にあった……?
[幼い頃の記憶を辿る。
一度だけ、父の書斎で見かけたのだ。
その時父が何かとても驚いたような、苦痛に歪む様な、そんな顔をしたのだ。
それからだったかもしれない。父が研究を辞めたのは]
あの骨…まだ書斎にあるのかな…。
[骨。小さな箱に入った何かの脊椎]
あれは人狼の骨だったの?
どうして父さん……あれを隠したんだろう……。
[見つけたところまでは覚えているが、その後自分がどうしたのかはわからない。
父が何か言っていたような気がする。だが思い出せない]
[本に描かれた図を指先でなぞりながら、父の姿を探した。
あの骨を見つけた後すぐ、父は書斎を片付け研究から身を引いた。
しかしこの本が出版されたのはそれよりも数年あとのはずだ。
父は私に隠れて研究を続けていたのだろうか]
あ、ラッセルさんのこと伝えてない。
[広間に行けば誰かいるだろうか?
本は広間で読めばいい、一先ず本を閉じて自室を出た。
途中使用人と会えばラッセルのことを*伝えるだろう*]
<中の人>
申し訳ないくらいずっと俺のターーーン!!!!
ある程度段階踏まないとやりたい所までたどり着けそうにないのでマジごめんなさい。
能力者臭出るかと思ったんだけど、むしろ人狼臭がするなこの人!
</中の人>
文学少女 セシリアは、ここまで読んだ。
―広間―
[キャロルとヘンリエッタの出会いについて、頷き聞きながら紅茶を飲む。二人の様子に親しげなものを感じ、ここでの出会いは良いものだったなと思った。
拐かされ、心細い思いをしている少女の支えのひとつとなるだろうから。]
誉めても何も出ないぞ?
[頼りになると、言うギルバートに笑いかけながらそう告げて。
マンジローやらが話題にあげた、ヘンリエッタの境遇に関しては、余計な事は言わず口をつぐんだ。
干した紅茶のお代わりを頼み、シャーロットに注いでもらった後、暫くしてマンジローは出ていく。卿に宜しくと手を振り声をかけ、後ろ姿を見送った。]
[服を摘ままれる感覚に、脇を見るとシャーロットが何処か不安げにこちらを見ていた。
雨に少し怯えているのだろうか。はたまた子供らを見て思う所でもあったのか。
何も言わずに、カップを置いてただ頭を撫でてやっていたら、安心して眠くなったのか、シャーロットの口が開いて息が漏れた。]
もう寝るかい?
[そう尋ねると、彼女は素直に頷き広間を出ていった。]
お休み、シャロ。
良い夢を。
[そう背に声をかけ、見送った。
暫く他の者の談笑に付き合ったり、使用人がくれば片付けを軽く手伝うくらいの事はして。
そのうち自身も静かに、借り受けた部屋へと*戻るだろう。*]
/*
あ、仕事してたら思い切りタイミング逃した。
けどエッタともやり取りしてたからやらなくて正解だったかな。
この後はどうやっても夜だ。
22時には顔出せると良いんだけどなぁ。
ログ読み含めると23時前後になっちゃいそうだけど。
―広間→客室―
[見ている子から話しかけられて、壁とその子を見比べる。
ヘンリエッタはお嬢様なんだろう。というのは、キャロルとの会話でも見てとれた。]
うん、寒くないよ。
好きだし、あったかいよ。
[近付きはしない。
ただ、にこにことその場所で応える。
他の人に対しても同じ。
眠るまでそうやっていて、シャーロットに任された人が手を伸ばした時、微かに身じろいだ。
瞼が震えたが、起きてはいない。
そのまま客室に運ばれて、ベッドに下ろされて。
人が居なくなったら、ぱちりと目を開いた。]
安全だってわかってても、ダメだなぁ。
[染み付いた生活習慣は変えられない。
ふかふかしたそれがベッドという名なのも、知らない。
わざわざ寝かせてくれたから、ここで寝るものなんだろうと思う。
それでも、どうにも落ち着かなくて、また部屋の隅の方に寝転んだ。
固い床の方が寝やすいし、起きやすい。
素足になって、薄い布だけ掴んで、*休息の時間*]
青年 ラッセルは、雑貨屋の息子 ギルバート を能力(占う)の対象に選びました。
/*
間に合わなかった時のために暫定でギルに設定。
シャロは、うん、何か、赤な気が、してて。
中の人的に弾かれとかあった場合赤になってそうなのはハーヴ(ぉぃ
これでギル黒とか出たらもうフラッシュバックするしか(笑)。
にしても。
今纏めてる過去設定は微妙にシャロと被るよなぁ、と悩み中。
村全体が被害に遭ったわけではないんだけども。
むしろ村は飼われてるような状態。[領主が狼って言う]
でも善政布いてて慕われてるとか。
最終的に狼に襲われた形になってるしー。
襲撃者は人間にしとこうかなぁ。
領地の人間飼いならしておいて、自らラッセル殺しには来ないだろ。
メモがてら埋め埋め。
/*
ちなみに初回黒が出ても告発はしない。
つーかまだ告発は出来ない状態だろう、ラッセルは。
人間に対してさえ恐怖を覚えてるわけだし。
あれ、八方塞がり(滅
とりあえず黒が見えたら言葉での告発はせずに、その人に対して過度にガクブルすること。
[忘れないように埋め埋め&自分に言い聞かせ]
─広間─
[広間を離れるラッセルの様子は気づいていても、自身の踏み込む領域ではない、と見なす女は何か言うでなく]
世に、人の縁ほど読めないものはないものですわ。
[縁は不思議、というヘンリエッタにやわらかい笑みのまま、こんな事を言う。
他者とのやり取りの中、少女の微妙な変化には気づいても、それに触れはせず]
ああ、シャーロット嬢。
お手数でなければ、私にもいただけますかしら?
[シャーロットが皆に紅茶を振る舞う様子に気づくと、自分も倣うよにそれを求め]
ええ、勿論。
私もしばらくはこちらに留まりますし、舞は、アーヴ殿にも強請られていますから。
[退席するというヘンリエッタの言葉に、やわらかく笑んで。
作業に戻るというセシリアと二人、連れ立って離れる背に、おやすみなさい、と声をかけて送り出した]
……では、私もそろそろお暇しましょうかしら。
[二人の気配が遠のいた所で、ゆっくりと立ち上がる。
仕種にあわせ、銀色の輪が音を立てた。
向かう先は、滞在時にいつも借り受ける客室。
部屋は既に使用人によって整えられていた]
……それにしても、どこでどう何が繋がるか。
わかったものではないわね。
[窓辺に寄り、暗いその向こうを見つめながら小さく呟く。
風雨は強く、吊り橋が揺れて軋む音が、風の音と共に響いてくるようだった]
……それにしても、本当に、嫌な天気だこと。
[零れ落ちたのは、小さな呟き**]
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