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砂漠かぁぁぁ。
導師が戦ってるとこ見ようと思ったのにー。
[歪み歪みと探してみるが、見つけたいときに見つからないなんてよくあることで]
お。ありゃ先輩?
[剣持ってる。おっきな虫がいる。わくわくとひっそり眺めるが気配を消してるわけでもないのであっさり気づかれるだろう]
─森林エリア─
[しばらくすると樹木の根は元に戻り。
リディは瓦礫となった魔導生物へと近付く。
積み上げられた瓦礫の一番上に、ゼルギウスの言っていた銀の魔法陣を象った御符が乗っかっていた]
あったー。
とりあえずは課題クリア、かな。
後はゼル導師のところに持って行くだけ、っと。
[ぱたぱたと宙に浮きながら御符を両手で持つ。
ぶら下げるように持ちながら、森を抜けようと移動を開始した]
―平原エリア―
[それはなんか違うと思うな、なんて突っ込みを入れる余裕はなかった。
その場から離れるゼルギウスの姿、はずしたかなと次の呪文を用意しようとして]
チャンスっ!
[ゼルギウスに駆け寄りながら呪文の言葉を紡ぐ]
「ちよ いましめよ そのみは あしかせ……」
[猫目石が光り、ゼルギウスの足元の大地がうごめく。
走りながらの詠唱のために発動は遅れる。]
「とらえよ」
[大地が盛り上がり、ゼルギウスの足を捕らえようと包むように動く]
─森林エリア─
[枝の槍は、見事に巨大蛇の脳天を直撃。
当たり所が良かったようで、蛇はしばし悶絶した後、音を立てて消し飛んだ。
こてり。
首が傾ぐ]
るるる。るるりるるら。
《我が同胞たる木々の御霊。ありがとう、ね》
[歌うよに礼の言葉を紡ぎ、近くの木を撫でる。
真紅の花が揺れ、それに応えるように周囲の木々が揺れた]
魔方陣。げっと。
ですよ。
[それから、落ちていた銀の魔方陣の御符を拾い上げ]
戻る。
ですよ。
─ →平原エリア─
[ちたぱたふよふよ。
御符をぶら下げて辿り着いたのは、最初に足を踏み入れた平原]
あ、やった。
迷わず戻って来れた。
[ラッキー、と気分を良くしながらゼルギウスの下へと向かうと、ロミとバトルの真っ只中]
うわ、ロミったらホントに挑んでるーーー。
[大きな瞳をぱちぱちと瞬かせてしばらくはその様子を眺めた]
─平原エリア─
……ふむ。あくまで、動きを抑えてくるか。
『と、いう事は』
ああ、次辺りででかいのがくるな……と、なれば。
[大人しく掴まるのは、面白くない。そんな思考基づき、呪を紡ぐ]
異界に満ちし妖なる力、我が友を介し、我が力となれ。
そは鏡。映し、写し、虚ろとなす……魔消鏡!
[紡ぎだしたのは、魔力を打ち消す鏡。
それで呪力の影響を抑え、いつでも動ける状態を確保しつつ。
『魔本』に意識を凝らし、力を集めてロミの動きを真紅で追った]
―湖畔エリア―
[外せば厄介―――と思っていたが、左右同時に襲い掛かる塊の対応に反応が遅れたのか、シーサーペントのようなものの頭をかち割り事なきを得た。
軽く舌を出し息をしながら、だらりと岸につぶれた頭だけ出したそれに近づくと、割れた頭の中央あたりに、魔方陣の御符が浮かんでいた。
かさりと音を立て、口の端に咥える。
これを導師に渡すでいいのかと思っていると、何かまた、空間の揺らぎを感じ取りやや警戒しながらきょろと周囲を見回した。]
─湖畔エリア─
[抜けた先は湖畔。
みずみずしい気配に、ちょっとだけへにゃ、となる]
水気多いと。ちょっとつらい。
ですよ。
[なんていいながらも、ぽてぽて、ぽきゅぽきゅ。
真紅を揺らして歩いていく]
―平原エリア―
[こちらの動きを読まれているのだろう、出された鏡はおそらく対抗呪文かなにか。
それでも普通にやってはきっと勝ち目はないから、早いけどとっておきを使う時。
それには近づく必要と、避けられないようにすることが必須]
「つつめ じゆう うばえ」
[詠唱を紡ぎ終え、大地はそのままゼルギウスの足をとらえようと狙い。
ゼルギウスと十分な距離に近づいた自分は、人型へと変じ鞄から取り出した瓶を掴む。
魔力と呪詛の力をたっぷりとためこんだ液で満たされた瓶。
ゼルギウスの足をとらえることができたかどうか、確認する暇はもうない、瓶のふたを空けて…]
―湖畔エリア―
[追加された気配に警戒したものの、届いた匂いは試験前に嗅いだ事のあるもの。
ててっと護符を咥えたまま匂いを辿っていくと、一体のサボテンが花を揺らして歩いてゆく。
足取りやや重くみえるのは、元の場所への帰り方を、知っているのか知らぬからか。
何となく、知らないような気もしたが、そこは犬、もとい狼。
とりあえずティルの後をついていく。]
[しばらくじぃとひっそりしてるつもりで眺めていたが]
ぉ、こうしちゃいられないんだったっけか
でもやっぱ暑いな。
[ふっと思い出して今度こそと願いをこめた移動を敢行した]
─平原エリア─
……何する気だ?
[こちらへと駆けて来る様子。
詠唱するわけでもなく、鞄から何かをつかみ出す様子に、瞬き一つ]
『……いずれにしろ、食らわないに越した事はなくてよ?』
そんなのはわかって……!
[わかってる、と返すより、ロミが瓶の中身を振りまく方が早かった]
……ちっ!
[舌打ち一つ。とっさに取った行動はと言えば]
―砂漠エリア―
せいっ!
[躍り掛かってくる大砂虫を横に跳んで避ける。
ついでに狙い定めず剣を払ったが、予想以上に硬い感触が跳ね返ってきた]
やっぱ単純じゃないか。
「そりゃそうよねえ」
んじゃ撹乱頼むぞ。
界と我を結びし我が盟友、我が意に沿い、光と闇と纏い舞わん。
異界龍・惑!
[黒曜龍が腕から離れ大砂虫の周囲を飛ぶ。
その軌跡はキラキラした光の欠片のようなものを引き、それが闇のような黒い身体と交互に視界内で踊る。
再び伸び上がろうとしていた大砂虫は目測を誤ったようにイヴァンの手前で身体を晒した]
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