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ええ、ありがとうミハイル。
[ソファにベアトリーチェを横たえて、ミハイルから毛布を受け取る]
どうしたのかしら…。
[ベアトリーチェに毛布を掛けてやりながら、不安そうに]
あ、イレーネ。
[声を掛けられて初めてそちらを振り返る]
ええ。突然倒れて……
[状況のこと、先刻の話のこと。
どう説明すれば良いか分からずに、言葉が濁る]
突然、倒れてしまったのです。
あ。
…昨日は、料理、ありがとうございました。
[イレーネに告げて、...は頭を下げる。
sofaに寝かされた少女は――もし首を見ていたら本当にそっくりに見えていたのだろうか。]
[ベアトリーチェの傍らでどうしていいのか分からずぼうっとしている]
[やがて、その横顔を見ながら静かに子守歌を*歌いだした*]
倒れた・・・。
[でも生きている。
あの首は、やはりベアトリーチェのものではなかったらしい。
ミハエルの言葉を濁す様子に首を少しだけ傾げて]
そう。
[エーリッヒの説明に頷き、ベアトリーチェを見る視線は、...にしては少し複雑なもので]
何か出来ることがあれば、言ってね。
嗚呼、そうだ。
冷めてしまっていますが、良ければ。
[シスターの声に思い出して、銀髪の少女に食事を勧め。
空いた食器を片付け始める。]
[子守唄を歌いだした女性を見て、...は少しほっとする。]
彼女が寝たら、エルザさんもきちんと眠ってくださいな。
[そう告げて、その前に――と微笑んで。]
coffee or tea?
コーヒーか紅茶、欲しい方はいらっしゃいますか?
さしのべた手は 空回り
そうね まっすぐ 歩けるの
おぼつかない 足取りで
耳朶から イルカは 海を見た
大きな森を
気が遠くなる程の
ころがる星を
切り刻まれて光る
そのかわいい胸を
抱いて おやすみ
[エーリッヒに食事を勧められ、今日はまだ何も食べていないことに気付く]
ありがとう。
[ベアトリーチェから視線を外した]
おいし、そう。
[エルザの子守唄はどこか懐かしく、眉を少し顰めた]
煙草の火が落ちたら
もう行きなさい
桃色の象が運ぶ 夢を見なさい
消えない夜を
踊り子たちの声を
跡絶えた風を
朝靄に酔うほどに
空を仰いで
ここへおかえり
大きな森を
気が遠くなる程の
ころがる星を
切り刻まれて光る
そのかわいい胸を
抱いて おやすみ
(Cocco 『ウナイ』)
[シスターの言葉に、自分の喉の渇きを知る]
あ。紅茶、いただけますか?
[エルザの子守唄は記憶の彼方の声と結びつき]
[ぼんやりとそれを聞いている]
懐かしいって、なんだか苦しい。
ベアトリーチェも、昔、似てる人がいたから、だから見てると苦しいのかしら・・・?
[全員から聞くと、...はkitchenへと向かう。
tea sets and coffee sets
用意をすると、人数分のcupに移して。]
―return to salle―
お待たせいたしました。
[ハンバーグを食べながら、ミハエルの姿を見てふと]
・・・『夜闇の天蓋』を、気に入ってくれてありがとう。
夢中で、作ったの。夜のこと考えて。
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