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おやすみ……は、寝る時の挨拶だろ。
[つい、律儀に返しつつ。
どうにか、冷静さを保とうと一つ、深呼吸をする]
……花?
[投げられた問いと、差し出され、そしてこぼれた花に瞬き一つ]
……どうしたんだ、これ?
[膝を突き、目の高さを合わせるようにしつつ、問う。
……近くで見ればやはり、似ていると思えた。
壁の向こうにあったものに]
[軽く中に篭った空気を、外套をはためかせ払う。
此処に着てから少し慣れない事が続いたからだろうか――]
「誰か……!」
[声に思考が遮られる。
顔を上げ見れば、月光に照らされた人物が二人。
足を速めそちらへ。]
[i've smell the unpleasantly sweet smell.
まだあまいあまいにおいが。
but, here is so fix down.
でも落ち着くのはここだから。]
………。
[窓越しに、目を細めてよく凝らすと]
何か…庭でも人が倒れてるような…。
風邪、流行ってんのかね?
[眉を寄せた顔を、イレーネやクレメンス達に向ける]
シスターは、どこに運びますか?…おっと。
[既にイレーネは階段を降り始め、クレメンスはナターリエの部屋に歩き出していた]
わかりました。
…俺が作るとますます病状悪化させそうだから、材料くらいは出しておきます。
頼めそうな人がいたら、その人にも声をかけてみるし…
[さっきのイレーネに聞こえてくれてたら、器用そうだから美味いものができあがりそうだったなと心中で呟きながらも、運ぶクレメンスのためにせめてナターリエの部屋への扉を開けてそう答える。
入っていくのを確認すれば、ユリアンも階下へと降りるだろう]
[こぼれた花をかき集め、]
おにわにたくさんあったよ。
おはなは、すき。
きれいでいいにおい。
[一輪を口元へ寄せて香りを楽しみ、それをアーベルへ差し出す。
真っ赤な真っ赤な、首だけの花。]
…ナタ……エ…い?
[クレメンスはそっと、そして集中して話しかけてみる。
この声は、ナターリアのものに違いなかった。
問題は何故聞こえるのか。]
[うまく身体が動かない]
[ふと気づけば、自分は裸足で、全身すっかり冷たくなっている]
姉さん。…姉さん…ねえさん…。
[もがく。立ち上がれずに、ずるずるとくずおれて]
[近づいてくる足音に気が付く]
[顔を向ければそこにはオトフリートの姿]
あっ、オトフリート殿!
は、はい。分かりました!
[慌てて肯くと、オトフリートにエルザを託した]
[館の方へと走り出しながら、一度だけエルザの方を振り返る]
ごめんなさい!
[何故謝るのかは自分でもまだ分からないままに小さく]
[台所に駆け込めば飲み物を手に広間へと*戻るだろう*]
[it's kind of odd...
不思議な感じだ。]
声?
神父様が、とても近く感じます。
…あの、においより、ずっとちかくに。
庭に……か。
[ああ、そういやそうだったな、と思い返しつつ。
差し出された花、その色彩と形にわずか、瞳の奥に険しさが宿るか。
それでも、それは刹那の事]
そう、か……。
好きなものがあるのは、いい事だな。
[微かに笑みつつ、真紅のそれを受け取る。
浮かぶ笑みは青年としてのものか、それとも幻魔としての艶然たるそれか。
淡い月光の下では、それは定かではなく]
[崩れ落ちたエルザには外套を脱ぎ、掛けようと。
うわ言を呟くエルザには眉を顰め]
落ち着きなさい、エルザ。
…失礼しますよ!
[と言うと抱き抱える。ミハエルの向かった広間へ]
/中/
・占いフラグ
・襲撃フラグ
・投票フラグ
もしかしてこのどれかでしょうか?(マテ。
うーん、このまま縁故が成立するかあ?
子供には、実は弱いんだぞ、アベくん(笑)。
[クレメンスに料理を頼まれ]
・・・うん。
[キッチンで料理を作る。頼まれることは、嫌いでなかった。
テーブルについているハンスとギュンターに挨拶をして。ギュンターに事情を聞いてみるが、昨日みんなに聞いたような内容。しかし]
・・・殺される前に殺せ?武器・・・を、取って・・・。
[先ほどのナタが、頭をよぎる。
ギュンターが、暑そうにしているのは気になった。
そこへミハエルが駆け込んできて、水を汲んですぐに出て行く。
料理を作ったまま口もつけずに、自分も外へと出た。胸騒ぎ。なんて、落ち着かないんだろう]
[ややひんやりした、柔らかく細い指がアーベルの頬に触れる。]
うん、すきなのいろいろたくさん。
あべくんはなにがすき?
[屈託の無い笑顔だけは歳相応で。]
[長い療養生活を送ってきた身体は、ひどく軽いだろう]
[抱き上げられれば、温もりに安心したのか、無意識にぎゅっとしがみつく]
[その手が冷たい]
姉さん…。
──2F・Room A──
[クレメンスは、扉を閉めると、ナターリエを背負ってベッドらしき場所の端まで来て、腰を降ろした。
天使の羽で作られたのかと思える程柔らかく弾力の効いたベッドに、少しずつナターリエを横たえてゆき、寝かしつける。
少し汗ばんだナターリエの髪を、もう一度顔から除ける。溜息を一つ。洗面台から、容器に冷たい水を汲み、タオルをかたく絞ったものを持ってきた。]
こんなところは、何時まで経っても子供だね…。
[少し騒がしい気配をしているのは感じたが、ナターリエを放ってはおけなかった。ナターリエの顔の汗をふき取ってやりながら、顔色を覗き込む。]
あべくん……って、俺の事か。
[妙に納得しつつ。
触れる感触に、やや、蒼の瞳は細められ]
俺は……夜の闇。
それから月……かな。
[しばしの思案の後、こう返す。
幻魔として潜む闇、その舞を照らす月、どちらも好ましいのは確かだから]
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