かけ離れてるけど、現実――だよね。[幼馴染みの声に呼応するように、僅かに指が動く。確かめるような声が、異世界には零れて]ねえ、2人とも。今のこの状況って、[先程途切れた言葉の続きは、確信めいた響きを含んでいた]