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― 中庭:木の傍 ―
[泣いている女性にも、頭を垂れて。
キリルの挨拶に、頷きを返した。
空になっていたカップは、既に手元から消えている]
お願いしたい。
――…レイス、と。
[名乗りは、自分を片手で示して。
名をうかがう視線を向ける。
それから、皆が次々にお菓子を取る様子を、微笑みを湛えて見て――…
グレゴリーが赤い毒々しいものを食べる様子に、一歩と言わず数歩、下がる。
ただ、他の人に注意を促す事はない。
そうして口から吐かれた火に、視線を反らすのだった**]
― 中庭・木の傍 ―
[柄じゃないというエレオノーラの言葉>>0:167に、くす、と笑う]
それ言うなら、俺も、ミスターって柄じゃないし。
んじゃ、こうしよう、俺もエレって呼ぶからニキって呼んでよ。
[敬称から愛称まで、いきなりかっ飛ぶのは、割と良くあることだった。元々細かい事にはこだわらない性格なのだ]
ん、ちゃんと楽しむつもりだから、心配しなくていーって。ほら、お菓子食べようぜ。美味そうだなあ。
[にこやかに言って、エレオノーラをエスコートするように木の下に。
手を伸ばして最初に枝から取ったのは、パンプキンプリンだった。小さなカボチャの中にプリンが入っているという凝り様に、ちょっと驚きつつも]
はい、どうぞ。
[先にエレオノーラに渡したのも、やっぱり母の教育の賜物だった]
/*
まあ、なんつーかね、朝方、鳩で確認した途端、予想通りすぎて吹いたとかね。
相方もまあ、うん、そうでしょうねって感じで。
とりあえず、あっちの灰が緑の草原になることは間違いないと思われる。
きっと「お前かwwwww」
とか言われるんだぜ。
― 中庭・木の傍 ―
[フワフワ][キリルたちと連れ立って、中庭の端からお菓子の木の近くへと戻る]
レイス…。
[シュン][明るい笑顔が一瞬だけ曇った]
[昔は一緒に遊んだお友達]
[その美声が沖の船まで届くようわざと風を流してみたり]
[気に入った人間が乗る船だからと邪魔をして喧嘩してみたり]
[大好きだった声がここでは聞けなくなったのは寂しいこと]
[でもお茶会に哀しい物語は似合わないと首を振った][フルフル]
存外なお久しぶりになっちゃったわね。
ここで会えて嬉しいわ。
[顔を伏せてしまったお友達>>1のそばに寄って]
[昔と同じく戯れるように背中から首へ腕を回した][キュッ]
/*
レイスさんとオリガちゃんかわいい...
ニキータさんとエレオノーラさんもかわいい...
グレゴリーおじさま単体かわいい...
なにここ天国...
[ふと、名を呼ばれたような気がして振り返る。
目に入るのは、何か探すような仕種のオリガ。>>15]
お、あれ、綿菓子?
ホントになんでもあるなあ。
[その手にあるふわふわとした物に気づいて呟いた、直後。
……物凄く、嫌な気>>8を感じてそちらを振り返り]
……ちょ、まてぇぇぇぇぇっ!!!!!
[炎が見えた瞬間、絶叫と共に、先ほどよりも高く飛び上がった。
それでも、タルトの乗ったプレートは保持しているのはさすがというべきか]
……あっぶね……ちょっとアレ、シャレにならんぜ。
[はあ、とため息一つ落とす。
『金』の属を宿す身にとって、相剋の関わりにある『火』は大の苦手だったりする。
なので、グレゴリーへの警戒レベルがちょっと上がったのは、多分已む無し**]
/*
いやあ、うん。
これはやらんとね、と思っていたのさw
つかあれだ、一人だけ五行ベースの属性ですまねー。
……いやあ、これだと設定的にも守護やりやすいんよ……!
『金』と『木』も相剋だからさ……!
― 回想 ―
[泣き濡れた眸に、ぎょっとしておろおろとうろたえ]
あ、わ、私、何か失礼をしてしまったかしら…?
[自分が泣かせてしまったかと勘違いしている様子]
ドミニカさん、ね。
あの、宜しくお願い致します。
バンシー…お屋敷の本で一度読みました。
[本物を見るのは初めてだった。微笑みは見せないとの記述を思い出しつつ]
ああ、笑顔になられるときっと可愛らしいのに…
[独り言をぽつり]
― 回想終了 ―
[ユーリーの挙手>>18を見]
あ、こ、今日はミスタ。キリルと申します。
[スカートの端を摘み上げ、御辞儀を]
はい、喜んで淹れさせていただきますわ。
…ミスタ、砂糖は御入よ…ぅうううう?!
[目に映る炎>>9に、メイドとは思えないような声を上げて]
なん、ななな…ひ、火?
[ぎしぎしと音が成りそうなくらい、機械的な動きでグレゴリー>>10に近づき]
み、みみみミスタ、はっ、拝見いたしました所火の御方かと存じますがっと、とと突然噴かれると、お、お、驚きますったら!
[挨拶も吹き飛んで、思わず語気強めに詰め寄る。
普段ならばだんだんと音を立てているような仕草でも、鳴るのは衣擦れの音のみ。
…少し、迫力に欠ける。]
/*
おぉフルボッコ
さーて、どうかえそうかねー
嫌味にするかカッとするか・・・若者はおちょくるのが一番かなー?
[ニヤニヤニヤ]
─ 中庭 ─
うんまぁあの人が落ち着いてるとこって俺も想像つかねーけど。
って、また?つーか今度は魚?
こないだ狼男と結婚するとか言ってたのは破談?
[ニキータがどこかに向かい歩き出す少し前。
>>0:128彼の母親の近況に目を丸くした。
彼女と出会ったのはどれほど前だったか、その美しさは一目見ただけで神の宝認定するに相応しいものだった。
すぐさま守らせてくれないかと声をかけたのをプロポーズと誤解されて頬叩かれたというのは余談、だが。
そういう経緯で知り合って以来、結婚だの付き合うだのという話はもう何回聞いただろうか。
そのたびに護るだけじゃなくてちゃんと恋愛しなさいよと説教食らうのも、まぁ、余談。
そんな恋多き女性の息子の災難?を目の当たりにしつつ、口に出したのはある疑問。]
なぁ、あの女の子ってさっき本だったよな?
精霊…とも違うみたいだけど。
[感覚的に自分とは違う系統の人外だと判断し、横にいるユーリーなら知ってるか、と問いかけた。]
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