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―朝・村の入り口付近―
[比較的早い朝に目をさますと、軽く身支度を整えいつもの黒ローブ姿に。
宿屋の女将かアーベルとすれ違うことがあったなら散歩に行く旨を伝えて外へと。
雨はすっかりとあがっていたが、足元の様子はあまりいい状態ではなかった。
なにやら騒がしいのにはすぐに気付き、あてもない散歩は自然と足がそちらへと向く]
おはようございます。
なにかあったのかしら?
[自衛団に話しかけると、いかにも怪しい風貌の自分に警戒の様子を示しながら、村の入り口が通れなくなったことを伝えられた]
そう…、
それは大変ね。
[その言葉にどこか苛立った様子でみられたが気にした様子もなく。
さらにそれに苛立った様子で用がないならもう行ってくれと追い出すような言葉をかけられ、大人しく立ち去ろうとしたところに別の団員が慌てた様子でやってくる]
― 宿屋 ―
ほんっとわけわかんねーな。
[ブリジットが首を傾げるのに、何でもないと此方は首を横に振る]
ん?
重いだろ、今でも良い。
読み終わったのか。
[彼女が読むのには少し難しかったかもしれないと渡した本。
返すと聞けば、驚いたような視線を向けて、それから笑った]
お前随分勉強したんだな。偉いな。
はい、ミリィさん。
[ミリィの前には、ビスケットとジャムに合うお茶をサーブして。]
はい、ライヒとノーラさんの分。
ミリィさんと同じ紅茶だけどね。
[にこ、と二人に優しい笑みを向け]
香りと眼だけでも楽しんで、ヨハナの婆ちゃん。
[と、珍しい花茶をヨハナの前に置いた。]
―宿屋―
こんにちは、始めまして…だったかしら。
ヨハナ・カウニッツと申します。
[あまり見覚えのない顔だから旅人か商人かと、ノーラの眼差しや周囲の説明から、視線が合えば改めてそう頭を下げ名乗りもする。ノーラと過去会った事があっても、老女の頭からはするりと名は落ちていた。]
あ…ああ、いえ。
私は大丈夫よ。
[ウェンデルの大丈夫、との声には、勤めて穏やかにそう告げて。]
説明は……そろそろしてくれるとは思うのだけど。
[件の夫はまだ現れてないようで。
ならばまた人が集まるのだろうかと、心配そうに宿の入り口の方をちらと見た。]
─ 外 ─
うん。
手、繋いでもらう。
[エーリッヒから差し出された手をぎゅっと握る。
手から伝わる温もりは、悲しい気持ちをじんわりと和らげてくれて。
彼とゲルダの顔を見上げて、えへへ、と笑った。]
/*
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10802165
今、コレをエンドレスリピートなう
―宿屋―
[エーリッヒとロミが手を繋ぐ様子を見る目は少し、柔い。
そのままゆっくりと道を歩み、やがて宿屋に着く。
自警団員の姿が入り口に見え、少し眉を寄せた]
…な、なんでも、ない、よ
[物騒めく空気を否定したいのはロミの為だけでもなく。
扉を開けば見知った顔がいくつも見え、会釈をした]
―宿屋―
あらあらまぁまぁ…。
ありがとう、アーベルくん。気を使ってくれて。
[どこか沈んだようにも見えていたのだろう。アーベルの心遣いに、宿に来てから初めて目元に皺を沢山刻んだ笑みを向ける。
今は花茶に手をつける事なく、茶器の中に咲く花を、皺だらけの手を合わせ、ほんのり嬉しそうに見つめていた。]
―宿屋―
……。それは大変。
[横から聞いた初めての事実>>248に、僕は瞬きました。
瞬きましたが、台詞は他人事のように聞こえたかも知れません。事実、僕には村から出る用事もないので8割他人事でした]
読めたよ。頑張ったよ。
[なのですぐに意識も、本の話題>>255へ切り替わります。
褒められたのは素直に嬉しかったので、ちょっと胸を張ってみせました。
初めて本を開いた時、見栄を張った事をちょっとだけ後悔したのは内緒です]
……。うん、それじゃ、今返しておくね。
ありがとう。
[テーブルの上の本を両手で持ち上げて、まっすぐ彼に差し出しました]
― 宿屋 ―
[人が集まりつつあるその場所で
女は壁に背を預けたまま、双眸を閉ざしていた。
仕事の疲れがまだ取れきらぬのか白い肌に血の気は薄い。
微動だにせず其処にあれば、まるで人形か置物のようか。
自衛団長が来るまでの間。
その待ち時間を、休息にあてる]
皆、朝から呼び立ててすまないの。
[呼んだ者達が集まった頃を見計らって宿に入り、全員の顔を見回す。妻の上でも動きが停滞することはなかった]
しかし、大切な話があるのじゃよ。
この村の存亡にも関わるな。
─ 宿屋 ─
ああ、基準はわからんがな。
[名を呼ぶ声>>252にミリィを振り返って軽く肩を竦め。
紅茶が出される>>256と、少しだけ、表情を和らげた]
いや、十分。
ここの茶は、また格別の味があるからな。
[そんな言葉と共に、微かな笑みを返して]
あの雨で、外の河が氾濫したらしい。
で、水が流れ込んで、通れなくなった、と。
水の状態は見てないが、一日二日でどうにかなる、って感じじゃあなさそうだった。
[紅茶を一口味わってから、素っ頓狂な声を上げるウェンデル>>260に説明を重ねた]
[定食を用意してくれるアーベルには、笑ってサンキュと言葉を告げる]
いやー持つべきものは友だよなぁ。
[ヨハナの様子には首を傾げる。
しかし大丈夫と言うのには頷き]
説明してくれんなら待つわ。
しゃーねぇし。
[そんな事いって食事に手をつけることにある]
「おい、例のあれ、団長から話があるそうだ」
[なにか興味深そうなひそひそ話をはじめ…、断片的に死体とか人狼とか聞こえてきた。あるいは気のせいだったかもしれないが、ローブに隠れた目をとても輝かせて]
ねぇ、お話聞いてもいいかしら?
後、それ、とても興味があるから是非とも見たいわ
[突然、怪しげな人物がそんなことを言っても聞き入れてもらえるわけもなく]
「あのな、俺らは仕事してるの仕事!
ガキの子守りしている暇なんてないんだよ!」
[体格と声からばっちりと子供だと思われたらしい。
それでも食い下がろうとすると軽くつきおされ、体格差もあって団員が思ったよりも勢いよくその場に尻餅]
きゃっ!
[短い悲鳴にさすがにばつが悪そうにしながら、手を差し出され、お前がしつこいのが悪いんだなど言い訳のようなものを団員はつぶやいていた。
フードは倒れたときの勢いでめくれて、幼い顔立ちが団員を見上げるとなおさら相手はばつがわるそうにしていた]
「あ、もしかして、ベアトリーチェさん?
団長が宿屋で大人しくしてるようにって、いってました」
[それまでどうしたものかと様子を見ていたもう一人の団員が唐突に思い出したようにそう伝えてきて、自分を助け起こしたあとの団員に耳打ちをしている。
あの人あれでも20歳らしいとか、俺より年上かよとか聞こえ、向けられる目は奇異のものを見るようなものに]
そう…、
じゃあ、またあとでお話を聞かせてもらうわ。
[フードをかぶると、その場を今度は大人しく去っていった。
言外に聞くのは諦めていないことをさりげなく残していた]
子供達も、人狼の御伽噺は聞いたことがあろう。
だが……あれはそれだけの存在ではないんじゃ。
[何か言い出そうとする者があっても手で制して話を進めた]
牙と爪を持ち、人を食らう存在。
それは現実に存在するものなんじゃ。
…信じられぬ者も多いかの。
だが、儂はその存在を、直に知っておる。
[左袖を捲くって、そこに埋め込まれた銀色を見せる]
おう。
[ブリジットから本を受け取る方は、片手を伸ばしてがっつり掴む]
また借りにくりゃいいよ。
好きなん選ばしてやるから。
[やばそうなものは勿論選別するが。とは言葉にせずに。
ライヒアルトの言葉を聞いて、はぁーと溜息を吐いた]
ひでえのな、随分。
っと、お。
[やってきたギュンターの話が始まれば、フォークを口に咥え、話を聞きはじめる。行儀が悪い]
ううん、当たり前の事をしただけだよ。
[にこ、とヨハナの礼>>265に嬉しげに笑みを向けて。
ライヒの言葉>>269にも、嬉しい笑みが浮かんだとか。]
ほい、ウェンデル。
ブリスのはその量で大丈夫?
[とんとん、と二人の前に、よそったものを置いて。
今日はキノコの野菜炒めがメインです。
団長の姿が見えれば、青年にしては珍しく少々眼が座ったが。]
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