87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─
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― 大広間 ―
[外の様子をリディアから伝え聞く>>179]
森のほうだけ。
聞こえる雨の音はそちらからのものなんですね。
お屋敷の上だけ、降っていないなんて――…
不思議、ですね。
[一時であるならそういうこともあるかもしれない。
けれどそれが続くなら何らかの力が働いている可能性が過る]
あ――…、いえ。
屋敷の中で迷っては大変ですから
探検に行ったベルナルトさんやジラントさんが戻ってきたら
きいてみることにします。
[彼女の厚意だけ受け取り笑みを向けた]
(189) 2013/09/08(Sun) 23:23:22
― 大広間 ―
え、はい。
おやすみ、なさい……?
[そんな折、メーフィエさんが休んでくる>>181と言う。
挨拶を向けながらちょっと首を傾げたのは、ボクに向かう声の調子が他の時と少し違った気がしたからだ。
気のせい、だろうか]
(190) 2013/09/08(Sun) 23:27:40
月が紅くなければ――…、と。
それならアナスタシアさまの言う全てがそうとは限らない事に
なるんじゃないかな、って。
そんな風に思って、――…、なので。
[それだけなのだと言い添える。
キリルの位置からも月は確認できぬらしいとしり>>186]
見えないなら、いいんです。
[ぽつ、と口にし気にしていないという風に微かな笑みを湛える]
(191) 2013/09/08(Sun) 23:28:36
道なぁ……。
ありゃぁありがたいが……。
[もし、そんなもの>>185があったとしても、かなりの長さになるよなぁ、などと真面目に考えながら。
一瞬だけ、来た方向を振り返る。
他の連中の事も気にかかるものの。]
ま、ここまで来たなら、ついでだぁな。
[呟いて、ベルナルト>>187と共に奥へと歩き出す。
空気は更に冷え、土の臭いが混じり出す。]
(192) 2013/09/08(Sun) 23:33:14
─ 三階 ─
[一階から二階、そして三階へ上がって、足を止める。
この階に上がるのは二度目だが、一人で来たのは今が初めて。
先に来たときも怖い程だった静けさは、一人で受けるとより重苦しさを感じて]
…これだけ静かということは。
ベルナルトさん達は、もう移動されたかな。
[ぽつり、呟いた声は思いのほか大きく聞こえた。
流石に一人でここの主人と面会したいとは思えず、階下に戻ろうとして、ふと窓の外に視線を向け]
…あれ?
(193) 2013/09/08(Sun) 23:34:29
メーフィエさんも、ゆっくりお休み下さい。
――…私も、もう少ししたら部屋を借りて
休ませて貰おうと思います。
[メーフィエから念押すような響きを受けて素直に頷く。
サーシャから眠たげな気配をその声>>184から感じると]
サーシャさんも、そろそろ休んで下さい。
さっきからずっと付いていて下さって……
明日に障っては申し訳ないです。
[視線をその隻眼へと向けて案じる響きをのせた]
(194) 2013/09/08(Sun) 23:35:40
アナスタシアは、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 23:38:05
─ 三階 ─
[最初、それが何に対してか解らぬまま感じる違和に首を傾げた。
そのまま、窓を暫し見つめて、はたり瞬く]
…雨が、降ってない?
[否、降ってはいる。
降ってはいるが、なにやらおかしい降り方をしているように思えて。
それを確かめに、向かったのは主人の私室と反対方向]
(195) 2013/09/08(Sun) 23:38:24
― 地下ニ階 ―
……なんじゃこりゃ。
[思わず声に出た。
地下墓地も当然踏み入れたのは初めて。
けども、そこにあるのが墓標と気付くのは容易で。]
……ぞっとしねぇな。
[入口近くの墓標を見て回る。
名前と、没年が記されていた。]
妙だな……。
姓がばらばらだ……。
もしかして、こんな屋敷じゃぁ、メイドの墓も一緒にすんのかね?
(196) 2013/09/08(Sun) 23:39:05
― 大広間 ―
外に出るか、バルコニーのような開けた場所があれば?
[キリル>>186の疑問に、私は同じ方向に首を傾げながら答える]
そうですね、思っていたよりずっと大きなお屋敷ですから。
そういう部屋があるか、確認してからにしてみます。
[話題にしたオリガ>>189は見えなければいい>>191と言ったけれど、私は少しそわそわしながら言った]
(197) 2013/09/08(Sun) 23:42:22
─ 大広間 ─
ああ、うん。
それならオリガを部屋まで送ってから休むよ。
薬とか、傍にあった方が良いだろ?
[部屋を借りて休むと聞こえて>>194、オリガが僕を案じる様子に僕はへらりと笑った。
返す言葉の中に荷運びを手伝う旨も含める。
眠さもあってこの屋敷のこととかは一旦思考の中から追いやった。
こういう時は考えたって答えは出て来ないから]
(198) 2013/09/08(Sun) 23:43:39
─ 展望室 ─
……これ、は。
[ほぼ四方が硝子張りのその部屋からは、空も森もはっきり見て取れる。
自分の視界に映るのは、変わらず雨が降り注ぐ森と]
なんで、此処だけ。
[この屋敷の上だけくり抜かれたように、ぽっかりと晴れた夜空と、紅い月>>#4。
驚きに、呆然と空を見上げて]
(199) 2013/09/08(Sun) 23:44:44
─ 地下二階 ─
なんだ、って。
……地下墓地……ってとこかね。
[他に言いようもなく、最初に返せた言葉はそれ。
ジラントの疑問>>196の声に、彼が見ている墓標を見やり]
いや……さすがに、そこはわからんけど。
……明らかに、メイドとは思えない男性名もあったりするのが気になるなあ。
ここに来てから、男の使用人って、ぜんっぜん、見てない気がするし。
(200) 2013/09/08(Sun) 23:47:30
― 大広間→客室 ―
[リディヤ>>179が「確認してきて」みようかと言ったことは聞こえていたが、自分も共に行って確かめようとは――今は、できなかった。
だからただ、サーシャ>>184やキリル>>190、オリガ>>194に、おやすみの言葉を告げて。
ひとり、二階の客室へと戻っていった。
部屋に入れば、アレクセイ>>171が言っていた言葉の通りに、皺の無い新しい毛布がベッドの上に掛けられていた。
あの時も、ありがとうの言葉は彼に対して伝えたが。
その一言では足りないくらいの温かさが、毛布に包まれば感じられた。
そんな温もりに、浸り込みそうになるけれど]
…………逃げてちゃ、いけない、よね。
[誰も居ない、ひんやりとした客室で。
紅い、紅いドレスの主が告げた『ゲーム』を――意識に刻みつけられたその決まり事を、思う。*]
(201) 2013/09/08(Sun) 23:49:01
― 大広間 ―
[話を聞きながら、胸に置いた手を額に運ぶ。
視線はうかがうようにやや上を向いて熱をはかろうとした。
はっきりとした温度はわからないけれど
さきほどまで感じていた熱っぽさも薄れているような気がする]
お薬、効いてきたみたいです。
[ほっとしたような、熱が下がった事を喜ぶような
そんなはにかむ笑みを浮かべて部屋に残る者にそれを伝える]
(202) 2013/09/08(Sun) 23:50:09
― 大広間 ―
お疲れ様です、メーフィエさん。
[今が辛いとは感じていなかったので、私は目を瞬きながら部屋に戻るメーフィエ>>181を見送った]
(203) 2013/09/08(Sun) 23:56:25
[ベルナルトの指摘に、再び墓標を見返す。]
ああ、ホントだ……。
[記された知らぬ男の名を、指でなぞる。]
そういやいなかったよなぁ……。
メイドが何人いるか知らんが、男手がまったくない、ってのも妙な……。
それに……。
[奥の方を見やる。]
いくらなんでも、数が多い気がすんだよなぁ……。
(204) 2013/09/08(Sun) 23:56:35
─ 展望室 ─
………、あ、ぁ。
本当に、紅い。
[言の葉に落としたのは、女主人が告げた、ゲームの始まりの合図]
(205) 2013/09/08(Sun) 23:58:52
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